ついに販売された第3世代Ryzen(Zen2)3000シリーズ。
その中でも最も高性能で最も高価格であるフラッグシップモデル『Ryzen9 3900X』の性能・スペックや特徴から、旧世代モデル・ライバル製品との比較、各種ベンチマーク性能、そして最安値情報におすすめ搭載モデルまで網羅しました!
Ryzen9 3900Xの基本性能・スペック・仕様
名称 | Ryzen9 3900X |
世代 | 第3世代 |
CPUコア数 | 12 |
スレッド数 | 24 |
基本クロック | 3.8GHz |
最大ブースト・クロック | 4.6GHz |
L1キャッシュ合計 | 768KB |
L2キャッシュ合計 | 6MB |
L3キャッシュ合計 | 64MB |
製造プロセス | 7nm |
ソケット形状 | AM4 |
対応メモリ | DDR4-3200(最大128GB) |
対応PCIe | Gen4 |
消費電力(TDP) | 105W |
発表時の小売価格(MSRP) | 499ドル |
Amazonの現在価格 | 65,236円 |
公式https://www.amd.com/ja/products/cpu/amd-ryzen-9-3900x
Ryzen9 3900Xは2019年の7月7日、七夕の日に発売されたAMDの最新CPUであり、現状最強クラスのCPUの一つです。
AMDのRyzenシリーズとしては第3世代にあたる製品で、コードネーム「Zen2」と呼ばれていたのが今回の世代となります。
ちなみに第1世代のRyzen1000シリーズは「Zen」、第2世代の2000シリーズは「Zen+」なので、ちょっとややこしいですね(笑)
この第3世代からはこれまでのRyzenシリーズに比べて大幅な性能向上を果たしているのが注目ポイントで、発売前からかなり期待されていて非常に注目を浴びていました。
3900Xはそんな第3世代Ryzenの中でも最も高額&高性能なフラッグシップモデルとなっています。
Ryzen9 3900Xの特徴やおすすめポイント
Ryzen9 3900Xの特徴やおすすめポイントには以下のようなものがあります。
- 1クロックあたりの性能が大幅に向上
- 12コア24スレッドの驚異的なマルチ性能
- 7nm製造プロセスで低消費電力&コスト削減
順に解説していきましょう。
1クロックあたりの性能が大幅に向上
第3世代Ryzenこと「Zen2」からは、冒頭でお伝えしたようにこれまでの世代に比べて大幅な性能向上を果たしています。
その具体的な秘密は、「IPC」と呼ばれる1クロックあたりの実行可能な命令数=処理性能が約15%も上がっている為です。
つまり第1世代や第2世代Ryzenに比べて、同じ消費電力やクロック周波数であっても第3世代Ryzenのほうが性能が上ということになります。
第1世代から第2世代の間にはここまで大きな変化はなかったので微妙でしたが、この第3世代から大きく改善されたのです。
また動画のエンコードに関する性能も大きくパワーアップしていて、これまでよりも約2倍の速度で処理できるように。
これはエンコード処理(浮動小数点演算=SIMD)で使うパイプラインがこれまで128bitにしか対応していなかったところ、第3世代からAVX2という命令が使えるようになったことで256bitに対応するようになった為です。
単純にこれまでよりも2倍の速度で処理できるようになったので、動画のエンコードが半分ほどの時間で済むようになりました。
12コア24スレッドの驚異的なマルチ性能
3900Xは12コア24スレッドという非常に高性能なマルチコアCPUとなっています。
これまで12コア/24スレッドCPUはIntelでは15万円以上もするCore i9-9920X以上、AMDでは10万円近くするThreadripper 2920X以上じゃないとありませんでした。
金額的にどちらも一般的なゲーミングPCやBTOパソコンに導入できるレベルではなく、主にクリエイターなどの業務向けとして購入するのが主流となっていました。
ですが今回の3900XはThreadripperという名称がついていないことからもわかるように、位置的には一般向けのRyzenシリーズとして登場していて価格も発売当初から6万円台とだいぶハードルが下がっています。
そのため一般向けとしてはついに12コア24スレッドの性能を試せるようになったというわけです!
