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Core i7-10700Kの性能・スペックや特徴を比較!ベンチマークに最安値情報も

2020年7月3日

ついに販売された第10世代のIntel Coreシリーズ。

その中でも今後一番人気のモデルとして売れ続けそうなのがCore i7-10700Kです。

今回はそんな『Core i7-10700K』の性能・スペックや特徴から、旧世代モデル・ライバル製品との比較、各種ベンチマーク性能、そして最安値情報におすすめ搭載モデルまで網羅してみました!

Core i7-10700Kに興味がある、購入したい、搭載BTOパソコンが欲しいという人はぜひ参考にしてみてください♪

Core i7-10700Kの基本性能・スペック・仕様

名称Ryzen9 3900X
世代第10世代
CPUコア数8
スレッド数16
基本クロック3.8GHz
最大ブースト・クロック4.7GHz(マルチコアのみ場合)
5.1GHz(シングルコアのみの場合)
L1キャッシュ合計512KB
L2キャッシュ合計2MB
L3キャッシュ合計16MB
内蔵グラフィックスUHD グラフィックス 630
製造プロセス14nm
ソケット形状LGA1200
対応メモリDDR4-2933(最大128GB)
対応PCIeGen3
消費電力(TDP)125W
発表時の小売価格(MSRP)374ドル
Amazonの現在価格59,940円

公式https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/processors/core/i7-processors/i7-10700k.html

第10世代Core i7-10700Kは、2020年の5月20日から国内で販売が開始されたIntelの最新CPUです。

ライバルであるAMDの第3世代Ryzenシリーズが非常に高コスパなため、前世代である第9世代のCoreシリーズは比べられるとイマイチ魅力に欠けてしまっていました。

そんな状況を挽回するべく新たに登場したCore i7-10700K。はたしてどれだけの性能を持っているのか、非常に注目が集まります!

 

Core i7-10700Kの特徴やおすすめポイント

Core i7-10700Kの特徴やおすすめポイントには以下のようなものがあります。

  • 前世代の最上位モデルと同等の性能を実現
  • 8コア16スレッドとマルチコア性能が大幅アップ
  • 価格が5万円台とコスパが向上

順に解説していきましょう。

 

前世代の最上位モデルと同等の性能を実現

Core i7-10700Kは、i7というグレード名を見てもらえればわかるようにCoreシリーズとしてはフラッグシップ(最上位)の次の「ハイエンド」に位置するクラスのCPUです。

なので十分高性能ではありますがトップレベルではありません。

ですが第10世代になったことでの大幅な性能向上により、前世代のフラッグシップモデルであるCore i9-9900Kに匹敵するパフォーマンスを発揮するようになりました!

詳しくはこのあと比較して解説しますが、これは大きな魅力の一つとなっています!

 

8コア16スレッドとマルチコア性能が大幅アップ

どんどんマルチコア化が進むCPU業界ですが、第10世代Core iシリーズもしっかりとパワーアップしています。

前世代までの同クラスであるCore i7-9700Kは8コア・8スレッドでしたが、今回のCore i7-10700Kではコア数こそ8コアと変わらないものの、スレッド数が倍の16に増加しています!

スレッド数とは簡単に言えばそのCPUで同時に処理できる作業数のことなので、単純に見ると9700Kよりも倍の処理を一度に行えるということになります。

しかも一つのコア辺りの性能の目安となるクロック周波数も向上しているので、全体的に大きく性能が上がったと言えるでしょう。

 

価格が5万円台とコスパが向上

非常にパワーアップしたCore i7-10700Kですがそれとは逆に価格は2020年7月時点で5万円台と、Intel CPUとしてはかなり控えめです。

おそらくライバルであるAMDの第3世代Ryzenシリーズがもの凄く安く販売されたことが大きく影響しているとは思いますが、発売当初はかなり価格を盛っていることを考えても安いと思います。

海外での発表時による小売価格も374ドルと前世代の9700Kと同じで、性能的に同等となるCore i9-9900Kでは499ドルだったことを考えるとコスパが大きく向上していると言えるでしょう。

性能が大きく向上して逆に価格は安くなっているという、後継機としては非常に魅力的な内容ですね!

