”CPU”という言葉、パソコンやスマホに触れたことがある人であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
でもCPUとは何なのか、どういった役割があるのかよくわかっていない人も多いハズ。
そこで今回は、げーまー女子がCPUについて初心者向けにわかりやすく解説してみたいと思います!
CPUとは”コンピュータの頭脳”のこと
CPUとは簡単に言えば”コンピュータの頭脳”になるパーツのことです。
ちなみに正式名称は英語だと「Central Processing Unit(セントラルプロセッシングユニット)」と言い、CPU(シーピーユー)はその略称です。
日本語だと「中央処理装置(ちゅうおうしょりそうち)」と呼ばれています。
一言にコンピュータといっても、様々なパーツを使って出来ています。
ハードディスクやSSD、メモリ、電源などなど・・・。
その中でもCPUはPCの性能の大きな決め手となる、非常に重要なパーツとなります。
CPUの役割について
先程CPUはコンピュータの頭脳であるとお伝えしましたが、それはCPUの役割から来ている為です。
と、CPUの役割を話す前に、まず私達が日頃コンピュータで行っている作業について簡単に説明しますね。
私達がコンピュータを利用して行うすべての作業(ゲーム、ネット、メール、書類作成、お絵かきなどなど)は、コンピュータが計算をしてくれるお陰で出来るようになっています。
というのも、例えばあなたがあるゲームを遊んでいても、コンピュータにとってそれは”プレイヤーの指示(操作)通りにゲームの中でキャラクターを動かして行動を起こす為の計算”を解いていることになるからです。
コンピュータは基本的に「0」と「1」という2つの数字しかわかりません。なぜならコンピュータの動力が電気だからです。
電気を動力としているコンピュータは、0(OFF)と1(ON)で全ての情報を判断しています。
この0と1の数字の組み合わせで、ボタンを押したときに敵を攻撃するというような結果をだしているんですね。
しかしこの0と1の組み合わせでだけで様々な行動をするには、ものすごーーーく長い数字の羅列になってしまって、私達がコンピュータにそういった作業を依頼するのがものすごーーーく面倒になります。
そこで登場するのがプログラミング言語です。
プログラミング言語によって、ものすごーーーく長かった0と1の羅列が、英単語のようにわかりやすい文章に置き換えることが可能となりました。
そしてそのプログラミング言語を使ってゲームクリエイターたちはゲームを作り、コンピュータに作業を依頼しているんですね。
コンピュータはプログラマーが組んだ様々な命令文を0と1の数字に変換してそれを計算、その結果を画面に表示しています。
なので今このブログをネットで見ていたり、ゲームをしたりといった行動は全てコンピュータが命令という名の問題を計算して解いた結果なわけです。
話を最初に戻しますが、CPUがコンピュータの頭脳と呼ばれているのは、この”計算して問題(命令)を解く”という役割からきているんですね。
CPUは身近な製品にも利用されているよ
CPUがコンピュータの頭脳ということはなんとなくわかったと思いますが、パソコン以外にも様々な製品に使われているということは意外と知らないのではないでしょうか?
例えば身近なものだとスマホやケータイ、テレビなどにも使われています。
スマホはパソコンと同じようにメールやアプリを使ったりするのでわかりやすいですね。テレビは映像を綺麗に見せるための処理など行っています。
車にも搭載されています。アクセルを踏むと加速しますがその度合いを制限しているのがCPUです。
目的地へ案内したり音楽を流したりするのでカーナビにも搭載されていますね。
また最近では家電も様々な機能や特徴が追加されたものが増え、それにともなってCPU内臓の家電も増えてきています。
凄くわかりやすいのは、自分で考えて動くルンバなどのロボット掃除機でしょうか。
もちろんPS4やNintendo Switchといったゲーム機にも搭載されていますよ♪
このようにCPUは、現在は私達の身近にあるのが当たり前な存在になっているんですね!
CPUの性能の単位は"Hz"
CPUの性能を表す指標は”クロック周波数”と呼ばれ、単位には”Hz(ヘルツ)”というものを使います。
先程、コンピュータは電気を動力としているために0(OFF)と1(ON)しかわからないと書きましたが、このON・OFFの動作を1秒間に1回行って1Hzとなります。
現在のCPUはGHz(ギガヘルツ)が一般的となっていて、1ギガヘルツは1秒間に10億回ON・OFFの動作が出来るということになります。凄いですよね!
1秒間に10億回のON・OFFなんて、ライトなどの目に見えるものにしたら物凄い速さで点滅を繰り返すことになります(笑)
よってこのヘルツという単位を使うとき、性能の高いものは「早い」、性能の低いものは「遅い」といいます。
ゲームをするなら高性能なCPUが必要
あなたがもしパソコンでゲームをしようとしているなら、ゲームのタイトルにもよりますが高性能なCPUを搭載したPCが必要です。
なぜならゲームというのはCPUにとって、文章を作成したりインターネットをしたりYoutubeを見たりといった作業よりも大変な計算が必要になる作業だからです。
わかりやすくゲーム機で考えてみましょう。
例えば最新のPS4のゲームは、PS2では動かないですよね。
これは媒体となっているメディア(DVDなのかBlue-rayなのか)による違いを除けば、単純にPS4に比べてPS2のCPUが劣っているからです。
(実際にはCPUだけでなく、GPUやメモリなども含めたトータル性能の問題です)
パソコンでゲームをする場合も同じで、旧世代のCPUを使った性能の低いPCでは、最新のゲームはまず動かないと考えてOKです。
逆に数年前の古いゲームや、オセロや将棋と言った簡単なゲームを遊ぶ場合にはCPUの性能が低くても問題ないでしょう。
CPUについてのまとめ
ということで主に初心者の方に向けてCPUとはなんぞやと書いてみましたが、どういったものなのか少しわかってきましたでしょうか?
改めてポイントを整理してみると、
- CPUとはコンピュータの”頭脳”にあたるパーツ
- 英語ではCentral Processing Unit、日本語では中央処理装置という
- ゲームやネットという処理(問題)をCPUが計算して行っている。
- CPUは私達の身の回りの様々な製品に利用されている
- CPUの単位はHz
- パソコンでゲームをするなら高性能なCPUが必要
このようになりました。
CPUはコンピュータの最も重要なパーツの一つというだけでなく、スマホやインターネットの普及、高性能なAI技術など、
どんどんデジタル社会として生活が進化している昨今はもはや私達の生活にも欠かせないといえる重要なパーツとなっているんですね!
PCでゲームをする場合はその性能が非常に重要なポイントとなっているので、これから本格的にPCゲームを楽しみたいという人は、出来るだけ性能の高いCPUを選ぶようにしてみてください♪