安価で購入しやすい価格が魅力なドスパラのゲーミングノート【GALLERIA RL5R-G165(ガレリアRL5R-G165)】。
今回その実機を貸し出ししてもらえたので、早速レビューをしていきたいと思います。

※時期によって仕様・構成が変わる可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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GALLERIA RL5R-G165ってこんなパソコン
まずはGALLERIA RL5R-G165についてどんなパソコンなのか簡単に解説しておきます。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 6600H (3.3GHz-4.5GHz/6コア/12スレッド) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB + AMD Radeon Graphic |
マザーボード | CPU内蔵チップセット搭載マザーボード メモリスロット x2 (最大 64GB) |
メモリ | 16GB DDR5 SO-DIMM (PC5-38400/8GBx2) |
ストレージ | 500GB Gen4 NVMe SSD |
光学ドライブ | 無し |
ディスプレイ | 144Hz 15.6インチ 非光沢フルHD液晶 (1920×1080ドット表示) |
WEBカメラ | HD画質 WEBカメラ |
無線LAN | インテル Wi-Fi 6E AX210NGW (IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n 2x2 Max2.4Gbps) |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー(約8.9時間) |
入出力ポート | 3.2Gen1 Type-A x2 3.2Gen2 Type-C x1(※Type-CはUSB data only) USB2.0 Type-A x1 HDMI2.1 x1,miniDP1.4a x1 マイク入力 ×1/マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm / CTIA) SDカードリーダー (SDXC/SDHC対応) |
本体サイズ | 約 360(幅) x 244(奥行) x22(高さ 最薄部)mm |
重量 | 約2.1kg |
キーボード・マウス | シングルRGB対応 日本語配列102キー キーボード(かな印字) マウス無し |
価格 | 104,980円(税込) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
GALLERIA RL5R-G165は、税込みで10万円ほどで購入できる価格が魅力のゲーミングノートパソコンです。
この価格帯で購入できるノートパソコンはグラフィックボード非搭載などでゲーミング性能が低いものが多いのですが、RL5R-G165はGTX1650グラフィックボードが搭載されている他、CPUにもZen 3+アーキテクチャを採用したRyzen 5 6600Hを搭載しているので価格の割に高い性能を発揮することができます。
またリフレッシュレート144Hzに対応したディスプレイとなっているので、軽いゲームであれば高いフレームレートでなめらかなゲームプレイも楽しむことができる、非常にコストパフォーマンスに優れた一台となっています。
GALLERIA RL5R-G165の実際の外観を写真でチェック
ということで実機レビューに入りたいと思います。
まずは実物の外見を写真でチェックしてみましょう。
GALLERIA RL5R-G165本体
こちらが今回お借りしたGALLERIA RL5R-G165の全体像です。
基本的にロゴ以外は凹凸なども無く非常にシンプルで、無駄のないデザインとなっています。
正面から。※撮影しやすくするために本体下にスタンドを設置しています。
正面は開閉する部分に開けやすいようにくぼみがありました。
右側から。
左側にはSDカードリーダーと3.2Gen1 Type-Aポートが2つあります。
その隣には排気用のスリットが。
左側。
左側にはUSB2.0 Type-Aポートと、マイクとヘッドホン端子がありました。
そしてその隣には右側同様排気用のスリットと、盗難防止ロックワイヤー用の溝がありました。
続いて背面部分。
背面部分には左から順に、miniDP1.4a、3.2Gen2 Type-C 、HDMI2.1、LAN、そして電源ポートとなっています。

そしてその左右には両サイドと同じように排熱用のスリットがあります。
裏面。
裏面には四隅に細長いゴム足が設置してあります。
これにより本体が滑らず安定する他、静音性にも良い効果が期待できそうです。
中央付近は細かな溝が並んでいて、こちらは吸気用のスリットとなっています。よく見るとファンも見えますね。
本体を開いてみました。
電源を入れるとこんな感じ。
画面は15.6インチと大きめの非光沢フルHD液晶です。