 

Core i7-10700Kと前世代モデルとの比較

それでは気になるCore i7-10700Kと前世代までのモデルを比較してみましょう。

対象として選んだのは前世代の同クラスモデル『Core i7-9700K』と、これまでの一般向けモデルとしては最上位だった『Core i9-9900K』です。

同クラスの旧モデルよりも優れている点は青色にしています。

名称Core i7-10700KCore i7-9700KCore i9-9900K
世代第10世代(Cometlake-S)第9世代(Skylake-X Refresh)第9世代(Coffee Lake Refresh-S)
CPUコア数888
スレッド数16816
基本クロック3.8GHz3.5GHz3.60GHz
最大ブースト・クロック5.1GHz(全コア使用時は4.7GHz)4.5GHz(全コア使用時は4.4GHz)5GHz(全コア使用時は4.7GHz)
L1キャッシュ合計512KB 512KB512KB
L2キャッシュ合計2MB2MB2MB
L3キャッシュ合計16MB16MB16MB
内蔵グラフィックスUHD グラフィックス 630UHD グラフィックス 630UHD グラフィックス 630
製造プロセス14nm+++14nm++14nm++
ソケット形状LGA1200LGA1151(第2世代)LGA1151(第2世代)
対応メモリDDR4-3200(最大128GB)DDR4-2666(最大128GB)DDR4-2666(最大128GB)
対応PCIeGen3Gen3Gen3
消費電力(TDP)125W95W95W
発表時の小売価格(MSRP)374ドル374ドル499ドル
Amazonの現在価格59,940円44,228円57,610円

こうしてみるとコア数やキャッシュ容量、内蔵グラフィックスなどは変わりませんが、それ以外は全体的に性能アップしていることがわかりますね!

特にスレッド数は前述したように16とi7-9700Kから倍増していて、これまでのフラッグシップモデルであったCore i9-9900Kと同じになっています。

更にベースクロックは3.8GHz、ブーストクロックは最大5.1GHzと、こちらはなんとi9-9900Kさえ上回る数値となっているのにびっくりです!「Core i9-9900Kと同等クラス」というのは伊達じゃないですね。

メモリもより高速なDDR4-3200に対応するようになったので、CPUだけじゃなくPC全体に大きく影響するパワーアップとなっています。

ただ注意点として、消費電力の目安となるTDPがCore i7-10700Kでは125Wと大きく増えています。この数値はCPUとしてはかなり大きめです。

なので消費電力を気にする人は今後更に値下がりが考えられる前世代のCore i7-9700Kやi9-9900Kを購入するのもアリですね。

 

Core i7-10700Kと競合製品との比較

続いてCore i7-10700Kと他社のライバル・競合製品との比較です。

i7-10700Kのライバル製品としては、AMDの8コア/16スレッドCPUである『Ryzen7 3700X』、そして価格帯的に競合となりえる『Ryzen9 3900X』をチョイスしました。

こちらでは前世代モデルよりどれだけ性能が変わったかという単純な比較ができないので、それぞれのCPUの中で優れているものを青色にしています。

名称Core i7-10700KRyzen7 3700XRyzen9 3900X
世代第10世代(Cometlake-S)第3世代(Zen3)第3世代(Zen3)
CPUコア数8812
スレッド数161624
基本クロック3.8GHz3.6GHz3.8GHz
最大ブースト・クロック5.1GHz(全コア使用時は4.7GHz)4.4GHz4.6GHz
L1キャッシュ合計512KB512KB768KB
L2キャッシュ合計2MB4MB6MB
L3キャッシュ合計16MB32MB64MB
内蔵グラフィックスUHD グラフィックス 630無し無し
製造プロセス14nm+++7nm7nm
ソケット形状AM4AM4AM4
対応メモリDDR4-3200(最大128GB)DDR4-3200(最大128GB)DDR4-3200(最大128GB)
対応PCIeGen3Gen4Gen4
消費電力(TDP)125W65W105W
発表時の小売価格(MSRP)374ドル329ドル499ドル
Amazonの現在価格59,940円39,978円65,236円

