GALLERIAのハイエンドゲーミングノート、Uシリーズの中でも最もグレードの高い【GALLERIA UL7C-R37(ガレリアUL7C-R37)】。
今回その実機を貸し出ししてもらえたので、早速レビューをしていきたいと思います。

※時期によって仕様・構成が変わる可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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GALLERIA UL7C-R37ってこんなパソコン
まずはGALLERIA UL7C-R37についてどんなパソコンなのか簡単に解説しておきます。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-11800H (2.30-4.60GHz/8コア/16スレッド) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB + インテル UHDグラフィックス |
マザーボード | モバイル インテル HM570チップセット搭載マザーボード メモリスロット x2 (最大 64GB) |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-25600/8GBx2/2チャネル) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
光学ドライブ | 無し |
ディスプレイ | 15.6インチ 狭額ベゼル リフレッシュレート240Hz 非光沢フルHD 液晶 (1920×1080ドット表示) |
WEBカメラ | HD画質 WEBカメラ/IR専用カメラ(Windows Hello対応) |
無線LAN | インテル Wi-Fi 6 AX201NGW (IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n 2x2 Max2.4Gbps) |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー (約 8.8 時間) |
入出力ポート | USB3.2Gen2 Type-A x3,USB4 Type-C x1(Thunderbolt4/DP1.4対応),マイク入力/ヘッドフォン出力(CTIA) x1, /HDMI2.0b x1 SDカードリーダー (SDXC/SDHC対応) |
本体サイズ | 356(幅)× 234(奥行き)× 21.6(高さ 最薄部) mm |
重量 | 約1.96kg |
キーボード・マウス | マルチRGB対応 日本語配列88キーボード(かな印字) マウス無し |
価格 | 229,980円(税込) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
GALLERIA UL7C-R37は、ドスパラが販売しているGALLERIAノートのハイエンドグレード「Uシリーズ」の中でも最も高性能で高価なモデルです。
CPUにCore i7-11800H、GPUにRTX3070を搭載しているので、下手なゲーミングデスクトップよりも性能が高く、多くのゲームを快適にプレイすることができます。
またディスプレイは240Hzなので高いフレームレートでのプレイもできますし、ストレージもM.2SSDの1TBと大容量。
そのためコストパフォーマンスも悪くない、おすすめできるゲーミングノートとなっています。
GALLERIA UL7C-R37の実際の外観を写真でチェック
ということで実機レビューに入りたいと思います。
まずは実物の外見を写真でチェックしてみましょう。
GALLERIA UL7C-R37本体
こちらが今回お借りしたGALLERIA UL7C-R37の全体像です。
マグネシウム合金でできたボディはロゴ以外に目立った装飾などはなく、非常にシンプルなデザイン。
本体正面側。
本体正面には、ディスプレイを開きやすくする溝があるのですが、その下にご注目。
中央にいくにつれて幅が広くなっている切り取り線のようなものが見えると思いますが、こちらはライトバーと呼ばれるLED装飾です。詳しくは後述します。
本体右側面。
右側にはSDカードリーダーと、USB3.2Gen2 Type-Aが2つあります。
片側にUSBが2つある時点で便利ですが、SDカードリーダーが標準でついているのも嬉しいですね。これでスマホなどからのバックアップも簡単に行えます。
本体左側面。
左側には背面方向に盗難防止ロックナット用の溝があり、正面の方にはUSB3.2Gen2 Type-Aとヘッドセット用のジャックがあります。
右側と合わせると3つもUSBポートがあるので、ノートPCとしては拡張性は抜群!
背面。
本体背面には、Thunderbolt4およびDP1.4に対応したUSB4 Type-C、HDMI2.0b、LANポート、そして電源コネクタがあります。
自宅にいるときはモニターに繋いで疑似デスクトップのように扱ったり、デュアルモニターにして効率よく作業することもできますね。
次は底面です。

※シリアルナンバーなど一部修正しています。
底面には吸気用の無数のスリットの他、四隅に大型のゴム足が装着されています。
安定性が抜群なのはもちろん、防振・防音効果も期待できそうです。
本体を開いてみました。
こちらもかなりシンプルなデザインです。
ディスプレイ部分は置いておいて、まずはキーボード部分からチェック。
キーボードは日本語配列の88キーボード。ゲーミングノートなのであまり気にする人はいないかもしれませんが、テンキーはありません。
右上には電源ボタンとメーターのようなボタンがあります。
詳しくは後述しますが、このメーターのようなボタンはモード切替スイッチです。
左上にはGALLERIAのロゴが。
右下には搭載OSやパーツのステッカー。
そして左下にはSteamのステッカーがあります。
タッチパッドは大型のものを搭載。貸出機には保護フィルムのようなものもついていました。
左右のクリックボタンは一体型となっていて、独立していません。
キーボード部分アップ。
キーボードは真四角のタイルのような珍しいデザイン。おしゃれです。
キーピッチやストロークなども問題なく、見た目と違って普通に使いやすいです。
続いて電源を入れて、ディスプレイ部分を見ていきましょう。
画面の上部中央にはHDカメラがあります。
ZoomやSkypeなどのビデオ通話につかえるだけじゃなく、WindowsHalloによる顔認証ログインにも対応しているので、セキュリティもバッチリ。
ベゼルも狭く、スッキリして画面も見やすいです。
視野角はこんな感じ。
十分広いですね!
ちなみに本体は180度近くまで開くことができます。
またこのPCにはGALLERIA Game Center(インテルNUCソフトウェア・スタジオに統合)というソフトウェアがインストールされています。
このソフトウェアを使うことによって、ファンの回転数やライティングの設定などを簡単に行うことができます。
そして電源ボタンの隣にメーターのようなモード切替スイッチがあったのを思い出してほしいのですが、そのスイッチを押すことでここで設定したパフォーマンスモード/バランスモード/バッテリー節約モードをワンタッチで切り替えることができるというわけです。

