より快適なプレイができることで期待されているモンスターハンターライズPC版(モンハンライズPC)。
Nintendo Switch版で好評を博したモンハンライズですが、解像度やフレームレートの低さが気になってPC版の発売まで待っていた人も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんなモンスターハンターライズPC版の具体的な発売日や予約特典、各バージョン・エディションの違いから、PC版の必要スペック・推奨スペックといった動作環境、そして快適に遊ぶためのおすすめゲーミングPCについて解説しています。

モンスターハンターライズPC版の発売日や価格
発売日 | 2022年1月13日 |
価格 | 通常版:5,990円(税込) デラックスエディション:7,041円(税込) |
ジャンル | ハンティングアクション |
対応ハード | PC(Steam) |
販売元 | カプコン |
開発元 | カプコン |
公式サイト | https://www.capcom.co.jp/monsterhunter/rise-steam/ |
モンスターハンターライズPC版は、昨年の3月26日にNintendo Switchで販売された人気ハンティングアクション「モンスターハンター」シリーズの最新作です。
”和”を基調としたテーマ・デザインになっているのが特徴の一つで、拠点となる村や冒険の舞台となるフィールド、登場するモンスターや武器防具まで、様々な部分で和風を感じることができます。
また新システムとして「翔虫(かけりむし)」と呼ばれるワイヤーアクションやオトモガルクというペットに騎乗したまま移動ができるなど、これまでの作品よりもスピーディーで爽快なプレイができるようになっています。
PC版のモンハンライズの変更点としては、Switch版からの解像度の向上(最大4K)やフレームレートの制限解除が大きな部分になります。
Switch版ではハードのスペックが低いため、解像度がTVモードでも1344×756(756p)、フレームレートは30FPS固定となっていて、ゲーム自体は面白いもののこれが原因で評価が落ちていたり、買うのを躊躇していた人も多いほどでした。その点PC版はこのあたりが自由に設定できるので、画質の大幅な向上が期待できます。
更にゲーム内でのボイスチャットの標準対応やキーボード・マウス操作の最適化(もちろんゲームパッドでも操作可能)など、Switch版と比較してかなり快適に遊べる作品へと生まれ変わっています。
価格は通常版が5,980円(税込)、特別な重ね着装備やジェスチャーなどの特典がついたデラックス・エディションが7,041円(税込)となっています。
モンスターハンターライズPC版の予約特典と各エディションの違い
予約特典:「オトモガルク」と「オトモアイルー」の重ね着装備&「初心の護石」
予約特典
- なりきりレトリバー(重ね着装備)
- なりきりフォレスト(重ね着装備)
- 序盤に役立つ「初心の護石」
モンハンライズPC版の予約特典は、オトモガルクとオトモアイルーに装備できる「なりきりレトリバー」「なりきりフォレスト」という2つの重ね着装備と、プレイヤー自身に装備できる「初心の護石」というアクセサリーです。
重ね着装備は”装備している防具の見た目だけを変えるスキンのようなもの”で、どのような防具を付けていてもこの重ね着装備を装着することで画像のような可愛らしい見た目に変えることができます。
またもう一つの予約特典である「初心の護石」は護石と呼ばれるプレイヤーキャラクターの能力やスキルをあげられるアクセサリーの一つです。詳しい性能は以下の通り。
ハンターに様々な特殊効果を与えてくれる「護石」。ゲームを進めていくと手に入るが、この「初心の護石」は予約購入特典としてゲーム開始から装備可能。序盤の攻略で役に立つぞ。
- 発動スキル①「見切り Lv1」・・・会心率が5%アップする。
- 発動スキル②「壁面移動 Lv1」・・・壁走りのスタミナ消費が25%軽減される。
なくても問題ないですが、他の護石がストーリー上で手に入るのは多少進めてからになるので、あれば序盤の攻略がちょっと楽になるかもしれません。
通常版とデラックスエディションの違いを比較
通常版 | デラックスエディション | |
ゲーム本体 | ○ | ○ |
ハンター 重ね着装備防具「カムライ」シリーズ | ✕ | ○ |
オトモガルク 重ね着装備(パーツ)「手裏剣ガルカラー」 | ✕ | ○ |
オトモアイルー 重ね着装備(パーツ)「フィッシュネコカラー」 | ✕ | ○ |
ジェスチャー(ジャンプ4種) | ✕ | ○ |
ポーズセット(サムライポーズ) | ✕ | ○ |
顔のペイント(カブキペイント) | ✕ | ○ |
髪型 (イズチテール) | ✕ | ○ |
モンスターハンターライズPC版の通常版とデラックスエディションの違いは、「デラックスキット」が含まれているかどうかです。
デラックスキットとはハンターやオトモの重ね着装備や、ジェスチャー、ポーズセット、髪型などがセットになったパックのこと。
これは見た目だけのコスメグッズなので、ゲーム内で能力が変わったり、モンスターと戦うときに有利になるといったことは特にありません。
またデラックスキットはPC版モンハンライズの発売日である1/13からSteam上で有料ダウンロードコンテンツとして販売されるので、後から必要になったときでも買うことができます。
そのことから、個人的にはデラックスエディションは不要で、通常版で十分だと言えます。

