高まるeスポーツの人気や家庭用の有名タイトルがPCでも販売されている現在、ゲームをするためのパソコン=ゲーミングPCがかなり一般的になってきました。
ゲーミングPCには家庭用のゲーム機に比べてたくさんのメリットや魅力があるので、購入してゲームを始めてみたいという人も多いのではないでしょうか?
でも家庭用ゲーム機のように単純にソフトを買えばどのパソコンでも遊べるというわけではなく、ある程度パソコンの知識やパーツのスペックについて理解がないといけないのは購入する時に悩んじゃいますよね。
そこでこのサイトでは、
「どんなゲーミングPCを買えばいいのかわからない」
「おすすめのゲーミングPCはどれ?」
「PC初心者だけどどのメーカーのゲーミングPCが良いの?」
「ゲーミングPCと普通のパソコンの違いがわからない」
「ゲーミングPCを買うときはどんな点に注意して選ぶべき?」
といった疑問を持つゲーミングPCを購入するのが初めての方や、パソコンについてあまり詳しくない方でも安心して購入できるように、女子ゲーマーな私が最新のおすすめゲーミングPC情報をまとめています。
【初心者向け】CPUとは?グラフィックボードとは?パソコンの基礎知識コラムはこちら!
また各ショップのセール情報やBTOパソコンメーカーの口コミ・評判に関する記事、そしてパソコンに関するさまざまなコラムなどもあるので、初めてゲーミングPCを購入するという人はもちろん、パソコンでゲームをするという人は是非読んでみてください♪
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私がおすすめするゲーミングPCメーカーベスト3
ドスパラ
ドスパラはBTOパソコンはもちろん、自作PC向けのパーツや周辺機器を販売している有名なパソコンショップです。
ネット販売だけでなく全国各地に実店舗があるので、直接お店へ行って商品をチェックしてみたり店員さんに相談したりできるメリットがあります。
そんなドスパラのGALLERIAシリーズは、価格.comのアワードを総なめにするほどの大人気ゲーミングPC。
しかもドスパラは在庫がある製品に関しては最短即日発送なので、業界最速レベルの納期なのも嬉しいポイントとなっています!
サポートも手厚く、初めてゲーミングPCを購入する人には特におすすめです。
製品の魅力 | 価格の安さ | サポート対応 |
ドスパラはこんな人におすすめ!
- 初心者から上級者までゲーミングPCを購入する全ての人
- 当日発送で早く製品が欲しい人
- パソコンのトラブル時にサポートが必要な人
G-Tune(マウスコンピューター)
G-Tuneは乃木坂46を採用した可愛いテレビCMが話題のパソコンショップ、「マウスコンピューター」のゲーミングブランドです。
マウスコンピューターはBTOパソコン業界では知名度が随一なので、知っている人も多いのではないでしょうか?
G-Tuneの魅力はなんと言っても性能とデザインを両立しているということ。
ハイエンドなゲーミング性能はもちろん、スタイリッシュなオリジナルケースを採用したかっこいいモデルがたくさんあります。
数々のe-Sports大会でプロゲーマーにも愛用されるゲーミングブランド、それがG-Tuneです。
製品の魅力 | 価格の安さ | サポート対応 |
G-Tuneはこんな人におすすめ!
- プロゲーマーが使用する本格的なモデルが欲しい人
- 性能だけじゃなく外見にもこだわりたい人
- 有名なショップの製品を使いたい人
フロンティア
フロンティアはヤマダ電機傘下のBTOパソコンショップで、実店舗は持たずネットショップのみで運営しています。
フロンティアの大きな特徴は業界最安値レベルのコスパの高さ。とにかく安い、これにつきます。
同スペックでの他社製品に比べると圧倒的に安いので、浮いた金額分でパーツをアップグレードしたりゲーミングデバイスを購入することもできちゃいます!
また全てのモデルでメモリ16GBなのも嬉しいポイント。
実店舗がないのでサポートは弱めですが、その分安くゲーミングPCを購入したいという人には必見のショップとなっています。
製品の魅力 | 価格の安さ | サポート対応 |
フロンティアはこんな人におすすめ!
