ドスパラの売れ筋ゲーミングノートPCである【GALLERIA RL5C-R35T(ガレリアRL5C-R35T)】。
今回その実機を貸し出ししてもらえたので、早速レビューをしていきたいと思います。

※時期によって仕様・構成が変わる可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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GALLERIA RL5C-R35Tってこんなパソコン
まずはGALLERIA RL5C-R35Tについてどんなパソコンなのか簡単に解説しておきます。
OS | Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属) |
CPU | インテル Core i5-11400H (2.70-4.50GHz/6コア/12スレッド) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti 4GB + インテル UHDグラフィックス |
マザーボード | モバイル インテル HM570チップセット搭載マザーボード メモリスロット x2 (最大 64GB) |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-25600/8GBx2/2チャネル) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
光学ドライブ | 無し |
ディスプレイ | 144Hz 狭額ベゼル 15.6インチ 非光沢フルHD液晶(1920×1080ドット表示) |
カメラ | HD画質 WEBカメラ/IR専用カメラ(Windows Hello対応) |
無線LAN | インテル Wi-Fi 6 AX201NGW (IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n 2x2 Max2.4Gbps) |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー (約 5.8 時間) |
入出力ポート | SDカードリーダー (SDXC/SDHC対応) USB3.1 Gen2 Type-C x1(DP1.4対応/PD非対応),USB3.1 Gen1 Type-A ×2,USB2.0 Type-A×1,マイク入力 x1,ヘッドフォン出力 x1 /HDMI2.1 x1 ※Type-CはPD(Power Delivery)非対応 |
本体サイズ | 360(幅) × 244(奥行き) × 20.0(高さ) mm |
重量 | 約2.0kg |
キーボード・マウス | シングルRGB対応 日本語配列102キーボード(かな印字) マウス無し |
価格 | 149,980円(税込) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
GALLERIA RL5C-R35Tは最新のエントリーグラボRTX3050Tiを搭載したゲーミングノートです。
前世代と呼べるGTX1650Tiから30%ほど高速になっているため、エントリークラスでありながら高い処理性能を持っています。
そのため15万円ほどのノートPCとしてはゲーミング性能が高く、多くのゲームを遊べる一台に仕上がっています。
またディスプレイも144Hzと高速なリフレッシュレートに対応しているので、高いフレームレートで滑らかな映像を楽しむことができるのもポイント。
安くてできるだけ高い性能のPCが欲しい人や、ゲーム用のサブPCが欲しい人におすすめなモデルです。
GALLERIA RL5C-R35Tの実際の外観を写真でチェック
ということで実機レビューに入りたいと思います。
まずは実物の外見を写真でチェックしてみましょう。
GALLERIA RL5C-R35T本体
こちらが今回お借りしたGALLERIA RL5C-R35Tの全体像です。
GALLERIAのロゴが見えるように逆さにしています。(正面が上側)
滑らかで高級感のあるボディに無駄のないデザインと、かなり洗練されている印象です。
正面。
中央部、ディスプレイと本体の間には開きやすいように段差があります。
正面から見て右側。
右側の前方にはUSB3.1 Gen1 Type-A、マイク端子(LINE-IN)、ヘッドホン端子(LINE-OUT)があります。
後方には盗難防止ロックを装着できる穴が。
その隣に並んでいる多数の溝は排熱用のものです。
本体から見て左側。
前方部分、こちらはSDカードリーダーとUSB3.1 Gen1 Type-Aが2つあります。

後方には排熱用の溝があるだけですね。
続いて背面。
背面には左から、USB3.1 Gen2 Type-C、HDMI、LAN、そして電源コネクタがあります。
USB3.1 Gen2 Type-CはDisplayPort出力にも対応しているので、HDMIと合わせて自宅のモニターに接続して大画面や複数ディスプレイで利用することもできます。

そして両端にはサイド部分と同じく、排気用のスリットがあります。
底面(裏面)部分はこんな感じ。
底面は効率的に排熱できるように、細かいスリットが無数に配置されています。
また四隅には長めのゴム足が装着されていて、滑らず安定した設置ができるようになっています。
本体を開いてみました。
ディスプレイの上部中央にはHDのインカメラが。
このカメラはWindows Helloにも対応しているので、顔認証によるスマートなログインができるようになっています。
ベゼルはスリムで、スッキリしていて15.6インチの画面がより大きく見えますね。
キーボード部全体。
日本語配列の102キーボードなので、テンキーやファンクションキーもちゃんとあります。
ゲームだけじゃなく作業用のノートPCとして見ても良いですね。
上部には電源ボタンと、隣に何やら怪しいメーターのようなボタンが。
このボタン、詳しくは後述しますがモードの切り替えスイッチとなっています。
下部の右側には搭載されているパーツのステッカーが、
左側にはSteamのステッカーが貼ってありました。
タッチパッドはキー配置に合わせてやや左側に付いています。
電源を入れるとこんな感じ。
144Hzに対応したモニターは視野角が広く、かなり見やすいです。