画面の中央部分にはHDのWEBカメラがありました。ノートPCはZOOM会議など仕事でカメラを使う人も多いと思うので、これは嬉しいですね。
ベゼル(縁)は細めなので画面がより大きく見え、スッキリした印象でGOOD!
続いてキーボード部分。
キーボードはテンキー付きの日本語配列102キーモデルとなっています。
右上には電源ボタンの他、スピードメーターのようなアイコンの気になるボタンが。
このボタンは詳しくは後述しますが、モード切替スイッチとなっています。
左上には特に何もなく、右下、左下には搭載されているパーツやソフトなどのステッカーが貼ってありました。
そして外見ではありませんが、このPCにはGALLERIA Game Centerというソフトがインストールされています。
このソフトにより、システムの構成・状態やパフォーマンス設定、各種ライティング設定などが一括で管理できるようになっています。
中でもパフォーマンスの項目では利用している状況に合わせて電源やファンの性能を変えることができるのですが、
モードを選んでチェックして切り替えるだけじゃなく、先程登場した電源スイッチ横のモード切替スイッチを押すことでGame Centerを起動しなくても手軽にモードを切り替えることができるようになっています。
ちなみにスイッチを押して切り替わったときはこんな感じで画面の左上に表示がでるのでわかりやすいですね。
またキーボードのバックライトも自由に変更可能。
プリセットから好きな色を選んだり、輝度などの各バーを調節して自由な色を選んだり、更にはグラデーションのように順に色が変わっていくパターンを選択することもできます。
実際に色を変えてみるとこんな感じ。左から順に、赤、青、緑です。

GALLERIA RL5R-G165の外観に関しては以上です。
GALLERIA RL5R-G165の付属品
今回借りたモデルへの付属品はACアダプタのみでした。通常は取扱説明書やマザーボード付属のユーティリティーディスクなどがついてくると思います。
ゲーミングノートということもあって電源部分は大きいので、外出先へ持ち込む場合はちょっとだけ注意が必要です。
GALLERIA URL5R-G165の付属品については以上となります。
GALLERIA RL5R-G165のストレージ情報&性能
次にGALLERIA RL5R-G165のストレージ情報を見ていきましょう。こちらが届いた状態のストレージ情報。
システムドライブである500GBのM.2 SSDにはOSなどがインストールされ、残りの容量は約436GBが使用可能となっていました。
Crystal Disk Info
ストレージの状態をチェックするCrystal Disk Infoでの結果はこんな感じ。
Crystal Disk Mark
続いてストレージの読み書き速度を測るCrystal Disk Markです。
こちらで測定した結果、読み込み速度は最大で3,612MB/s、書き込み速度は最大2,520MB/sという数値が出ました。十分な速さが出ていると思います。
ちなみにGALLERIA RL5R-G165の電源ONからデスクトップ画面になるまでの時間は15秒~20秒ほどでした。
GALLERIA RL5R-G165の各種ベンチマーク性能
続いてGALLERIA RL5R-G165の具体的な性能を表す各種ベンチマークテストの結果をまとめてみました。
PCMARK10
PC全体のスコアの目安となるPCMARK10では、5809というスコアになりました。
そこまで高いスコアではありませんが、価格を考えれば十分ですね。
CINEBENCH R23
CPU性能をチェックするCINEBENCHでは、シングルコア性能が1479pts、マルチコア性能が9369ptsとなっていました。
マルチに強いRyzen 5 6600Hを搭載しているので、CPUスコアはかなり高めです!