- とにかく安くゲーミングPCを購入したい人
- メモリ大容量のモデルが欲しい人
- ある程度PCの知識がある人
ゲーミングPCのメリットや魅力
ゲーミングPCでゲームをすることには、家庭用ゲーム機に比べてたくさんのメリットがあります。
そこでまずゲーミングPCのメリットや魅力についてご紹介したいと思います♪
ゲーミングPCのメリットや魅力
- 家庭用ゲーム機よりも画質が綺麗
- オンラインプレイが無料
- ディスクの入れ替えが不要
- MODや翻訳ファイルが豊富
- ゲームの起動やロード時間が早い
- ゲームを安くお得に購入・プレイできる
- 自分にあった周辺機器を利用できる
家庭用ゲーム機よりも画質が綺麗
ゲーミングPCは一般的な家庭用ゲーム機よりも高画質な設定でプレイすることが出来ます。
これは家庭用ゲーム機よりもゲーミングPCのほうが単純に高性能だからです。
ゲーミングPCのほうが高性能なので、より綺麗で鮮明な設定で動かせるということですね。
またゲームの映像を映し出すディスプレイ・モニターも家庭用ゲーム機で一般的なテレビと比較すると高性能なので、より美しく見やすい映像を楽しむことが出来るようになっています。
この2つがゲーム機よりも映像が綺麗になる理由というわけです。
ちなみに家庭用ゲーム機のタイトルとして美麗な映像で有名なファイナルファンタジーシリーズも、今はPC版が普通に発売されています!
eスポーツでPCゲーム市場がぐーんと伸びているので、今後は家庭用ゲーム機で出るタイトルのほとんどがPC版として登場する(いわゆるマルチタイトル)が主流となっていくでしょう。
関連こんなにある!PCでも遊べる有名ゲームタイトル一覧【随時更新】
オンラインプレイが無料
PS4やXbox One、Nintendo Switchなど、家庭用ゲーム機ではオンラインによるプレイや対戦が基本的に有料会員にならないと出来ません。
PS4ならPS Plus会員、XboxならXbox Liveゴールドメンバーシップ、Switchならニンテンドーオンラインといった感じですね。
家庭用ゲーム機でははアカウントのデータを各ゲーム機のメーカー(ソニー・マイクロソフト・任天堂)が一括で管理していて、オンラインでプレイする場合にゲーム機メーカー側で用意しているサーバーに強制的に接続するためです。
ですがPCの場合はオンラインプレイは基本的に無料です。
なぜならPCの場合は家庭用ゲーム機のようにそのハードメーカーのサーバーに接続する必要がなく、ゲームを遊ぶためのアカウントやデータは各ゲームソフトのメーカーが管理しているためです。
もちろんゲームソフトメーカーがサーバーを有料化にすれば変わってきますが、ゲームソフトメーカーはあくまでソフトの売上で利益を出しているので、有料になることはまず無いと思って大丈夫です。
もちろんサーバーの運営にコストがかかるMMORPG・・・例えばFF15等のいわゆる月額課金制のゲームの場合は別ですが、人気FPSのコールオブデューティーやバトルフィールドの対戦や協力プレイレベルであれば無料でできます。
FPS以外でも最近のタイトルだとディヴィジョン2やAnthemもマルチプレイが無料ですね。
ディスクの入れ替えが不要
PCでゲームをする場合、基本的にはゲームをハードディスクやSSDなどのストレージにインストールして遊ぶことになります。
最近ではPS4などでもインストール出来るようになってきましたが、PCは昔からこの仕組です。
そのため、別なゲームを遊ぶ場合にディスクを入れ替えると言ったような手間はかかりません。
ゲームを終了したあとはそのまま別なゲームを起動すれば良いだけ。とっても簡単です。
またゲームのダウンロード購入も家庭用ゲーム機に比べて一般的なので、欲しいゲームがあったらすぐに購入して遊べるのがゲーミングPCなんです!
