ストームで販売されているBTOゲーミングPC『PG-UN』のレビュー記事です。
PG-UNは購入しやすい価格ながら各パーツにこだわりを持って作られたコスパ抜群のゲーミングPC。
この記事ではそんなPG-UNの詳細なスペック・特徴から対応するゲーム、更に類似モデルと比較してわかるコスパやおすすめ度なども解説しています。

※時期によって仕様・構成が変わる可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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PG-UNのスペックや特徴
OS | Windows 10 Home 64bit DSP プリインストール ※OSメディア(DVD)付属 |
CPU | Intel Core i3-9100F(4コア/4スレッド 3.6GHz 6MB TDP65W 内蔵グラフィック無し) |
GPU | GeForce GTX 1650 4GB |
マザーボード | MSI B365M PRO-VDH(Micro-ATX,USB3.1,有線LAN,M.2 Socket,メモリ4枚まで) |
メモリ | crucial 8GB(8GBx1) DDR4-2666/PC4-21300 |
ストレージ | 高速NVMe SSD 250GB(PCI-Express 3.0 x4接続 Read:最大3,000MB/s Write:最大1,300MB/s) HDD 1TB SATA-6Gb/s |
光学ドライブ | 無し |
電源 | 750W 80PLUS GOLD電源 |
ケース | JONSBO U4S |
本体サイズ | 205(W)×340(D)×428(H)mm |
マウス・キーボード | 日本語USBキーボード (黒色) USB 光学式スクロールマウス |
価格 | 79,818円(税込87,800円) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
コスパが高いCore i3-9100F
CPUはIntelの高コスパモデル、Core i3-9100Fとなっています。
エントリー向けモデルなので4コア4スレッドとマルチタスク性能はあまり高くありませんが、3.6GHzで動作するためシングルコア性能は十分。
これによりゲームでも十分なパワーを発揮します。
またTDPが65Wと少ないのもポイント。安価なCPUですが全体的な満足度は高いモデルに仕上がっています。
前世代より大幅にパワーアップしたGTX1650
グラフィックボードはGeForceのエントリー向けモデル、GTX1650が搭載されています。
現行モデルのグラフィックボードでは最も安価なモデルであるため、性能は控えめです。ですがそれでも前世代のGTX1050に比べると大幅にパワーアップ。
そのためGTX1050で十分なタイトルや少しパワー不足と感じていたタイトルであれば、GTX1650なら更に快適に遊ぶことができるでしょう。
メモリ容量は8GBと少なめ
メモリはPC4-21300の8GBを1枚となっています。
8GBだと現在ではやや少なめな印象があるので、価格もあまり高くないですしオプションで16GB以上に増やすことをおすすめします。
ただし容量こそ少ないものの安心のCrucial製なので、品質面に関しては問題ないですね!
システム用M.2 SSD 250GB + データ用HDD 1TB
ストレージはM.2 SSD 250GBにHDD 1TBの2基構成となっています。安価なモデルでこれは嬉しい!
容量こそあまり多くはないものの、システム用に超高速なM.2 SSDが採用され、データ用にもHDDが用意されているというのはポイントが高いです。
特にM.2 SSDは一般的なSATA接続のSSDに比べて5~6倍の速度となるので、それがシステムドライブに使われることでOSの起動やゲームのロード時間を大幅に短縮することができます。
750Wの80PLUS GOLD電源採用
電源は750Wの80PLUS GOLDモデルが採用されています。
80PLUS GOLDは80PLUS TITANIUMに続いて2番目に品質が優れているランクで、電力効率が良かったり長寿命と、様々なメリットがあります。
容量も750Wと十分なので、現在の構成はもちろん今後パーツをアップグレードする場合も余裕ですね!
ちなみにストームのゲーミングPCは基本的に全てのモデルで80PLUS GOLDの電源が使われています。
スタイリッシュなアルミ製ケース
ケースにはアルミボディが美しいJONSBO U4Sが採用されています。
非常にスタイリッシュで高級感のあるケースで、とてもエントリー向けには見えないですね!
アルミボディ以外にもサイドパネルは強化ガラスパネルを使っていて底面にダストフィルターを装備しているなど、しっかりとしたこだわりが。
USB3.0ポートも2個装備し、使い勝手も十分なモデルに仕上がっています。
日本語キーボードや光学式マウスも付属
ストームのゲーミングPCには日本語のキーボードと光学式マウスも標準で付属されています。
そのためBTOパソコンを初めて購入する人にありがちな、購入してからの「あれ!キーボードがない!マウスがない!」といったトラブルがなく、また余計な出費を減らすこともできます。
ただあくまで付属するのは一般的なものとなっているので、もし多機能・高性能なゲーミングキーボードやゲーミングマウスが欲しい場合は別途購入するようにしましょう。
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PG-UNと類似モデルとの比較
次にPG-UNと類似モデルを比較してみましょう。
類似モデルとしてはドスパラの『GALLERIA DC』、G-Tuneの『NEXTGEAR-MICRO am560BA1』等がありました。
モデル名 | PG-UN | GALLERIA DC | NEXTGEAR-MICRO am560BA1 |
メーカー名 | ストーム | ドスパラ | G-Tune |
主要スペック | Core i3-9100F GeForce GTX1650 8GB M.2SSD 250GB + HDD 1TB |
Core i3-9100F GeForce GTX1650 8GB M.2SSD 250GB |
Ryzen5 3600 GeForce GTX1650 8GB M.2SSD 256GB |
価格 | 79,818円(税別) | 79,980円(税別) | 82,800円(税別) |
GALLERIA DCはほぼ同じスペック&価格のモデルですが、PG-UNと違ってストレージはM.2 SSDのみとなります。
am560BA1はCPUが人気のAMD製Ryzen5 3600となっているのが特徴で、それ以外は前述したGALLERIA DCとほぼ同等のスペックですね。
ゲーム以外のPC作業も考えた場合はRyzenを搭載したam560BA1がおすすめですが、GALLERIA DC同様ストレージが1つだけなのと価格が3千円ほど高くなってしまう点は注意しましょう。
ちなみにマウスやキーボードが標準で付属するのもストームのみとなっています。