ライティングを変えるとキーの色はこんな感じで変わります。
キーの色だけじゃなく、光り方なども好みにあわせて変更可能で、以下のようにレインボーカラーにすることも。
やっぱりライティング機能がついていると”ゲーミングPC”っていう感じがしますね!
またモード切替スイッチに続いて冒頭でお伝えしたライトバーですが、
こちらもGALLERIA Game Centerで設定することで以下のように光らせることができます。
キーボード、ライトバーともに好きな色・パターンでON/OFFの設定ができるので、誰でも簡単に自分好みの鮮やかなライティングを楽しむことができますよ。
GALLERIA UL7C-R37の外観に関しては以上です。
GALLERIA UL7C-R37の付属品
今回借りたモデルへの付属品はACアダプタのみでした。通常は取扱説明書やマザーボード付属のユーティリティーディスクなどがついてくると思います。
ゲーミングノートということもあって電源部分は大きいので、外出先へ持ち込む場合はちょっと大変かもしれません。
GALLERIA UL7C-R37の付属品については以上となります。
GALLERIA UL7C-R37のストレージ情報&性能
次にGALLERIA UL7C-R37のストレージ情報を見ていきましょう。こちらが届いた状態のストレージ情報。
システムドライブである1TBのM.2 SSDにはOSなどがインストールされ、残りの容量は約895GBが使用可能となっていました。
Crystal Disk Info
ストレージの状態をチェックするCrystal Disk Infoでの結果はこんな感じ。
Crystal Disk Mark
続いてストレージの読み書き速度を測るCrystal Disk Markです。
こちらで測定した結果、読み込み速度は最大で5,002MB/s、書き込み速度は最大4,265MB/sという数値が出ました!
Gen4に対応したM.2SSDなので、めちゃくちゃ高速です!!
ちなみにGALLERIA UL7C-R37の電源ONからデスクトップ画面になるまでの時間は20秒~25秒ほどでした。
GALLERIA UL7C-R37の各種ベンチマーク性能
続いてGALLERIA UL7C-R37の具体的な性能を表す各種ベンチマークテストの結果をまとめてみました。
テスト環境としては初期化済みのGALLERIA UL7C-R37実機でOSのアップデート&最新のグラフィックスドライバをインストールした状態で行っています。
PCMARK10
PC全体のスコアの目安となるPCMARK10では、6678というスコアになりました。
M.2以外にも高性能なパーツを使っているので、かなり高い数値です。
CINEBENCH
CPU性能をチェックするCINEBENCHでは、シングルコア性能が565pts、マルチコア性能が3780ptsとなっていました。
Core i7-11800H搭載ということでシングルコア性能はもちろん、マルチコア性能も高いのは嬉しい!これならエンコードなどもサクサク行えそうです。
3DMARK
ゲームに大きな影響を与える3D性能の目安となる3DMARK(Time Spy版)では、8991というスコアをマークしました。
こちらも非常に高いスコアです。RTX3070という現行のノートPCでは最高クラスのグラフィックスボードを搭載しているので納得ですね!
Final Fantasy XV ベンチマーク
続いて実際のゲームのベンチマークを測定してみましょう。
まずはファイナルファンタジー15 Windows Editionのベンチマーク。高品質&フルHD&ウィンドウモードで測定です。
結果は8615で『快適』という評価になりました。
やっぱりCore i7-11800H+RTX3070という組み合わせなので、重いと言われているFF15も高画質で難なく遊べそうです。
Final Fantasy XIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク
国産の大人気MMORPGであるFF14、その最新拡張パック「暁月のフィナーレ」のベンチマークです。こちらも最高画質&フルHD&ウィンドウモードで測定。
結果はスコアが17531、評価が『非常に快適』となりました。
こちらはFF15よりも軽いので、”非常に快適”という最高評価に!このパソコンなら人が多いエリアでも処理落ちの心配がありません!
ドラゴンクエストX ベンチマーク
もう一つの国産人気MMOであるドラゴンクエストXのベンチマークソフトも最高画質&フルHD、ウィンドウモードで試しました。
結果はスコアが17395、評価が『すごく快適』となりました。こちらはFF14より更に軽いので、全く問題ありませんね。
PSO2:ニュージェネシス ベンチマーク
最後は最新人気アクションRPGののPSO2:NGSです。
新しく生まれ変わったPSO2はグラフィックがよりリッチになり、PCに求める性能も以前より高くなっています。
そんなPSO2NGSのスコアは32072となりました。PSO2:NGSも高画質設定でなめらかなプレイが期待できます。
GALLERIA UL7C-R37の具体的なベンチマーク性能については以上です。
GALLERIA UL7C-R37の静音性をチェック
GALLERIA UL7C-R37の静音性についてもチェックしてみました。
ただこちらは本格的な測定器で行ったわけではなく、スマホアプリの騒音測定器というもので判定しているので、あくまで目安として見てください。
なお測定はPCを起動した後のアイドル状態と、ゲームプレイを想定してのFF15ベンチマーク時で、それぞれ本体の真上&30cmほど離した位置で行っています。
アイドル時・・・本体の真上
PC起動後、デスクトップが表示されて1分ほど経過した状態で測定しました。
本体の真上(2-3cmほど離した状態)で測定したときの平均騒音は23.1dB。非常に低い数字です。
アイドル時・・・本体から30cmほど離した場所
本体から30cmほど離した場合は23.5dBと、真上とほぼ同じ結果に。
体感的には本体は無音なので恐らくアイドル時は共にもっと低く、23dB前後の数値は私の部屋の環境音の可能性が高いです。
FF15ベンチ時・・・本体の真上
次に、実際のゲームプレイを想定して、FF15ベンチを動かしているときの騒音を測定してみました。
まず本体の真上の騒音ですが、こちらは37.2dBとなりました。アイドル時が低すぎたこともあり、かなり高くなったように感じます。
ですが当サイトでレビューしている他のゲーミングノートに比べると比較的低めな数値なので、性能の割には静かな部類に入ると思います。
FF15ベンチ時・・・本体から30cmほど離した場所
本体から30cmほど離した場合のFF15ベンチ時の騒音は31.0dBとなりました。
ちょっと離すだけでだいぶ静かになりましたね。これくらいなら全然問題なさそうです。
整理したものがこちら。
アイドル真上・・・23.1dB
アイドル30cm・・・23.5dB
FF15ベンチ真上・・・37.2dB
FF15ベンチ30cm・・・31.0dB
アイドル時は真上・30cm離したところでもどちらもほぼ同じくらい低かったので、実際には20dB以下の数値かもしれません。
体感的にはほぼ無音なので、アイドル時やネット・メール程度であれば全く気にならないレベルだと思います。
対してゲーム中の騒音は30dB以上と大幅に増加しているので、アイドル時に比べると気になる人もでてくるでしょう。
ですがハイエンドな性能に反して他のゲーミングノートに比べると控えめな騒音なので、静音性は高いといえます。
どうしても騒音が気になる人は、ヘッドセットやイヤホンを使ってゲームするのがおすすめです。