MODや翻訳ファイルが豊富
PCのゲームには家庭用ゲーム機で発売されているタイトルも多く登場しているわけですが、大きな違いの一つとしてMODの存在があります。
MOD=モッドとは、そのゲームの改造データ・追加データのことです。
”改造データ”と聞くとなんだかチートのような悪いイメージがありますが、実際はそうじゃなく「より自分好みの設定でゲームを楽しむためのデータ」といった感じです。
例えば中世のファンタジーRPGであるエルダースクロールシリーズの代表作スカイリムでは、街や森といったフィールドやキャラクターの装備のテクスチャがより綺麗になったデータに変えることができます。
オープンフィールドゲームの金字塔グランド・セフト・オートVでは、通常は手に入らない実写モデルの車が手に入ったり、街や車のネオンがよりリアルにすることだって出来ます。
核戦争によって荒廃した未来が舞台のフォールアウトシリーズではエンディング後のエピソードを楽しめたりと、そのゲームをより深く楽しむためのものがMODというわけなんですね。
またMODだけじゃなく翻訳ファイルも配布されていたりするので、日本語版が登場していない海外のゲームを購入しても翻訳ファイルを導入することで日本語でプレイすることも可能です。
ちなみにチートとの明確な違いとして、オンライン対戦ができるものではゲームバランスを崩す恐れのあるMODは基本的に配布されていないので安心してください。
ゲームの起動やロード時間が早い
前述したようにゲーミングPCでゲームを遊ぶ場合、基本的にはストレージにインストールして遊ぶことになるわけですが、このおかげで家庭用ゲーム機と比較してゲームの起動やロード時間を大幅に短縮してプレイすることができます。
これはDVDやBlue-Rayといったディスク型のソフトの場合、本体に直接接続されているハードディスクなどと違いデータの読み込みから転送まで時間がかかってしまうためです。
また家庭用ゲーム機でもHDDにインストールすることが出来ますが、ゲーミングPCの場合はHDDよりも高速なSSD、更にSSDよりも5~6倍高速(というか爆速)なM.2 SSDという次世代のストレージまで使うことが出来ます!
そしてこれらを複数搭載することも出来るので、HDDやSSDを一つしか付けられないPS4やXbox Oneに比べてたくさんのゲームをインストールすることもできちゃうんです。
今後より高速なストレージが登場したら付け替えてデータを移行するのも簡単ですし、単純なロード時間以外にも様々な面が快適になりますよ♪
ゲームを安くお得に購入・プレイできる
PCでゲームを遊ぶときによく利用することになると思うのがSteamやOrigin、EPICストアといったゲームのデジタル配信プラットフォームです。
簡単に言えばダウンロード版専門のオンラインストアのような感じですね。
オンラインでダウンロードして遊ぶだけならPSストアやNintendo e-ショップなどがありますが、PCのこれらのサービスではとにかく安くゲームを購入することができます!
頻繁にセールが行われているだけじゃなく、ポイントはその割引率。多くのゲームで50%~70%OFFが普通で、ゲームによっては90%以上OFFのものまであります・・・(汗)
またOriginではOrigin Accessという月額1600円程度で最新ゲームまで無制限で遊び放題のサービスも行われていて、これを利用することでAnthemやBFVといった大作ゲームまでもが発売日から(ゲームによっては発売日より前に)好きなだけ遊べちゃうんだから驚きです。
家庭用ゲーム機でも同様に販売されているタイトルがゲーミングPCならものすごくお得に遊べちゃうので、一度利用するとまともにゲームを購入できなくなっちゃうかもしれません(笑)
自分にあった周辺機器を利用できる
たくさんの周辺機器=ゲーミングデバイスの中から自分に合ったものを使うことが出来るのもゲーミングPCの魅力の一つです。
家庭用ゲーム機でも別メーカー製のコントローラーなどが周辺機器としてありますが、基本的には標準のコントローラーを利用するのが一般的だと思います。
対してゲーミングPCの場合は多数のデバイスメーカーが販売している様々なマウス・キーボード・ディスプレイといった周辺機器の中から、自分好みのものを購入して使うのが普通です。
よくYoutubeのゲーム実況者やプロゲーマーの方が自室のゲーム部屋を紹介したりする動画がありますよね。