まず同コア・同スレッドである第3世代Ryzen7 3700Xと比較してみましょう。

シングルコアの性能の目安となる動作クロック数・ブーストクロック数はどちらもCore i7-10700Kのほうが優勢で、ここはさすがIntelといった感じです。

特にシングルコアを使ったときだけではあるものの、5.1GHzという数値はRyzen7 3700Xの4.4GHzを大きく引き離しています。Intel製CPUがゲームに強いと言われている一つの理由ですね。

また内蔵グラフィックス機能もCore i7-10700KはUHDグラフィックス630を搭載していますがRyzen7 3700Xは未搭載となっています。

ただこのあたりはグラフィックスボードを購入する場合は気にしなくても大丈夫です。というかゲーム用で購入する場合はグラフィックスボードは必須で、UHDグラフィックス630だけでは非力です。

キャッシュ容量に関しては全体的にRyzen側が優れていますね。またPCIeも3700Xは最新のGen4に対応しているのに対し10700KはGen3なので、M.2 SSDの速度に大きな差が生まれそうです。

そして一番大きく違うのは消費電力。Core i7-10700Kは最大5.1GHzという高いクロックのせいもあって125Wですが、Ryzen7 3700Xは製造プロセスが7nmということもあって65Wと非常に低消費です。

というかこれだけの性能でTDP 65Wという3700Xが異常なだけの気もします。(笑)価格も3700Xのほうが2万円ほど安くなっているのもポイント。

 

次に価格がやや高めですが十分競合となるRyzen 9 3900Xと比較してみましょう。

ここでもやっぱりCore 7-10700Kのシングルコア性能の高さが際立ちます。Ryzen7-3700Xに比べてそれぞれ0.2GHz向上しているRyzen9 3900Xのクロックですが、それでも10700Kの数値には届きません。

ただそれ以外のスペックは全体的にRyzen9 3900Xのほうが上です。マルチコア・スレッドはそれぞれ12コア・24スレッドと圧倒的で、キャッシュ容量や対応PCIeも3900Xが優れています。

TDPもCore i7-10700Kが125Wなのに対し、Ryzen9 3900Xはそれより20W低い105W。

第3世代Ryzenシリーズは製造プロセスが7nmと第10世代Core iシリーズより微細化しているので、消費電力に関してはRyzenシリーズが有利となっています。

 

約6万円のCore i7-10700Kと約6.5万円のRyzen 9 3900Xを比較した場合はシングルコア性能重視なら10700K、マルチコア性能重視なら3900Xで選ぶのが良いと思いますが、注目はRyzen7 3700Xですね。

3700XはCore i7-10700Kよりシングルコアの性能自体は落ちるものの、それ以外のスペックが同等以上でかつ消費電力は半分ほど、それでいて価格が約1.5万円も安くなっています。

Core i7-10700Kも前世代に比べるとコスパが大きく向上しましたが、Ryzen7 3700Xはやばいですね・・・。

Core i7-10700Kはまだ登場したばかりということもありますが、それでもRyzen7 3700Xは安すぎです・・・

 

Core i7-10700Kのベンチマーク性能まとめ

では続いてCore i7-10700Kの具体的なベンチマーク性能についてまとめたいと思います。

ベンチマークの測定結果は海外のデータサイトTECHPOWERUPから参照させて頂きました。

比較対象として、

Intel・・・、、Core i5-10400FCore i5-10500Core i5-10600KCore i7-8700KCore i7-9700KCore i7-10700Core i7-10700KCore i9-9900KSCore i9-9900KCore i9-10900K