その性能はもちろん非常に高く、ゲーム用途だけで考えると持て余すレベル。
せっかくエンコード速度も2倍になっているので、高いパフォーマンスを活かすためにもゲームだけじゃなく動画編集などマルチな作業用に導入するのがおすすめです。
7nm製造プロセスで低消費電力&低発熱
3900Xを含む第3世代Ryzenシリーズは、CPUとしては初の7nmプロセスで製造されているモデル。
このプロセスルールがどんどん微細化することでCPUはより小型・高速になる特徴があるのですが、合わせて起こるメリットが消費電力と発熱が下がるということです。
そのため3900Xは同じく12コア24スレッドのCore i9-9920XやThreadripper 2920Xに比べて発熱が少なく、TDPも105Wに収めることに成功しています。
発熱や消費電力を抑えられればPCの静音化にも恩恵があるので、実は密かに重要なポイントです。
Ryzen9 3900Xと前世代モデルとの比較
Ryzen9 3900Xと前世代までのモデルを比較してみましょう。
対象として選んだのは同じく12コア/24スレッドの『Threadripper 2920X』と、これまでの一般向けとしては最上位モデルだった『Ryzen7 2700X』です。
旧モデルよりも優れている点は青色にしています。
名称 | Ryzen9 3900X | Threadripper 2920X | Ryzen7 2700X |
世代 | 第3世代(Zen3) | 第2世代(Zen+) | 第2世代(Zen+) |
CPUコア数 | 12 | 12 | 8 |
スレッド数 | 24 | 24 | 16 |
基本クロック | 3.8GHz | 3.5GHz | 3.7GHz |
最大ブースト・クロック | 4.6GHz | 4.3GHz | 4.25GHz |
L1キャッシュ合計 | 768KB | 1.125MB | 768KB |
L2キャッシュ合計 | 6MB | 6MB | 4MB |
L3キャッシュ合計 | 64MB | 32MB | 16MB |
製造プロセス | 7nm | 12nm | 12nm |
ソケット形状 | AM4 | AM4 | AM4 |
対応メモリ | DDR4-3200(最大128GB) | DDR4-2933(最大128GB) | DDR4-2933(最大128GB) |
対応PCIe | Gen4 | Gen3 | Gen3 |
消費電力(TDP) | 105W | 180W | 105W |
発表時の小売価格(MSRP) | 499ドル | 900ドル | 329ドル |
Amazonの現在価格 | 65,236円 | 63,350円 | 29,630円 |
こうしてみると全体的に第3世代Ryzen9 3900Xが前世代よりも大幅にパワーアップしていることがわかりますね!
コア数が増えただけじゃなく基本クロックとブーストクロックも向上していて、かつ前述したようにクロックあたりの処理性能があがっている為、実際は数値以上の差を体感できるはずです。
また同じく12コア/24スレッドのThreadripper 2920Xの消費電力が180Wに対し、今回の3900Xは105Wと大幅に低くなっています。
これは処理性能が上がったことで余計なパワーを使わなくなったことや、製造プロセスが7nmに微細化されたことによるものが大きいと思います。
発売したばかりなので大きく値下がりしている2700Xよりは割高に感じてしまいますが、同じ105Wでも性能が雲泥の差なので今から2700Xを買うのはやめておいたほうが良いでしょう。
Ryzen9 3900Xと競合製品との比較
Ryzen9 3900Xと他社のライバル・競合製品との比較です。
3900Xのライバル製品としては、Intelの12コア/24スレッドCPUである『Core i9 9920X』、そして価格帯的に競合となりえる『Core i9-9900K』をチョイスしました。
名称 | Ryzen9 3900X | Core i9 9920X | Core i9 9900K |
世代 | 第3世代(Zen2) | 第9世代(Skylake-X Refresh) | 第9世代(Coffee Lake Refresh-S) |
CPUコア数 | 12 | 10 | 8 |
スレッド数 | 24 | 24 | 16 |
基本クロック | 3.8GHz | 3.5GHz | 3.60GHz |
最大ブースト・クロック | 4.6GHz | 4.5GHz(全コア使用時は4.4GHz) | 5GHz(全コア使用時は4.7GHz) |
L1キャッシュ合計 | 768KB | 不明 | 512KB |
L2キャッシュ合計 | 6MB | 12M | 2MB |
L3キャッシュ合計 | 64MB | 19MB | 16MB |
製造プロセス | 7nm | 14nm | 14nm++ |