GALLERIA UL7C-R37実機レビューまとめ
ということで今回はGALLERIA UL7C-R37の実機レビューを記事にしてみました。
改めて内容をまとめると、
- GALLERIA UL7C-R37はガレリアノートの最上級モデル(2022年3月時点)
- シンプルながら質感の高いマグネシウムボディ
- 本体正面下部にライトバー
- 右側にはSDカードリーダーとUSB3.2Gen2 Type-A x2
- 左側にはUSB3.2Gen2 Type-Aと3.5mmジャック
- 背面にUSB4 Type-C、HDMI2.0b、LANポート
- 底面には大型のゴム足&吸気用スリット
- 日本語配列の88キーボードはタイルのような四角いデザイン
- モード切替スイッチ搭載
- モニター上部にHDカメラ
- ベゼルはかなり狭い
- 視野角は広くほぼ真横からでも見える
- 本体は180度近くまで開ける
- GALLERIA Game Centerでライティングやファンコントロールが簡単
- ライティングは好きな色やパターンに変更できる
- 各種ベンチマークは高スコア
- アイドル時はほぼ無音、ゲーム中もスペックの割に静か
こんな感じになりました。
GALLERIA UL7C-R37はCore i7-11800H、RTX3070などの高性能なパーツを搭載した、GALLERIA Uシリーズのハイエンドノートです。
単にスペックが高いだけじゃなく、シンプルでありながら高い質感を持つボディや洗練されたキーボード、ソフトウェアで簡単に制御できるライティングやファンコントロールなど、全体的に良くできたゲーミングノートです。
各種ベンチマークも高スコアで、静音性も搭載されているパーツの割に静かなので、快適にゲームを楽しむことができます。
また左右3つ+背面1つのUSBポートやSDカードリーダーなどもあり、使い勝手が良いのもポイント。このことからゲーミング用途はもちろん、普段遣いにも最適なノートPCとなっています。

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