あのような動画に登場する大画面で複数のモニターや、かっこよく光るキーボード&マウス、大きくて快適そうなゲーミングチェアなど、かなり凝った周辺機器が充実しているのもPCゲーム市場の特徴です。
大きさや形はもちろん機能や特徴もいろいろあるので、自分にぴったりの周辺機器を見つけることで特に対戦系のゲームではより快適にプレイできるようになります。
関連ゲーミングPCと合わせて購入したいおすすめ周辺機器10選
ゲーミングPCを購入する上での注意点
さて、たくさんの魅力的があるゲーミングPCですが、一般的なPCと違って注意点もあります。
そこで初めてゲーミングPCを購入する上で特に気をつけてほしいポイントについて解説します。
注意ポイント
- 普通のパソコンよりサポートが弱め
- 付属ソフトが無い・少ない
- モニターやキーボード・マウスが別売り
普通のパソコンよりサポートが弱め
パナソニックや富士通といった家電メーカーが販売する普通のパソコンと違い、ゲーミングPCの場合はサポートがあまり手厚くありません。
これは主に利用者の層が関係していて、一般的なパソコンだと年配の人でも購入・利用する機会があるのでそういったPC操作が苦手な人や初心者にも対応が出来るように、まるでパソコン教室のような手厚いサポートがあります。
ですがゲーミングPCの場合は比較的若い年齢層かつある程度PCの操作が出来る人が購入することが多いため、例えば「パソコンの操作の仕方」や「オフィスソフトの使い方」といったようなPCの基本的な操作に関するサポートはありません。
ただし起動しなくなったり故障した場合のトラブル対応はどのショップでも行われているので、パソコンに対する知識が全く無い人じゃなければそこまで心配しなくても大丈夫です。
付属ソフトが無い・少ない
一般的なパソコンでは年賀状の作成ソフトや家計簿のソフトなど、様々な用途に対応したソフト・アプリがインストールされています。
これはパソコンを購入する人によって目的が違っているので、多くの人に対応するためです。
ですがゲーミングPCは名前の通りゲームを遊ぶために購入するのが普通。なので基本的にはOS以外の余計なソフトはありません。
逆に余計なソフトを入れると無駄にストレージを圧迫するだけじゃなくゲームやパソコンの動作が遅くなったりする原因にもなるので、最低限のソフトのみインストールされているというわけです。
ちなみに購入するメーカーによってはOS自体も別売りのモデルがあったりするので、その点はよく気をつけるようにしましょう。
モニターやキーボード・マウスが別売り
ゲーミングPCではモニターやキーボード・マウスと言った周辺機器は基本的に別売りです。
メーカーによってはオプションで選択することも出来ますが、標準ではついていないことが多いので購入時によくチェックすることをおすすめします。
ただ個人的にはこれらの周辺機器は自分にあったものを別にじっくり選んで購入するのが良いと思います。
前述したように好きな周辺機器を使えるのはゲーミングPCのメリットの一つ、そして楽しみでもあるので、ここは是非ゲーミングPCとは別に購入してみてください。
以上が一般的なメーカー製パソコンとの違いで、注意すべき点です。
特にOSや周辺機器の有無は知らずに購入すると買ってから「使えない!」という自体になりかねないので、初心者の方には気をつけて欲しいポイントとなっています。
関連BTOパソコンとは?意味やメーカー製パソコンとの違いを比較して解説
ゲーミングPC選びのポイント
ゲーミングPCのメリットやデメリットがわかったところで、次は実際に購入する際に大切なゲーミングPC選びのポイントについて解説したいと思います。
ゲーミングPC本体(各パーツ)のスペック
まずはゲーミングPC本体のスペックについて。
ゲーミングPCを選ぶ場合、基本的にはこのスペックについて理解し、自分の必要としているモデルを選ぶ必要があります。
ここでは主要なスペックとなるCPU、GPU、メモリ、ストレージ、そしてマザーボードに電源といった6種類のパーツについて説明しますね。
CPU
CPUはパソコンの頭脳になるパーツです。
このCPUの性能はゲームに限らずパソコンの作業全体に影響するため、重要なパーツの一つと言えます。
CPUの性能が高いほどパソコンの作業自体がサクサク快適になり、また動画のエンコードやファイルの圧縮・解凍といった作業もCPUの力を使うので、とにかくパソコンをストレスなく使いたいのであればそれなりに高い性能のCPUが必要となるでしょう。