モンスターハンターライズPC版の動作環境(必要スペック・推奨スペック)
モンスターハンターライズPC版の動作環境となる必要スペック・推奨スペックは以下の通りです。
必要スペック | 推奨スペック | 【超快適】60FPS・4K | |
OS | 64ビット版 Windows 10 | 64ビット版 Windows 10 | 64ビット版 Windows 10 |
CPU | Intel Core i3-4130 Intel Core i5-3470 AMD FX-6100 |
Intel Core i7-4460 AMD FX-8300 |
Intel Core i7-7700 AMD Ryzen7 1700 |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB |
GPU | NVIDIA GeForce GT1030 AMD Radeon RX550 |
NVIDIA GeForce GTX1060 3GB AMD Radeon RX570 4GB |
NVIDIA GeForce RTX3070 AMD Radeon RX6800 |
ストレージ | 23GB | 23GB | 23GB |
※より細かい内容については公式サイトをご確認ください。
必要スペックと推奨スペックの簡単な違いは簡単にいうと、
必要スペック・・・そのゲームが”なんとか動作する”必要最低限のスペック
推奨スペック・・・そのゲームを”快適に遊ぶ”ためのおすすめスペック
こんな感じです。詳しくは以下の記事で解説しています。
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PCゲームは最低動作環境と推奨動作環境どっちで考えるべき?
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なおこの記事では快適に遊べるように推奨スペックをベースに考察しています。

OS
OSは必要スペック・推奨スペック共に「64ビット版 Windows 10」となっていました。
最近のPCは基本Windows10が導入されているのがほとんどなので、ここに関しては特に問題はないですね。
ただ注意点として、最新のWindows11は現時点で正式にサポートはされていないようなので、PC版モンハンライズ目的でゲーミングPCを購入するのであれば、念の為Windows10がインストールされているか確認をしておきましょう。また10⇒11へのアップデートもしばらくは様子を見たほうが良さそうです。
ちなみにWindows10はHomeとProの2種類ありますが、ゲーム自体はどちらでも問題ないので、好きな方を選べば大丈夫です。