キー部分アップ。
ストロークはノートなのであまり深くありませんが、ピッチがしっかり確保されているので窮屈に感じることがなく、スムーズにタイピングできました。
そして外見ではありませんが、このPCにはGameCenterというソフトウェアがインストールされています。
このソフトはシステム情報が見えるほか、ファンやライティングを制御できるようになっているスグレモノ。
しかも通常時やゲームモード時などそれぞれで細かく設定でき、その切り替えを前述したメーターのようなボタンを押すことで簡単に切り替えることができるようになっているんです。

ちなみにライティングも色やパターンを自由に変えることができます。
まずこちらが通常時。
赤のライティング。
青のライティング。
と、こんな感じで単色に光らせることもできますし、一定時間ごとに変わるようにもできます。

GALLERIA RL5C-R35T本体の外観に関しては以上です。
GALLERIA RL5C-R35Tの付属品
借用品への付属品はACアダプタのみでした。通常は取扱説明書やマザーボード付属のユーティリティーディスクなどがついてくると思います。
ゲーミングノートということもあって電源部分は大きいので、外出先へ持ち込む場合はちょっと大変かもしれません。
GALLERIA RL5C-R35Tの付属品については以上となります。
GALLERIA RL5C-R35Tのストレージ情報&性能
次にGALLERIA RL5C-R35Tのストレージ情報を見ていきましょう。こちらが届いた状態のストレージ情報。
システムドライブである500GBのM.2 SSDにはOSなどがインストールされ、残りの容量は約440GBが使用可能となっていました。
Crystal Disk Info
ストレージの状態をチェックするCrystal Disk Infoでの結果はこんな感じ。
Crystal Disk Mark
続いてストレージの読み書き速度を測るCrystal Disk Markです。
こちらで測定した結果、読み込み速度は最大で2,274MB/s、書き込み速度は最大1654MB/sという数値が出ました。