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PG-UNが対応するゲームは?
PG-UNが対応する主要ゲームタイトルには以下のようなものがあります。
目安として、フルHD(1920x1080)&最高・ウルトラ画質設定をフレームレート100FPS以上で楽しめる=超快適!、75FPS以上100FPS未満=快適、60FPS以上75FPS未満=普通、30FPS以上60FPS未満=厳しい、そして動作不可の5段階評価としました。
144Hzだけじゃなく240Hzなどの超高リフレッシュレートのゲーミングモニターが広く普及してきているので、少し厳し目ではありますが「60FPS未満はあまり快適にプレイできない環境」と設定しています。
なお各数値は海外のベンチマーク結果サイトにて、CPUとGPUの構成を合わせた状態で調査しました。
対応する主要タイトル
- メトロ:エクソダス・・・ 動作不可
- アサシンクリード:オデッセイ・・・ 動作不可
- レッドデッドリデンプション2・・・ 動作不可
- ボーダーランズ3・・・ 厳しい
- アンセム・・・ 厳しい
- モンスターハンターワールド・・・ 厳しい
- ファイナルファンタジー15・・・ 厳しい
- シャドウオブトゥームレイダー・・・ 厳しい
- ゴーストリコン:ワイルドランズ・・・ 厳しい
- ジャストコーズ4・・・ 厳しい
- アサシンクリード:オリジンズ・・・ 厳しい
- ギアーズオブウォー5・・・ 厳しい
- PUBG・・・ 厳しい
- ウィッチャー3・・・ 厳しい
- ファークライ:ニュードーン・・・ 厳しい
- ヒットマン2・・・ 厳しい
- ワールドオブウォーZ・・・ 厳しい
- フォートナイト・・・ 厳しい
- バトルフィールド5・・・ 厳しい
- フォールアウト76・・・ 厳しい
- フォルツァホライゾン4・・・ 厳しい
- グランドセフトオートV・・・ 厳しい
- ニーアオートマタ・・・ 厳しい
- コールオブデューティー:BO4・・・ 厳しい
- APEX Legends・・・ 厳しい
- コールオブデューティー:MW・・・ 普通
- バイオハザード:RE2・・・ 普通
- 黒い砂漠(リマスター)・・・ 普通
- ファイナルファンタジー14・・・ 快適
- オーバーウォッチ・・・ 快適
- レインボーシックスシージ・・・ 超快適!
PG-UNはCore i3-9100FとGTX1650を搭載したエントリー向けゲーミングPCです。
そのため一応ゲーミングPCではありますが多くの3Dゲームでは最高画質設定にすると厳しいものが多い結果となりました。
メトロ:エクソダスやレッド・デッド・リデンプション2などは厳密には動作はするものの、平均20FPS前後でまともにプレイできないため、動作不可としています。
ファイナルファンタジー14やオーバーウォッチ、レインボーシックスシージといった数年前のゲームであれば流石に快適に遊べますが、今後も本格的にゲームを楽しみたいのであればより上位のグレードをおすすめします。
もし予算的に厳しいようであればグラフィック設定を落として調整するようにすると良いでしょう。
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PG-UNの良いポイントと悪いポイントをまとめてみました。
ココがおすすめ
- 同価格帯の他社モデルに比べるとダントツでコスパが高い
- 安価な価格ながら各パーツやブランドにこだわりがある
- マウスやキーボードが標準装備
ココが気になる
- 全体的なゲーミング性能は決して高くない
このことから、PG-UNのおすすめ度は5点中4点となりました!
PG-UNがおすすめなのはこんな人
改めて、PG-UNは以下のような人におすすめです。
PG-UNはこんな人におすすめ!
- とにかく安いゲーミングPCが欲しい人
- レインボーシックスシージやオーバーウォッチなど軽いゲームを遊ぶ人
- 初めからマウスやキーボードが揃っているモデルが欲しい人
PG-UNはストームの人気エントリー向けゲーミングPCです。
価格が8万円ほどのモデルなので全体的な性能は決して高くありませんが、ストレージがM.2 SSDとHDDの2基構成だったりCrucial製メモリやGOLD認証電源を搭載するなどパーツにこだわりを持って作られています。
またマウスやキーボードなどが標準装備という点もポイントで、総合的なコスパは非常に高いモデルと言えるでしょう。
レインボーシックスシージなどの比較的軽いゲームを遊ぶライトゲーマーや、周辺機器も込みでとにかく安いゲーミングPCが欲しいという人におすすめの一台です。

ストームのおすすめランキングやセール情報
PG-UNを販売するストームでは、他にも魅力的なゲーミングPCが数多く揃っています。
その中でも特におすすめなのは、第3世代Ryzenを搭載したハイエンドモデルPG-HD!
詳しくは以下の記事で解説しているので、気になった方は合わせて読んでみてくださいね。
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