CPU
CPUは必要スペックが「Intel Core i3-4130、Intel Core i5-3470、AMD FX-6100」、推奨スペックが「Intel Core i7-4460、AMD FX-8300」となっていました。
掲載されているものはすべて販売終了している数年前のものばかりなので、内容を見る限りではCPUはそこまでこだわらなくても大丈夫そうです。
推奨スペックだと一応Core i7(ハイエンドなグレード)が選ばれていますが、最近のモデルなら過去のモデルより大幅に性能が上がっていることもあるので、IntelならCore i5-10400以上、AMDならRyzen5 3500以上で十分でしょう。
メモリ
メモリは必要スペック・推奨スペックともに「8GB」となっていました。
モンハンライズは最新のゲームタイトルでありながら推奨スペック(と4K/60FPSスペック)でも8GBのメモリで十分なので、かなり軽いゲームとなっています。
現在は16GBメモリが主流なので、特に心配はなさそうですね。そのため、おすすめとしては16GB以上となります。
GPU
GPU(グラフィックボード)は必要スペックが「NVIDIA GeForce GT1030、AMD Radeon RX550」、推奨スペックが「NVIDIA GeForce GTX1060 3GB、AMD Radeon RX570 4GB」となっていました。
掲載されているモデルはCPU同様どれも販売終了しているモデルで、推奨スペックだとしても比較的低いスペックであるGTX1060の3GBモデルが上げられています。
GTX1060は2015年〜2016年ごろに登場したミドルレンジグラフィックボードですが、搭載されているメモリ容量が3GBと6GBの2種類存在していました。
3GBモデルはメモリ容量を減らした廉価版で若干性能も落ちるのですが、その廉価版の方で十分という性能なのは助かりますね。
ミドルレンジモデルは現行だとGTX1660やGTX1660 SUPERなどが上げられますが、グラフィックボードはゲームで一番重要なパーツでもあり、性能が高いほどより高画質でなめらかなフレームレートで遊べるようになります。
また今後登場する他のゲームも問題なく遊べるように、ある程度余裕のある性能のモデルをチョイスするのがおすすめです。
そのため、レイトレーシング機能もついていてスペックにもある程度余裕のあるRTX3060以上のマシンにするのが良いと思います。
ストレージ
ストレージ(インストール容量)は必要スペック・推奨スペックともにが「25GB」となっていました。
他のゲームソフトと違ってHDDやSSDといったストレージの指定がなく、インストール容量のみの記載ですね。
とはいえ、現在はHDDよりも何十倍も高速なM.2SSDが主流となっているので、ロードや起動時間の短縮のためにも、M.2SSD搭載モデルがオススメです。
個人的にはは500GB以上の大容量M.2 SSDがおすすめですね!
モンスターハンターライズPC版におすすめのゲーミングPC
ということで今回はSwitch版から画質や快適性が大幅にパワーアップした人気ハンティングアクション、モンスターハンターライズPC版の予約特典やバージョンの違い、そして動作環境やおすすめ構成について書いてみました。
ここまでの内容をまとめてみると、モンスターハンターライズPC版に最適なゲーミングPCは15万円以下のミドルレンジモデルで十分ということがわかりました。
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そしてその中でもモンスターハンターライズPC版に特におすすめなモデルはストームのPG-HG3です!
OS | Windows 10 Home 64bit DSP プリインストール ※OSメディア(DVD)付属 |
CPU | AMD Ryzen 5 3500X(6コア/6スレッド 3.6GHz TDP65W) |
GPU | GeForce RTX 3060 12GB |
マザーボード | A520Micro-ATXマザーボード(RAID対応,有線LAN,M.2 Socket,メモリ2枚まで) |
メモリ | crucial 16GB(8GBx2) DDR4-3200/PC4-25600 |
ストレージ | Crucial CT500P2SSD8 500GB(PCI-Express 3.0 x4接続 Read:最大2,300MB/s Write:最大940MB/s) |
光学ドライブ | 無し |
電源 | 750W 80PLUS GOLD電源 |
ケース | NZXT H510 CA-H510B |
本体サイズ | W210mm x H460mm x D428mm |
重量 | 不明 |
マウス・キーボード | 日本語USBキーボード (黒色) USB 光学式スクロールマウス(黒色) |
価格 | 144,800円(税込) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
PG-HG3はストームの人気ミドルレンジモデルです。
第3世代Ryzen5 3500Xに人気グラボRTX3060、そして16GBメモリにCrucial爆速M.2 SSD搭載と、隙のない作りになっています。
しかも驚くべきはその価格で、高性能&高品質ブランドパーツをふんだんに採用した内容でありながら税込みで14万円台まで抑えているのだからびっくり!
更にはキーボードやマウスも付属しているので、コスパの点から見てもかなり魅力的な一台に仕上がっています。
このPCであればフルHD以上の解像度でも高画質設定で高いフレームレートを維持したまま快適に遊べるので、おすすめです!
おまけ:4K60フレームで楽しむならより高スペックなモデルを!
さて、フルHDでの高画質設定では前述したモデルで十分ですが、「4Kでの超高解像度で60フレーム以上をキープしたい」など、よりリッチな環境で楽しみたい場合は、もっと高いスペックのゲーミングPCが必要になります。
そこでモンスターハンターライズPC版を4K60フレームで超快適に遊ぶためのモデルもおまけで紹介しておきましょう。
そのモデルはパソコン工房のLEVEL-R9X6-LCR58X-VAXです!
OS | Windows 10 Home 64ビット(DSP) |
CPU | AMD(R) Ryzen 7 5800X プロセッサー (3.8-4.7GHz/8コア/16スレッド/32MBキャッシュ/TDP 105W) |
CPUクーラー | 12cm×2 ラジエーターファン水冷CPUクーラー (基本構成) |
GPU | NVIDIA(R) GeForce RTX 3080 [HDMI×1・DisplayPort×3] |
マザーボード | AMD(R) X570 チップセット (ASUS PRIME X570-PRO |
メモリ | DDR4-3200 8GB×2(デュアルチャンネル/計16GB) (基本構成) |
ストレージ | 1TB SSD / NVMe M.2[PCI Exp.3.0×4] |
光学ドライブ | 無し |
電源 | 800W [80PLUS TITANIUM認証] / ATX電源 |
ケース | ミドルタワーATXケース [InWin CS-216] ブラック (基本構成) |
本体サイズ | 約幅190mm×奥行477mm×高さ432mm ※最大突起物除く |
マウス・キーボード | 日本語キーボード 光学式マウス |
価格 | 303,980円(税込) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
LEVEL-R9X6-LCR58X-VAXは最高クラスの構成が魅力のパソコン工房のフラッグシップモデルです。
第4世代Ryzen 7 5800XにRTX3080と、モンハンライズPC版を4K&60フレーム以上でなめらかに楽しめる、強力なハイエンドCPU&GPUを装備。
メモリは16GBと十分で、高速なM.2 SSDも1TB搭載されているのでゲームもたっぷりインストールできます!
更に水冷式のCPUクーラーやマウス・キーボードまで付属しているので、ゲーム以外の作業も快適にこなせますよ。
価格が税込み30万円以上と高額ではありますが、資金に余裕があって最高環境でモンスターハンターライズPC版を楽しみたいという人は是非検討してみてはいかがでしょうか!

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