ちなみにGALLERIA RL5C-R35Tの電源ONからデスクトップ画面になるまでの時間は15秒~20秒ほどでした。
GALLERIA RL5C-R35Tの各種ベンチマーク性能
続いてGALLERIA RL5C-R35Tの具体的な性能を表す各種ベンチマークテストの結果をまとめてみました。
テスト環境としては初期化済みのGALLERIA RL5C-R35T実機でOSのアップデート&最新のグラフィックスドライバをインストールした状態で行っています。
PCMARK10
PC全体のスコアの目安となるPCMARK10では、5860というスコアになりました。
6000には届きませんでしたが、ノートPCとしては十分高いですね。
CINEBENCH
CPU性能をチェックするCINEBENCHでは、シングルコア性能が562pts、マルチコア性能が2939ptsとなっていました。
マルチコア性能はやや控えめですが、やっぱり最新の第11世代Core i5シリーズを搭載していることで、シングルコア性能がかなり高いです。
3DMARK
ゲームに大きな影響を与える3D性能の目安となる3DMARK(Time Spy版)では、5444というスコアをマークしました。
こちらも価格を考えれば十分。
Final Fantasy XV ベンチマーク
続いて実際のゲームのベンチマークを測定してみましょう。
まずはファイナルファンタジー15 Windows Editionのベンチマーク。高品質&フルHD&ウィンドウモードで測定です。
結果は5550で『やや快適』という評価になりました。
やや快適なので高品質では一部フレームレートが落ちたりしてしまいますが、それでもFF15がこれだけ動作するのなら価格を考えれば凄いですね!
Final Fantasy XIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク
国産の大人気MMORPGであるFF14、その最新拡張パック「暁月のフィナーレ」のベンチマークです。こちらも最高画質&フルHD&ウィンドウモードで測定。
結果はスコアが13470、評価が『とても快適』となりました。
こちらはFF15よりも軽いタイトルなので、最新版でもストレスなく遊べそうです。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
もう一つの国産人気MMOであるドラゴンクエストXのベンチマークソフトも最高画質&フルHD、ウィンドウモードで試しました。
結果はスコアが13516、評価が『すごく快適』となりました。こちらもFF14同様、非常に高いスコアで全く問題ありませんね。
PSO2:ニュージェネシス ベンチマーク
最後は最新人気アクションRPGののPSO2NGSです。
新しく生まれ変わったPSO2はグラフィックがよりリッチになり、PCに求める性能も以前より高くなっています。
そんなPSO2NGSのスコアは19184となりました。快適に動作するスコアなので、こちらも余裕です!
GALLERIA RL5C-R35Tの具体的なベンチマーク性能については以上です。
GALLERIA RL5C-R35Tの静音性をチェック
GALLERIA RL5C-R35Tの静音性についてもチェックしてみました。
ただこちらは本格的な測定器で行ったわけではなく、スマホアプリの騒音測定器というもので判定しているので、あくまで目安として見てください。
なお測定はPCを起動した後のアイドル状態と、ゲームプレイを想定してのFF15ベンチマーク時で、それぞれ本体の真上&30cmほど離した位置で行っています。
アイドル時・・・本体の真上
PC起動後、デスクトップが表示されて1分ほど経過した状態で測定しました。
本体の真上(2-3cmほど離した状態)で測定したときの平均騒音は23.3dB。非常に低い数字です。
アイドル時・・・本体から30cmほど離した場所
本体から30cmほど離した場合は23.2dBと、真上とほぼ同じ結果に。
体感的には本体は無音なので恐らくアイドル時は共にもっと低く、23dB前後の数値は私の部屋の環境音の可能性が高いです。
FF15ベンチ時・・・本体の真上
次に、実際のゲームプレイを想定して、FF15ベンチを動かしているときの騒音を測定してみました。
まず本体の真上の騒音ですが、こちらは39.8dBとなりました。アイドル時が低すぎたこともあり、かなり高くなったように感じます。
ノートPCは構造上デスクトップより熱が溜まりやすく、ファンも小型のものしか付けられない為どうしてもゲーム中の音は高くなってしまうので、仕方ない部分もあります。
FF15ベンチ時・・・本体から30cmほど離した場所
本体から30cmほど離した場合のFF15ベンチ時の騒音は32.3dBとなりました。
30cmほど離すと一気に静かになりました。このくらいであればそこまでうるさくはないと思います。
整理したものがこちら。
アイドル真上・・・23.3dB
アイドル30cm・・・23.2dB
FF15ベンチ真上・・・39.8dB
FF15ベンチ30cm・・・32.3dB
アイドル時はほぼ無音レベルで静かなのですが、その差もあってゲーム時の騒音がかなり高めに感じてしまいました。
ですが30cmほど離れれば個人的には許容範囲だったので、そこまで心配しなくても大丈夫だと思います。
ただ前述したようにノートPCではデスクトップより騒音が高くなりがちなので、騒音を気にする人はデスクトップのほうが良いかもしれません。
また環境的にどうしてもノートが良いという人は以下のようなカナル型イヤホンや密閉型ヘッドホンを使用して遊ぶのがおすすめです。
GALLERIA RL5C-R35T実機レビューまとめ
ということで今回はGALLERIA RL5C-R35Tの実機レビューを記事にしてみました。
改めて内容をまとめると、
- GALLERIA RL5C-R35Tはドスパラのエントリーゲーミングノート
- 最新のRTX3050Tiグラフィックスボード搭載
- 本体のデザインはシンプルで無駄がない
- 左右背面合わせてUSB端子が4つあり、拡張性が高い
- SDカードリーダー標準搭載
- USB-C(DP)&HDMI端子で外部モニター出力も可能
- Windows Hello対応のインカメラ内蔵
- ベゼルは細くスッキリ
- テンキー・ファンクションキー付き102キーボード
- モード簡単切り替えスイッチ付き
- 144Hzディスプレイは滑らかで視野角も広い
- 専用ソフトGameCenterでファンやライティングの設定ができる
- M.2SSDは数値以上の快適な読み込み速度
- FF15などの重いゲームもある程度快適に遊べる
- FF14最新拡張パックやPSO2:NGSなら全く問題なし
- アイドル時はほぼ無音、ゲーム中の騒音は高め
こんな感じになりました。
GALLERIA RL5C-R35Tは15万円ほどで購入できる、ドスパラの新型ゲーミングノートです。
エントリークラスなので性能的には下の方ですが、それでも第11世代のCore i5-11400HやGTX1650Tiから大幅にパワーアップしたRTX3050Tiを搭載しているため、価格の割に高いスペックを実現。
またディスプレイは144Hzに対応しているので高いフレームレートで滑らかな映像を楽しめますし、ファン制御やライティングの設定もボタン一つで簡単にできます。
ただしゲーミングノートということでゲーム中の騒音はどうしても高くなってしまいがちなので、購入する際はそのあたりを理解した上で決めるのが良さそうです。
総合的にはコスパが高く、多少重いゲームくらいなら問題なく遊べるため、安いゲーミングPCを探している方やサブPC目的の方に非常におすすめな一台となっています。

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