ソケット形状 | AM4 | LGA2066 | LGA1151(第2世代) |
対応メモリ | DDR4-3200(最大128GB) | DDR4-2666(最大64GB) | DDR4-2666(最大64GB) |
対応PCIe | Gen4 | Gen3 | Gen3 |
消費電力(TDP) | 105W | 165W | 95W |
発表時の小売価格(MSRP) | 499ドル | 1,189ドル | 499ドル |
Amazonの現在価格 | 65,236円 | 153,961円 | 57,610円 |
まず同コア・同スレッドであるCore i9 9920Xと比較してみましょう。
ベースクロックや総合的なキャッシュ容量、対応メモリや対応PCIeバージョンなど、総合的に3900Xが勝っていることがわかります。
中でも驚きなのは価格と消費電力の差で、発表時のアメリカでの価格が1,189ドル、国内Amazonで現在も15万円以上で売られている9920Xに対して、3900Xは半額以下の499ドル、amazonの価格は6万5千円程度となっています。
発売した時点でこの安さは異常です。それでいて消費電力も9920Xより60Wも低い105Wという、もうよくわからない感じに・・・。
価格が少し値下がりしたCore i9-9900Kと比較した場合はそもそもコア数・スレッド数に大きな差があるので、全く別なランクの製品だと思って良いかもしれません。
唯一ブーストクロックのみ9900Kに軍配が上がりますが、9900Kの最大5GHxzというのは「インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー3.0」というシングルコアを使ったときのみに動作するもので、基本的には4.7GHzが最大だと思っておいたほうが良いでしょう。
それでも3900Xよりわずかに高いわけですが、3900XはIPC=クロックあたりの処理性能がこれまでより大幅に向上しているため、実際の性能は3900Xのほうが上となります。
コアとスレッド数が同じ9920Xに対しては全体的な性能や消費電力・価格差で圧倒的に勝利し、同じくらいの価格帯である9900Kには数ランク上の性能でやはり余裕で勝ってしまう3900X。
このことからRyzen9 3900Xがどれだけコストパフォーマンスに優れたCPUなのかわかりますね!
Ryzen9 3900Xのベンチマーク性能まとめ
では続いてRyzen9 3900Xの具体的なベンチマーク性能についてまとめたいと思います。
ベンチマークの測定結果は海外のデータサイトTECHPOWERUPから参照させて頂きました。
比較対象として、
AMD・・・Ryzen7 1700、Ryzen7 1700X、Ryzen7 1800X、Ryzen7 2700、Ryzen7 2700X、Ryzen7 3700X、Ryzen9 3900X
Intel・・・Core i5-9600K、Core i7-8700K、Core i7-9700K、Core i9-9900K
が用意されています。
以下テスト環境です。
CPU | 第3世代Ryzenシリーズ | 第2・第1世代Ryzenシリーズ | 第8・第9世代Core iシリーズ |
マザーボード | ASRock X570 Taichi | MSI X470 Gaming M7 AC | ASUS Z390 Maximus XI Extreme |
OS | Windows 10 Professional 64-bit | ||
メモリ | DDR4-3200 16GB(8GB*2) | ||
GPU | EVGA GeForce RTX2080Ti FTW3 Ultra | ||
ストレージ | 1TB SSD | ||
電源 | Seasonic SS-860XP | ||
ドライバ | NVIDIA GeForce 430.63 WHQL AMD Chipset 1.07.07.0725 |
NVIDIA GeForce 430.63 WHQL |
基本的にマザーボード以外はAMDとIntelのチップセットドライバの差を除いて同一となります。
では見ていきましょう!
3900Xのレンダリング性能
まずは定番のレンダリングベンチマークソフトの性能をチェックしていきましょう。
Cinebench
人気ベンチマークソフトCinebenchでは、マルチコア・シングルコアそれぞれのスコアが掲載されていました。
どちらも3900Xがトップに立っているのがわかります。特に、やはりというかマルチ性能はダントツですね!
Coreシリーズ最上位の9900Kに、1.6倍以上もの差がついて勝利しています。
コア数/スレッド数共に9900Kとはかなり差があるので当然といえば当然ですが、同じくらいの価格帯の製品でこの差はかなり魅力的ではないでしょうか!