ゲームに関しても特に最近のタイトルでは以前よりもCPUの性能を重視するタイトルが増えてきているので、快適にプレイする場合はミドルレンジ以上の性能がおすすめです。
具体的にはIntelならCore i5以上、AMDならRyzen 5以上がミドルレンジにあたります。
GPU
GPUはグラフィックボードやビデオカードとも呼ばれる、パソコンの画面に出力する映像を担当するパーツです。
このGPUはゲーミングPCで最も重要なパーツです。GPUの性能で遊べるゲームが決まると言っても過言ではありません。
ゲーム以外では3DCG制作やCAD図面など、立体的な映像・画像を処理する際にその性能が必要となります。
逆に言えばゲームやこれらの作業を行わないのであれば、GPUは必要ないとも言えるでしょう。※厳密には必要ですが、最近はCPUに簡易的なGPUの機能が内蔵されている為。
またGPUはパソコンのパーツの中で1位、2位を争うほどの高額な部品なので、パソコンでゲームを遊ぶことを考えていない一般的なメーカー製PC(家電量販店で売られている富士通や東芝などのモデル)では非搭載となっていることがほとんどです。
少し話がそれましたが、ゲーミングPCを選ぶ場合はこのGPUの性能が予算内でできるだけ高いもののほうが良いでしょう。
具体例を出すとNVIDIAではGTX1660TiやRTX2060以上、AMDではRX570以上がおすすめです。
メモリー
メモリーは作業スペースのようなイメージのパーツです。
パソコンで行われる作業は基本的に読み込んだデータをメモリというスペースに広げ、そこでCPUやGPUが処理するという流れで行われます。
そのため、このスペースが広ければ広いほどたくさんの処理を一度に行うことができるので、結果的にPC作業の高速化や操作のレスポンス・応答性の向上に繋がります。
ゲーミングPCとしてみた場合は、ゲーム自体がパソコンにとってかなり負荷のかかる(=処理する計算の多い)作業となるため、特に最近のゲームや美しいグラフィックに凝ったタイトルを遊ぶときに高い容量のメモリが必要となります。
最近の場合だと最低でも8GB、できれば16GB、余裕があれば32GB以上がおすすめです。
マザーボード
マザーボードはCPUやグラフィックボードなど、パソコンに必要な全てのパーツをまとめる土台となる部品です。
たんに土台としての役割だけでなく、それぞれのパーツとデータのやり取りをしたり、BIOS(バイオス)と呼ばれるパソコンを起動する上で一番最初に立ち上がる管理システムもこのマザーボードに入っています。
マザーボードはゲームのプレイに直接影響する要素は少ないですが、マザーボードによって使えるCPUやメモリが決まるので自作などで組む場合は最も悩むバーツとも言えるでしょう。
このサイトで紹介しているのは主に自作ではなくショップが作るBTOパソコンなので、自作をするのでなければそこまで気にしなくても大丈夫です。
ストレージ
ストレージはOSやゲームなどのプログラムをインストールしたり、画像や動画といったデータを保存するための入れ物のことです。
ハードディスク(HDD)やSSDと呼ばれるものはストレージになります。
スマホなどでよく容量として○○GBなどと表示されているのもこのストレージのことになります。(ちなみにスマホなどで使われているのはUFSというストレージです)
パソコンに詳しくない人だとよく混同しがちなのですが、先程説明したメモリーとは全く別物です。
どちらもスペース的な意味合いのパーツで単位も同じものを使いますが、メモリは一時的な作業スペースなのでパソコンの電源を切ればそこで作業していたデータは消えてしまいます。
対してストレージはデータを書き込んで保存する役割なので、パソコンの電源を切っても消えることはありません。※故障やウィルスなどで消える場合はあります。
これがメモリとストレージの大きな違いです。詳しくは以下の記事で解説しているので合わせて読んでみてください。
関連HDDとは何?ハードディスクの役割やメモリとの違いについて【PC初心者向け】
ストレージはたくさんのゲームやアプリをインストールする為に大きな容量が必要となります。
画像や動画などのデータを保存するのにも使うので、出来るだけ大容量のものを選ぶと良いでしょう。
またHDDよりもSSD、SSDよりもM.2 SSD(NVMe接続)になるほど読み込みやロード時間が早くなるので、特にゲームをする人にとっては重要となります。