AMD・・・Ryzen7 1800XRyzen7 2700Ryzen7 2700XRyzen5 3600Ryzen5 3600XRyzen7 3700XRyzen9 3900X

が用意されています。

また今回のメインとなるCore i7-10700Kは、「通常のもの」、「オーバークロック(OC)したもの」、「Turbo Boost Maxテクノロジーを使ったもの」の3パターンが測定されています。

以下テスト環境です。

CPUCore i7-10700K第8、第9世代Core iシリーズ第3世代Ryzenシリーズ第1、第2世代Ryzenシリーズ
マザーボードASUS Z490 Maximus XII ExtremeCore i9-9900KS: ASRock Z390 Phantom Gaming X
他: ASUS Z390 Maximus XI Extreme
ASRock X570 TaichiMSI X470 Gaming M7 AC
OSWindows 10 Professional 64-bit
メモリDDR4-3200 16GB(8GB*2)
GPUEVGA GeForce RTX 2080 Ti FTW3 Ultra
ストレージ1TB SSD
電源Seasonic SS-860XP
グラフィックドライバNVIDIA GeForce 430.63 WHQL

基本的にマザーボード以外は同一環境となります。(チップセットドライバなどの差は除く)

では見ていきましょう!

 

Core i7-10700Kのレンダリング性能

まずは定番のレンダリングベンチマークソフトの性能をチェックしていきます。

 

Cinebench

人気ベンチマークソフトCinebenchでは、マルチコア・シングルコアそれぞれのスコアが掲載されていました。

マルチコア性能はやはりRyzen9 3900Xが非常に強く、他を圧倒する7157というスコアを叩き出しました。

ですが2位がCoreシリーズの最上位i9-10900K、そして3位が今回紹介するCore i7-10700Kと、第10世代Coreシリーズのマルチコア性能がどれだけ上がったかがわかりますね。

ただ3位に上がっているのはオーバークロックしたモデルで、通常のものは5位にランクインしています。それでも十分な速度ですけどね!

 

そしてシングルコア性能はやはり高いですね。

通常のモデルでも4位にランクインし、オーバークロックした場合はなんと最新の最上位モデルであるCore i9-10900Kをも凌ぐ結果となりました!

もちろんi9-10900KもOCすれば負けてしまうでしょうが、より安価なi7-10700Kでも使い方次第で上位モデルに勝てるというのはかなり魅力的ではないでしょうか。

 

Blender

続いてBlenderでのテストです。Blenderでは処理が完了するまでの速さを競うので、数値が低いほど高性能になります。

こちらでもRyzen9 3900Xがダントツで早く、159.2sという驚異的な数字となりました。次点がCore i9-10900Kの192.9s、そして3位がCore i7-10700Kのオーバークロック版で201.2sです。

CinebenchではライバルのRyzen7 3700Xにシングル・マルチともに勝っていましたが、Blenderでは通常版の性能は3700Xに惜しくも届かず、230.4sとなっていました。

ただ僅差なのでこの辺りは何回かテストすることで結果が変わりそうな気がします。

 

Corona

続いてはCorona。Blenderと同様、数字が低いほど高性能です。

こちらもRyzen9 3900Xが安定の1位をキープ。3900Xはレンダリングに強いですね~!

3900Xから20秒ほどの差を出して第10世代のCore i9-10900K、その次がオーバークロックしたCore i7-10700Kとなっています。

 

KeyShot

KeyShotはフレームレートでスコアを算出する形のベンチマークソフトとなっています。

ここでもやっぱりRyzen9 3900Xがダントツのスコアを発揮。

注目のCore i7-10700KはOC時とMax Turbo時のスコアは高いものの、通常時がRyzen7 3700XやCore i9-9900KSに負けているのがやや気になりました。

 

Core i7-10700Kのエンコード性能

次にCore i7-10700Kの動画・音声データエンコードのベンチマーク性能を見てみましょう。

 