ただシングルコアでOCしたときのスコアがガクッと落ちているのはちょっと気になりますね・・・。
ちなみに青色で表示されているPBOとは「Precision Boost Overdrive」という第2世代Ryzenから追加された新機能のことで、簡単に言えば「AMD公式の安全な範囲でのオーバークロック機能」のようなものです。
Blender
BlenderのテストでもRyzen9 3900Xは圧勝。
下位モデルの3700Xが230秒と9900Kを抜いているのも凄いですが、3900Xのみ150秒台とこれまたダントツな差をつけていますね。
第3世代Ryzenが第2世代から大きく進化していることがわかるベンチマーク結果となりました。
Corona
続いてはCorona。こちらもBlenderとほぼ同じ結果ですね。
Core i9-9900K以下を第3世代Ryzenシリーズが大きく引き離しています。
第1世代のハイエンドであるRyzen7 1800Xもなかなか頑張っている方ではないでしょうか。
KeyShot
KeyShotはFPSでスコアを算出する形のベンチマークソフトとなっています。
9900Kが181FPS、3700Xが206FPS、そして3900Xがなんと303FPSというスコアを出しました。
古いモデルではありますが、第8世代のCore i7-8700Kや第1世代Ryzen7 1700と比べて2倍以上の性能です。。。
この2つのCPUもまだまだ使える製品ですが、このグラフを見ちゃうと買い替えたくなる人も多いのではないでしょうか?
3900Xのエンコード性能
次にRyzen9 3900Xの動画・音声データエンコードのベンチマーク性能を見てみましょう。
H.265/HEVC
まずは4K動画などで使われているH.265/HEVCのエンコード速度から。
ひと目見てわかりますが、3900Xが圧倒的に早いですね!
Intelのハイエンドモデルの9700K、9900Kも善戦していますが、9900Kでさえ85秒以上かかっているところ、Ryzen9 3900Xは60秒台と20秒以上も差をつけているのに驚きです。
下位モデルのRyzen7 3700Xも3900Xの次に早い70秒台なので、多コア&Zen2アーキテクチャの性能が早速わかる結果となりました!
H.264/AVC
続いてBlu-rayや地デジなどで使われるH.264/AVC、MPEG-4の圧縮変換速度です。こちらも3900Xが軍を抜いて早いです。
レンダリングなどのスコアと違い、こういったエンコードテストの速度は実際に使ったときによりその差を体感できるので、かなり魅力的な数値だと思います。
AVX2で256bitに対応したことが大きく影響しているんでしょうね。
MP3
最後はMP3の音声ファイルにエンコードした場合のテストです。
MP3の変換処理は他の動画エンコード違い、基本的にシングルスレッドで行われます。
そのため、シングル性能が高いと評判のCore iシリーズが全体的に早い結果となりました。
ただ現在はマルチコアCPUが主流ですし、今後様々な処理やソフトがマルチコアに対応する可能性が高いので、大きく変わっていくかもしれません。
3900Xのゲーム性能
最後にRyzen9 3900Xのゲームタイトルごとのベンチマーク性能についてチェックしていきましょう。
なお各ゲームの設定はウルトラ(最高)画質のフルHD(1920*1080P)となっています。
アサシンクリード:オデッセイ
やはりというか、シングル性能が求められるゲームに関してはIntelのほうがスコアが高いですね。
同価格帯のライバルであるCore i9-9900Kは104.5FPSですが、Ryzen9 3900Xは97.6FPSとそこそこの差があります。
またOCした3900Xではスコアが90.6FPSまで落ちているので、まだまだ最適化ができてない感じでしょうか。
バトルフィールドV
バトルフィールドVではアサシンクリード:オデッセイとは違い、PBOを使ったほうがスコアが伸びています。
ただそれでもCoreシリーズには届かず。
もう一つ気になったのはアサシンクリードのときもそうでしたが、下位モデルの3700Xのほうがスコアが高いということですね。
Metro:Exodus
メトロシリーズの新作:エクソダスでは、一番スコアが良かったのはまさかのi5-9600Kでした。
3900Xは真ん中に位置し、これまで1位だった9900Kは4位と微妙な感じに。
誤差の範囲ではありますが、ゲームタイトルによってはエントリー向けのCPUでもまだ全然いけそうですね。
Rage2
ベセスダ・ソフトワークスのRage2では、やっとRyzen9 3900XがIntel勢を超えました!