ストレージの容量や読み込み速度といった性能は高いほどパソコンの作業全体が快適となり、また将来的に無駄になりにくいパーツでもあるので、予算と相談しながらできるだけ高い性能・高い容量のストレージを選んでおくようにしましょう。
ちなみにシステム用とデータ用で別々のストレージにわかれていた方がたくさんのメリットがあるのでおすすめですよ♪
電源
電源は基本的にはそのゲーミングPCを組み立てているメーカーがその構成に合った容量のものをチョイスしているので、あまり気にする必要はありません。
ですがパソコン・・・というより電化製品の基本として考えた場合は”各パーツに電力を供給する重要な部分”に当たり、電源が壊れてしまったり安定した電力が供給できないようになるとすべてのパーツが機能しなくなります。
初心者の方はそこまで気にする必要はないですが、もし電源にまでこだわって選びたい場合はPC電源の品質を企画である80PLUSで、4段階あるうちできるだけ上位のもので、ある程度出力の高いものを選ぶのがおすすめです。
ちなみにこの4段階は低いものから順にBRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUMとなっていて、PLATINUMに近づくほど電力効率がよく、安定した動作や省エネ、長寿命に繋がります。
ただ電源まで選べるBTOメーカーは少ないので、もし電源にまでこだわる場合は購入するメーカーやモデルが限られてしまう点は注意しましょう。
各パーツ性能の優先順位
ゲーミングPCを購入する上で、予算内で優先すべきパーツは以下のとおりです。
GPU>>>CPU>>メモリ>ストレージ(状況によっては優先度高)>>マザーボード>>>電源
基本的にはゲームというデータ処理の速度に直接影響するGPUとCPUが優先です。
その次にはメモリですが、メモリは基本的にはそのゲームタイトルの推奨スペック以上の容量があればまず問題ありません。
それ以上搭載しても処理するデータが無ければあまり意味がないので、処理速度に直接影響するCPUやGPUに比べると優先度は低いと言えるでしょう。
ストレージは優先度を最も低くしていますが、これはインストールさえできればゲームを遊ぶために必要なスペックには影響しないからです。
ただし最近登場してきているM.2 SSDは読み込み速度が非常に高速で、ゲームの起動やロード時間の短縮にもつながるため、もし遊びたいゲームに対してCPU・GPU・メモリの性能が十分であれば、高速なストレージがついたモデルを最優先にするべきでしょう。
マザーボードと電源はゲームの動作には直接影響しない為優先順位を低くしていますが、「この2つによってそのパソコンに搭載可能なパーツが決まる」ということは頭に入れておいたほうが良いですね。
各BTOメーカーのメリットや特徴など
次はたくさんあるBTOメーカーについてです。
前述した各パーツのポイントを理解して自分が欲しいと思ったモデルを選ぶのが基本ではありますが、各メーカーによって様々な特徴や付加価値もあるので、それらも考慮した上で考えるのがベストです。
品質
まずは最も重要な品質について。
ゲーミングPCの多くはBTOパソコンなので一般的な家電量販店で販売されているパソコンと違い、わかりやすく言えば”パソコンショップが作っている自作PC”といった感じの製品です。
その為多くは市販のパーツを組み合わせた構成となっているので相性問題などもありますし、酷いメーカーの場合は作業工程や動作チェックが雑でいざ製品が届いてみたら不具合だらけになる可能性もあります。
特性上どうしても量販店で売られている大手メーカー製パソコンの品質には勝てませんが、それでも購入後のトラブルを減らすためにできるだけ良質な制作環境が用意されているメーカーを選んだほうが良いですね。
また例えばストームなどは電源は80PLUS GOLD、ストレージはM.2 SSDを全モデル導入など各パーツ選びにもこだわっているので、そういったメーカを選ぶのもおすすめです。
納期
ゲーミングPCはBTO=受注生産となるパソコンです。
家電量販店で売られているパソコンは大きな工場で大量生産されているので在庫に余裕がありますが、ゲーミングPCの場合は注文を受けてからその注文内容にそった構成でパソコンを組み立てて出荷する形となります。