3DMARK
ゲームに大きな影響を与える3D性能の目安となる3DMARK(Time Spy版)では、3947というスコアをマークしました。
GPUがGTX1650なので仕方ないですが、あまり高い数値ではありませんね。
Final Fantasy XV ベンチマーク
続いて実際のゲームのベンチマークを測定してみましょう。
まずはファイナルファンタジー15 Windows Editionのベンチマーク。高品質&フルHD&ウィンドウモードで測定です。
結果は4009で『普通』という評価になりました。
搭載グラフィックボードのGTX1650はエントリー向けの安価なモデルなので、FF15のような重いゲームだと最高画質設定はやや厳しそう。
Final Fantasy XIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク
国産の大人気MMORPGであるFF14、その最新拡張パック「暁月のフィナーレ」のベンチマークです。こちらも最高画質&フルHD&ウィンドウモードで測定。
結果はスコアが10361、評価が『快適』となりました。評価的には上から2番めのものなので最高ではありませんが、これくらいであれば十分遊べますし、少し設定を落とせばより快適に遊べそうです。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
もう一つの国産人気MMOであるドラゴンクエストXのベンチマークソフトも最高画質&フルHD、ウィンドウモードで試しました。
結果はスコアが14022、評価が『すごく快適』となりました。こちら流石に発売からかなり年数が経過していることもあり、余裕の結果ですね。
PSO2:ニュージェネシス ベンチマーク
最後は人気アクションRPGののPSO2NGSです。
新しく生まれ変わったPSO2はグラフィックがより美麗になり、PCに求める性能も以前より高くなっています。
そんなPSO2NGSのスコアは9410となりました。やはり美麗になった分負荷も増えているので、あまり高くないスコアになりましたね。
GALLERIA RL5R-G165の具体的なベンチマーク性能については以上です。
GALLERIA RL5R-G165の静音性をチェック
GALLERIA RL5R-G165の静音性についてもチェックしてみました。
ただこちらは本格的な測定器で行ったわけではなく、スマホアプリの騒音測定器というもので判定しているので、あくまで目安として見てください。
なお測定はPCを起動した後のアイドル状態と、ゲームプレイを想定してのFF15ベンチマーク時で、それぞれ本体の真上&30cmほど離した位置で行っています。
アイドル時・・・本体の真上
PC起動後、デスクトップが表示されて1分ほど経過した状態で測定しました。
本体の真上(2-3cmほど離した状態)で測定したときの平均騒音は24.8dB。非常に低い数字です。
アイドル時・・・本体から30cmほど離した場所
本体から30cmほど離した場合は23.4dBと、更に低くなりました!
体感的にはほぼ無音なので、アイドル時の騒音は全く気になりません。
FF15ベンチ時・・・本体の真上
次に、実際のゲームプレイを想定して、FF15ベンチを動かしているときの騒音を測定してみました。
まず本体の真上の騒音ですが、こちらは30.5dBとアイドル時に比べて上昇してはいるものの、ゲーム中の割にはかなり静かな結果に。
FF15ベンチ時・・・本体から30cmほど離した場所
本体から30cmほど離した場合のFF15ベンチ時の騒音は更に低い24dBとなりました。
ここまでくるとアイドル時と変わらないくらい静かです。
整理したものがこちら。
アイドル真上・・・24.8dB
アイドル30cm・・・23.4dB
FF15ベンチ真上・・・30.5dB
FF15ベンチ30cm・・・24dB
高性能なグラフィックボードを搭載していない分、全体的にかなり静かな結果となりました。
特にゲーム中でも少し距離を開けるだけでほぼアイドル時と変わらない騒音となったのにはびっくり。これだけ静かなら騒音はほぼ気にする心配はないですね。
ただこの数値は私の部屋の環境音なども含まれているので、実際はアイドル時とゲームプレイ時はもっと差は開く(=アイドル時は更に低い)はずです。
なのでその差が気になる人は完全に騒音をシャットダウンできるように、ヘッドホンやイヤホンの装着をおすすめします!

GALLERIA RL5R-G165実機レビューまとめ
ということで今回はGALLERIA RL5R-G165の実機レビューを記事にしてみました。
改めて内容をまとめると、
- GALLERIA RL5R-G165は10万円台で購入できるゲーミングノートパソコン
- 外観はロゴ以外に特徴的な装飾はなく、非常にシンプル
- USB Type-A端子は左右合計3箇所
- HD Webカメラ付き
- 画面は15インチの144Hz対応フルHD液晶
- ベゼルは狭くスッキリ
- キーボードはテンキー付きの102キー
- モード切替スイッチ付き
- Game Centerアプリでパフォーマンスやライティングの設定が可能
- 各種ベンチマークは価格を考えれば十分
- 静音性が高くゲーム中でもほぼ気にならない
こんな感じになりました。
GALLERIA RL5R-G165はCPUにRyzen 5 6600H、GPUにGeForce GTX1650を搭載したゲーミングノートパソコンです。
搭載されているパーツ、特にグラフィックボードに関してはエントリー向けの製品なので、各種ベンチマークの通り最高画質設定での快適なプレイは厳しい場面が多々あります。
ですがFF14やDQ10などの少し昔にリリースされた作品に関しては十分快適に遊ぶことができますし、多少設定を落とせばより快適に遊ぶこともできるでしょう。
また静音性も非常に高いので、ゲーム中の騒音が気にならないのも◎。
何より価格が10万円ほどでグラフィックボードを搭載しているゲーミングノートというのはそれだけでも貴重なので、コストパフォーマンスはかなり高い製品といえます。
そのため、入門用にゲーミングノートを探している人や、仕事用のノートパソコンを探している人、サブPCを探している人に特におすすめな一台です!

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