これまで猛威を奮っていた9900Kは7位で、Intelで最もスコアが良かったのは3位の9700Kとなりました。
驚きなのはここでもRyzen7 3700Xが3900Xを超え、1位になっているということ。
どうやら全体的にゲーミング性能だけは3900Xよりも下位の3700Xのほうが高いようですね。
シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー
ララ・クラフトさんが登場するシャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダーでは、ついにRyzen9 3900Xが1位となりました!パチパチ!
トゥームレイダーがマルチコアを多用するソフトなのか、Direct Xの問題なのか、それともRyzenシリーズに最適化されているのかわかりませんが、これは嬉しいですね。
そして3700Xが2位と、またしても高い性能を発揮しています。
全体的にはIntelのほうがスコアの良いタイトルが多いですが、ゲームによってはRyzenシリーズが普通に勝てるというのがよくわかる結果となりました。
シヴィライゼーションVI
人気ストラテジーゲーム、シヴィライゼーション6でも3900Xが首位を獲得しました。
2位はさすがの9900Kが僅差でゲット。下位モデルでありながら善戦していた3700Xは今回は5位という結果になりました。
ただここでもOCした3900Xのスコアは落ちているので、当面ゲームをする場合はOC無しでそのまま使うのが良さそうです。
Ryzen9 3900Xはどんな人におすすめ?
さて、ここまでの内容を踏まえ、改めて3900Xの良い点と悪い点をまとめてみました。
ココがおすすめ
- IPC向上でこれまでより大幅に高い処理性能
- 12/24スレッドでありながら105Wの高効率
- 発売時点から6万円台で買える驚異的なコスパ
- 動画のエンコードがもの凄く早い
ココが気になる
- ゲームは全体的にIntelのほうが有利
- まだまだ供給不足で入手しづらい
これらの事から、Ryzen9 3900Xは次のような人におすすめです。
こんな方におすすめ
- 最新・最強クラスのCPUを試してみたい人
- ゲーム以外にも負荷のかかる作業をする人
- クリエイティブな仕事をしている人
- コスパの高いモデルを探している人
- IntelよりもAMD派の人
Ryzen9 3900Xのデメリットや気になる点は今のところゲーム性能が少し劣っているくらいで、それ以外は特に欠点という欠点は見当たらない非常に優れたCPUであることがわかりました。
あえて上げるとすれば人気により製品が入手しづらいということくらいでしょうか。
ゲームによってはIntelよりも高い性能を発揮しますし、動画のエンコードや日々のPC作業、そしてクリエイターなどの本格的なプロまで様々な人におすすめできるCPUだと思います。
Ryzen9 3900Xの最安値情報
Ryzen9 3900Xを取り扱っている主要PCパーツショップとそれぞれの価格を掲載しました。
「最安値のお店を探している」「出来るだけ安く買いたい」という人は参考にしてみてください。
※詳しい在庫状況は各ショップのページをご確認ください。
ショップ名 | 価格(税込) | 送料 |
Amazon.co.jp | 65,236円 | 無料 |
ドスパラ | 64,584円 | 無料 |
パソコン工房 | 64,584円 | 無料 |
ツクモ | 64,584円 | 無料 |
ソフマップ | 64,584円 | 無料 |
ark | 64,584円 | 504円~ |
7/27現在の最安値はドスパラ、パソコン工房、ツクモ、ソフマップ共通で、送料+税込み64,584円となっていました。
ただし人気商品のため在庫切れの店舗が多く、現在は非常に入手困難です。
そのため当面値下がりはせず、逆に入荷しても値上がりする可能性がある点は注意しましょう。
もし値上がりした場合はAmazon以上の価格になる可能性があります。
またそれぞれのショップのセールなどによっても変わってきますので、より安くお得に購入したい場合はセール情報をこまめにチェックしておく事をおすすめします。
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Ryzen9 3900X搭載のおすすめモデルは?
最後にRyzen9 3900X搭載のおすすめゲーミングPCを紹介したいと思います。
3900X搭載のおすすめモデルはドスパラのGALLERIA AXZです。
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このモデルは3900Xを搭載するドスパラの最新フラッグシップモデルで、グラフィックボードにはRTX2080Ti、メモリは16GB、さらに超高速なNVMe(M.2)SSDを組み合わせているハイスペックマシンです。
3900Xの性能をフルに発揮できるように全体的にハイエンドなパーツを使っているのがおすすめの理由となります。
なお他の搭載モデルも以下のランキングで紹介していますので、3900XのBTOパソコンが欲しい人はぜひ合わせてチェックしてみてください!
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