H.265/HEVC

まずは4K動画などで使われているH.265/HEVCのエンコード速度から。

Core i7-10700Kではオーバークロックモデルが3位に、続いてTurbo Boost Maxモデルが4位、そして通常モデルが6位という結果となりました。

エンコード処理はマルチコア性能がかなり重要で、これまでのIntel製CPUではCore i9シリーズを除いてあまり良い結果を出せていませんでした。

ですが今回の第10世代からはこのように競合製品に負けない高い結果が出ているので、マルチコア性能が大幅に上がったことがわかります。

 

H.264/AVC

続いてBlu-rayや地デジなどで使われるH.264/AVC、MPEG-4の圧縮変換速度です。

ここでも1位はダントツのRyzen9 3900Xですが、2位~6位までは今回のCore i7-10700Kと、前世代のフラッグシップモデルであるCore i9-9900KSが独占という結果になりました。

やっぱりエンコード性能が全体的に向上していますね!

 

MP3

最後はMP3の音声ファイルにエンコードした場合のテストです。

先程までの動画のエンコードと違い、音声のエンコードに関してはIntel製CPUが1位~13位までと、AMD製CPUを圧倒しています!

特にこれまでダントツなスコアで1位をキープしてきたRyzen9 3900Xがここに来て14位と大幅に順位を落としているのにびっくり。

どうもRyzenシリーズは動画のエンコードには強くても音声だけの変換は苦手なようですね。

 

Core i7-10700Kのゲーム性能

最後にCore i7-10700Kのゲームタイトルごとのベンチマーク性能についてチェックしていきましょう。

なお各ゲームの設定はウルトラ(最高)画質のフルHD(1920*1080P)となっています。

 

バトルフィールド5

人気FPSのバトルフィールド5では、通常モデルが3位、オーバークロックとターボモデルがそれぞれ7位、8位と通常モデルより低い結果となりました。

この辺りは今後最適化が進むにつれ変わってくると思います。

そんな中で意外にも健闘しているのが下位モデルであるCore i5-10600K。僅差ではありますが10700Kを上回る2位という結果になりました。

以前からCore i5シリーズはゲーミング用途としてコスパが高いCPUということで知られていましたが、第10世代になってもそれは続いているようですね。

 

アサシンクリード:オデッセイ

アサシンクリード:オデッセイではCore i7-10700、10700K、そして第9世代のCore i9-9900Kが高スコアを叩き出しました。

バトルフィールドVと違ってCore i5-10600Kは大きく順位を落としましたが、10700Kは安定して上位をキープしています。

また動画のエンコードで強みを発揮したRyzenシリーズは軒並み下位となっているので、やはりゲームはシングルコア性能の高さが大きく影響しますね。

 

Metro:Exodus

メトロシリーズの新作:エクソダスでも第10世代Core iシリーズが猛威を奮っています。

ランキングの1位~9位までを全て第10世代が独占していて、最新世代のパワーを感じますね!

一方、RyzenシリーズのフラッグシップモデルであるRyzen9 3900Xは下から4番目の順位と、下位グレードのモデルに負けて非常に苦戦しているのが気になります。

 

Rage2

ベセスダ・ソフトワークスのRage2では、これまでと変わってRyzenシリーズが順位を上げています。

1位~7位までは第10世代Coreシリーズがキープしていますが、これまで第10世代はおろか第9世代にも負けていたところ、8位にRyzen5 3600、11位にRyzen9 3900Xといった感じで一部のRyzenシリーズがCore i9-9900KやCore i7-8700よりも高いスコアとなっていました。

逆にCore i7-10700Kのオーバークロックモデルとマックスターボモデルはそれぞれ1位、2位だったものの、通常モデルが14位というのはかなり気になる結果となりました。

ベセスダのゲームは比較的Ryzenシリーズに最適化されているものが多いので、そのせいかもしれませんね。

 