そのためパソコンのショップ・メーカーごとに差はあるものの、どうしても納期がかかってしまうのが一般的です。
中には数週間~1ヶ月以上かかる場合も・・・。
納期を把握していないとせっかく注文したのに「全然届かなくて発売日にゲームが遊べない」といった状況になりかねないので、自分がいつまでにゲーミングPCが欲しいのか、自分がほしいと思っているモデルの納期はいつなのかよく確認しておくようにしましょう。
ちなみにゲーミングPC業界最大手レベルのドスパラでは即日発送に対応しています。(一部モデルは不可)
できるだけ早めに欲しい場合はこういった即日発送や短納期に対応したBTOメーカーを選ぶのが良いでしょう。
価格
ゲーミングPCは一般的なパソコンよりも遥かに高性能であるにも関わらず、逆に価格は安いという非常に魅力的な特徴を持っています。
そしてこの価格はゲーミングPCを販売しているBTOメーカーによっても変わってきます。
もし欲しいモデルのスペックに似た製品が他のBTOメーカーでより安く販売されている場合、そちらのモデルも比較検討したほうが良いでしょう。
特にゲーミングPC業界でコスパが高いと言えるのはフロンティアやストームです。これらのショップは同じようなスペック構成でも他社に比べて1,2割は安く購入できます。
しかもモデルによっては水冷クーラーが使われていたりするので、よりお得に。
ただしデメリットもあって、例えばフロンティアの場合は納期が遅めになります。
そのため納期と価格のバランスを重視するのであればG-Tuneやドスパラが良いでしょう。
サポート
デメリットの点でもお話しましたが、ゲーミングPCは大手家電メーカーが販売している一般的なパソコンに比べ、サポートの質は劣ります。
大手メーカーはサポート専用の部署を作れるほど会社の規模も大きいので当然ですよね。
なのでゲーミングPCの場合は多少パソコンに問題が起こった場合は自分で解決しなければならないのですが、パソコン初心者の人でもゲーミングPCが欲しいという人もいるでしょうし、自分の知識だけではどうしようもないトラブルに直面する場合もあります。
そうなったときは購入したゲーミングPCメーカーのサポートの質・レベルによって大きく変わってくるので、心配な人はできるだけサポートが厚くしっかりしたお店を選ぶのが良いでしょう。
サポートが手厚いのはやっぱりG-Tune(マウスコンピューター)やドスパラといった大手ですかね。
ドスパラの場合は全国にも多数の店舗があるので、困ったときに直接近くのショップへ持ち込んで相談することもできます。
パソコン工房も比較的店舗が多く、マウスコンピューターの運営会社である飯山系列のショップでサポートが充実しているので、G-Tuneと合わせておすすめです。
その他の特色
納期や価格、品質といったもの以外にもメーカーによって特色・特徴があります。
例えば前述したようにストームだと各パーツのブランドにこだわっているいう感じですね。
これらの付加価値というべき特色もメーカー選びのポイントとなるので把握しておくのがおすすめです。
パソコン工房の場合はマウスやキーボードが付属するので余計な出費を減らすことができますし、業界最大レベルのカスタマイズ性を誇るSEVENの場合は、マザーボードやケースまで自分好みのパーツを選ぶことができるようになっています。
ちなみにカスタマイズ性を重視する場合はVSPECで「完全に1からすべて選べるフルカスタマイズPC」が注文できます。
※ただしその分価格は大きく跳ね上がるので、カスタマイズ性にこだわらない人は他のメーカーが良いですね。
サイコムではCPUとGPUのデュアル水冷システム搭載モデルが販売されていて、これはサイコムのオリジナルかつ国内で唯一販売されているデュアル水冷モデルとなっています。
どういったゲーミングPCが欲しいか、というのがもっとも重要ではありますが、こういった各メーカーの特徴やメリットも踏まえた上で考えるとより満足度が高い買い物ができるはずです。
初心者におすすめするゲーミングPCは?
ゲーミングPCの魅力や注意点、そして選び方のポイントがわかったところで、実際にゲーミングPCを購入してみたくなった人も多いのではないでしょうか?
そこで初めてゲーム用パソコンを購入するという人やあまりパソコンの知識がないという人のために、初心者におすすめのゲーミングPCを紹介したいと思います。
私がゲーミングPC初心者の方におすすめするモデルは、ドスパラのガレリア XA7C-R37です!