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー

ララ・クラフトさんが登場することで有名なタイトル、シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダーでも第10世代Coreシリーズは安定の上位をキープ。

またライバルである第3世代Ryzenシリーズも上位ではありませんが中段にランクインし、スコアも悪くない結果となっています。

このタイトルは現行のCPUの性能であればだいぶ余裕のあるゲームなので、最新世代じゃなくても十分なスコアがでますね。

 

シヴィライゼーションVI

人気ストラテジーゲーム、シヴィライゼーション6では、Core i7-10700Kのオーバークロックモデルが197.5FPSで1位、マックスターボモデルが194.9FPSで3位、通常モデルが194.4FPSで5位となっていました。

またここまでより上位のモデルであるCore i9-10900Kよりも下位のCore i7-10700、10700Kのほうが高いスコアを出しているので、ゲーム用途に限定して考えるならCore i7シリーズのほうが良さそうですね。

 

ファークライ5

ファークライ5でもCore i7-10700Kは上位に位置していますが、このタイトルでは第9世代のフラッグシップモデルであるCore i9-9900KSが3位と健闘しています。

また第8世代のCore i7-8700Kも11位と悪くない結果で、未だ通用する性能を持っていることがわかりますね。

 

Sekiro

ダークソウルシリーズで知られるフロム・ソフトウェアの最新タイトルであるSekiroも、第10世代Coreシリーズであれば余裕の動作。

こちらは通常モデルもオーバークロックモデルもマックスターボモデルも、それぞれ大差ない結果となっています。

対して第3世代Ryzenシリーズではスコアが大きく落ち込み、最も良いRyzen9 3900Xのスコアでも160.3FPSと、Core i7-10700K通常版のスコアである191.9FPSから30FPS以上も差が開いています。

Sekiroのような瞬間瞬間が大切なアクションゲームではフレームレートが非常に重要となってくるので、Core i7-10700Kを選ぶメリットは大きいですね!

 

ウィッチャー3

人気のオープンワールドRPGであるウィッチャー3では、ソフト自体がやや古めということもあってどのCPUでも高いフレームレートを発揮しています。

ただここでも第10世代Coreシリーズ、そして前世代のフラッグシップモデルであるCore i9-9900K&9900KSが上位を占めています。

 

ウルフェンシュタイン2

最後は歴史あるFPSシリーズからウルフェンシュタイン2。こちらも2017年発売とやや古いタイトルです。

結果はCore i7-10700Kを含む第10世代Coreシリーズが上位という形になりましたが、正直このタイトルでは第3世代Ryzenはもちろん第2・第1世代Ryzenや第8世代Coreシリーズを選んでも十分なスコアが出るので、あまり気にしなくても大丈夫でしょう。

ゲーム自体もマルチプレイのないオフラインゲームですし、300FPS前後出ていてフレームレートが足りないと感じる人はいないはずです。

 

Core i7-10700Kはどんな人におすすめ?

さて、ここまでの内容を踏まえ、改めてCore i7-10700Kの良い点と悪い点をまとめてみました。

ココがおすすめ

  • 前世代から全体的に性能が向上しつつ高すぎない価格帯
  • マルチコア性能は非常に上がり、ライバルの第3世代Ryzenにも劣らない
  • クロック周波数の向上で多くのゲームタイトルで高いフレームレートを実現

ココが気になる

  • 消費電力が高め
  • ライバルの第3世代Ryzenに比べるとややコスパが悪い

これらの事から、Core i7-10700Kは次のような人におすすめです。

こんな方におすすめ

  • CPUの買い替えを考えている人
  • ゲームを高いフレームレートで快適に遊びたい人
  • コスパよりもIntelというブランドにひかれる人

Core i7-10700Kは第9世代Core i7シリーズから全体的な性能が向上した最新CPUです。

そのためCPUをそろそろ買い替えたいと思っていた人や、より高性能なCPUにアップグレードしたいと思っている人は候補に入れておきたいモデルの一つとなっています。

もともとゲーム性能が高いCoreシリーズですが、最新世代でクロック周波数が更に向上したことにより、ほとんどのゲームで最高クラスのフレームレートを実現。

第3世代Ryzenシリーズの登場で一気にポジションが危うくなったIntelですが、第10世代Coreシリーズでまた差を広げ、ゲームを快適に遊びたい人にはかなり魅力的な製品に仕上がっていると思います。

ただし消費電力が高めということと、ライバルである第3世代Ryzenに比べてややコスパが悪い印象もあるので、その点は注意しましょう。

またK付きでオーバークロックにも対応しているので、クロックを上げて遊んでみたい人にもおすすめです。

これまでよりもマルチコア性能が大きく向上しているのが一番のポイントですね!

 

Core i7-10700Kの最安値情報

Core i7-10700Kを取り扱っている主要PCパーツショップとそれぞれの価格を掲載しました。

「最安値のお店を探している」「出来るだけ安く買いたい」という人は参考にしてみてください。

※詳しい在庫状況は各ショップのページをご確認ください。

ショップ名価格(税込)送料
Amazon.co.jp59,940円無料
ドスパラ54,400円無料
パソコン工房55,999円無料
ツクモ55,999円無料
ソフマップ55,999円無料
ark55,999円504円~

7/3現在の最安値はドスパラで、税込み54,400円となっていました。

ただし人気商品のため在庫切れや価格が上る可能性がありますので注意してください。もし値上がりした場合は他店舗のほうが安くなる可能性があります。

またそれぞれのショップのセールなどによっても変わってきますので、より安くお得に購入したい場合はセール情報をこまめにチェックしておく事をおすすめします。

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Core i7-10700K搭載のおすすめモデルは?

最後にCore i7-10700K搭載のおすすめゲーミングPCを紹介したいと思います。

Core i7-10700K搭載のおすすめモデルはサイコムのG-Master Hydro Z490です。

OSMicrosoft(R) Windows10 Home (64bit) DSP版
CPUIntel Core i7-10700K [3.80GHz/8Core/HT/UHD630/TDP125W] CometLake-S
CPUクーラーサイコムオリジナルAsetek 650LS RGBポンプ仕様 + Enermax UCTB12P [水冷ユニット] ※メンテナンスフリー
GPUサイコムオリジナル水冷静音仕様 GeForce RTX2070 SUPER 8GB+Asetek 740GN水冷+Enermax UCTB12+VGAサポートステイ [HDMI*1/DisplayPort*3]
マザーボードASRock Z490 Extreme4 [Intel Z490chipset]
メモリ16GB[8GB*2枚] DDR4-2933 [メジャーチップ・8層基板] Dual Channel
ストレージIntel SSD 660p Series [M.2 PCI-E SSD 512GB]
光学ドライブ無し
電源SilverStone SST-ST75F-GS V2 [750W/80PLUS Gold]
ケース【黒】Fractal Design Define 7 Black/White TG Clear Tint [ガラスパネル]
価格245,472円(税込270,020円)

※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。

>>公式サイトで詳細をチェック!

このモデルは10700Kを搭載したサイコムの人気水冷モデルで、グラフィックボードにはRTX2070 SUPER、メモリは16GB、さらに超高速なNVMe(M.2)SSDを組み合わせているハイスペックマシンとなっています。

全体的なゲーム性能が高いだけじゃなく、発熱量の多いCore i7-10700Kを水冷クーラーで強力に冷却できるので、長寿命&安定したゲームプレイが可能です。

価格がやや高めではありますが、その分かなり満足ができる一台に仕上がっているので、Core i7-10700K搭載のおすすめPCを探している人は是非健闘してみてはいかがでしょうか!

なお他の搭載モデルも以下のランキングで紹介していますので、高性能なゲーミングPCが欲しい人はぜひ合わせてチェックしてみてください♪

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