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X (3.4GHz-4.6GHz/8コア/16スレッド) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X (HDMI x1,DisplayPort x3) |
マザーボード | ASRock B550 TW (AMD B550チップセットATXマザーボード) PCI-E x16 Gen4.0 x1, PCI-E x4 ×1, PCI-E x1 x2 / メモリスロット x4(最大128GB) /SATA3 x6 / M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1)/M.2 Key-E×1 ※M.2_3 ソケットとSATA3_5/6 ポートは排他利用となり、同時に使用はできません。 |
メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB SSD (NVMe Gen3) |
光学ドライブ | 無し |
入出力ポート | 前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4 背面: USB3.2 Gen1(Type-A) x6 |
電源 | 750W 電源 (80PLUS GOLD) |
ケース | ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック) |
本体サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm |
重量 | 約14kg |
価格 | 239,980円(税込) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
ガレリアXA7C-R37はドスパラの人気売れ筋モデル。
ただ売れ筋モデルだから選んだというわけではなく、このパソコンをおすすめする理由には以下のようなものがあります。
価格の割に高性能なので、当分アップグレードや買い替えの必要がない
実店舗やサポートが充実しているので困ったときに安心
最短翌日着と納期が早いので、すぐに使うことができる
価格の割に高性能なので、当分アップグレードや買い替えの必要がない
ガレリアXA7C-R37は搭載しているパーツが普通よりも上の性能な、ミドルハイ~ハイエンド(つまり上級モデル)に当たる製品です。
処理能力が高いCPUのCore i7-12700、最新のハイエンドグラフィックボードであるRTX3070に超高速なM.2 SSDなど、ゲームを快適に遊ぶために余裕のある性能を確保しています。
なので「買ったのに性能が足りなくてすぐにアップグレードしたり買い替えることになった」といったような心配はありません。
しかもこのスペックでありながら価格は税込み25万円以下。魅力的なパーツを搭載しながら価格を抑えているのは凄い!
ゲームを長く安心してプレイできるだけじゃなく、コスパの高さもガレリアXA7C-R37のメリットです。ちなみにOSも標準搭載されているので安心ですよ♪
実店舗やサポートが充実しているので困ったときに安心
ガレリアを販売しているドスパラは、全国に多数の店舗が存在するパソコンショップ。
そのため、購入したあとに何か気になる点があれば直接店員さんに相談に行くことも出来ますし、PCのアップグレードやパーツの買い替えなどでアドバイスを貰うことも出来ます。
もちろん電話やメールだけじゃなくチャットやLINEによるサポートも行われているので安心。
ちなみに万が一故障したときに直接店舗にPCを持ち込めるのもドスパラだけです。
こういったトラブル対応がしっかりしているメーカーだと初心者の方は特に嬉しいのではないでしょうか。
最短翌日着と納期が早いので、すぐに使うことができる
ドスパラの大きな特徴の一つが納期の早さです。
ドスパラでは売れ筋の製品についてはある程度完成品在庫を持っているので、お住まいのエリアにもよりますが最短で当日出荷・翌日着で送ってもらうことが出来ます。
ゲーミングPCやBTOパソコンは基本的に受注生産なので数日~1週間程度納期がかかるのが一般的です。
この点を把握しておかないと「注文したのに全然届かない」「ゲームの発売日に間に合わない」といったようなことになりかねません。
ですがドスパラであればこういった納期トラブルにあうことはないので、安心して注文することが出来ます。
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ドスパラ【GALLERIA XA7C-R70S】レビュー!性能やコスパからおすすめ度をチェック
※追記:こちらのモデルは現在販売終了され、後継機となるモデルが登場しています! ドスパラの次世代BTOゲーミングPC『GALLERIA(ガレリア) XA7C-R70S』のレビュー記事です ...
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ゲーミングPCで最高のゲーム体験をしよう
ゲーミングPCがあれば紹介したようにゲームをより楽しく快適に遊べる、最高のゲーム環境を作ることが可能です。
特に家庭用ゲーム機以上の美しいグラフィック設定やストレスを感じない短いロード時間は、一度味わうともう家庭用ゲーム機に戻れない魅力があります。
ぜひあなたも自分の環境にあった一台を購入して、素敵なゲームライフを過ごしてみてくださいね♪