パソコンでゲームをしていると、【鍵屋】という言葉を目にすることがあると思います。
鍵屋?パソコンで鍵ってなんだろう・・・?と、なんのことやらサッパリわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここで言う鍵屋とはもちろん物理的な鍵のことではなく、”ソフトのシリアルコードを販売する業者”のことです。
今回はそんな鍵屋について、鍵屋とは具体的にどんなお店なのか、特徴やメリットから利用する際の危険性などについて解説したいと思います。
鍵屋について詳しく
鍵屋とは冒頭で軽く説明したように、『パソコンのゲームやソフトウェア、更には各種サービスを利用する為のプロダクトコード・アクティビティべーションコード(いわゆるシリアルキー)を販売している業者やショップ』のことを言います。
日本では言いやすいように鍵屋と呼ばれていますが、海外では「キーリセラー」、「ゲームキーショップ」などと呼ぶのが一般的なようです。
鍵屋は基本的には個人を指す言葉ですが、ショップによってユーザー個人が自由に販売できるAmazonマーケットプレイスのようなタイプのものだったり、そのショップ自体が仕入れて販売を行っているタイプのものだったりと大きく分けて2つ存在します。
このどちらにも鍵屋という言葉は使われているので、ゲームキーを購入した人・お店を全体的に鍵屋と呼ぶ認識で良いと思います。
鍵屋のメリット
鍵屋の一番のメリットはなんと言っても価格が安いことです。
普通に公式サイトやSteam、UPLAYなどからダウンロード版を購入する場合はセールやクーポンを除き、通常価格での購入になります。
ですが鍵屋で購入する場合、基本的に当日発売したばかりのタイトルでさえ前述したサイトより数%〜数十%は安く購入できます。
更に鍵屋自身のセールやクーポンもあるため、それらを利用するとものすごく安く購入できちゃうわけです!
ちなみに鍵屋によってはゲーム以外にもiTunesやGooglePlayなどのギフトコードも通常より安く購入することができるようになっています。
またもう一つのメリットとして、日本では売られていないゲームやサービスが利用できるという点があります。
ものによってはリージョンブロック(=利用する国によっては起動しない)で遊べないものもありますが、基本的にそういったものは注意点としてサイトに掲載されているので、よく確認しておけば問題ありません。
以下の記事で解説していますが、日本ではまだサービスが開始されていないXbox Game Passというゲーム遊び放題のサブスクリプションサービスの利用券も販売されていて、実際に私はそれを購入してGears5を発売日前から2,000円程度(しかも3ヶ月チケット)で遊んでいますよ♪
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Xbox Game Pass(PC)を日本から簡単&激安で利用する方法
※追記:ついに日本でも2020年4月14日からXbox Game Passのサービスが開始されました!(⇒公式サイト) ですが海外のものと配信されているゲームのラインナップが違うようで、遊びたいゲーム ...
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それと日本で販売されているゲームだったとしても、タイトルによっては規制が入っていることがありますよね。
海外版であれば規制なしの表現でプレイできるので、そういった部分が気になる人にも海外版のコードが入手できる鍵屋は向いていると言えるでしょう。
鍵屋で売られている具体的な例
次に、鍵屋で購入できるゲームがどれくらいお得なのか、具体的な例を上げて見てみます。
今回は10/25の発売日が迫る期待の新作FPS、コールオブデューティー:モダン・ウォーフェアを取り上げてみますね!
まずコールオブデューティー:モダン・ウォーフェアのPC版(Battle.net版)をチェックしてみましょう。
COD:MW Battle.net版の価格一覧
- スタンダード・エディション・・・8,690円
- オペレーター版・・・10,780円
- オペレーター改版・・・13,090円
通常購入した場合のダウンロード版の価格は、最も安いスタンダード・エディションでも8,690円となります。
一番高いオペレーター改版では13,090円と、スタンダード・エディションから5千円近くも上がっています。
次に代表的な鍵屋の一つであるGreen Man Gaming(通称GMG)での価格を見てみましょう。
GMGでの価格(キーはBattle.net版)一覧
- スタンダード・エディション・・・55.19ドル(約6,000円)
- オペレーター版・・・73.59ドル(約8,000円)
- オペレーター改版・・・91.99ドル(約10,000円)
海外サイトのため金額がドル換算(ショップによってはユーロや円換算も可能)ですが、スタンダード・エディションで約6,000円、最も高いオペレーター改版でも約10,000円となっています。
それぞれ日本版の価格と比べると2,000円~3,000円以上も安いことがわかりますね!
ちなみにこの価格はショップによっても変わりますし、また発売日が近くなると人気が出て価格が上がる傾向にあるため、早めに購入したり発売日から1,2週間たってから購入することでさらに安い割引率でゲットすることもできます!
ちなみに多くの鍵屋ではゲームタイトルの価格が高くなるほど割引率も高くなる傾向にあるようです。
私が9月に購入したボーダーランズ3は3つのエディション(通常版、デラックスエディション、超デラックスエディション)があって、一番高い超デラックスエディションは日本で普通に購入すると公式の早期購入割引キャンペーンを適用しても税別で約14,000円ほどでした。※期間が切れた後は16,000円ほどに・・・!
ですが私がFanatical(後述する鍵屋の一つです)で購入したときは超デラックスエディションのキーは89.99ドル、日本円で約10,000円ほどと、およそ4千円も安く購入できたことになります!
ちなみに通常版は59.99ドル(6,500円)程度で日本版のなので、割引率を見るとやはり高額なタイトルほど安くなっていることがわかります。※発売日から1ヶ月以上たち、現在は更に安くなっています!
今回のCOD:MWでもスタンダード・エディションに比べてオペレーター版のほうが、そしてオペレーター版よりもオペレーター改版のほうが割引金額が大きくなっていますよね。
なので普段ゲームは通常版よりもより上位のエディションを購入することが多いという人ほど、鍵屋の割引率の恩恵は受けられるのではないでしょうか!
鍵屋の仕組みや違法性について
鍵屋は違法なのかどうか、初めて利用する人は一番気になる点ではないでしょうか。
結論を言うと、違法ではありません。
ただし一般的な購入方法ではなくモラル等の考え方もあるので、一応グレーゾーンと思っていたほうが良いでしょう。
ちなみに違法ではないということの根拠ですが、仕組みとして鍵屋が取り扱っているゲームキーは基本的にはパブリッシャー(ゲームの販売元)から鍵屋が正規ルート(=直接)仕入れたキーコードが大半だからです。
つまりゲームの販売元が許可した上で鍵屋にゲームキーを卸しているということですね。
なのでこういった業者から購入するコードは全く違法性がなく、使用に関して何も問題はありません。
また日本よりも鍵屋の存在がメジャーな海外ではプロゲーマーのスポンサーになっているショップも多く、よく見ると選手が着ているユニフォームなどにショップ名が記載されていたりします。
そういった点から見ても鍵屋の存在や利用に関して心配する必要は無いと言えるでしょう。
ただ注意してほしいのはマーケットプレイス形式の個人出品者から購入する場合です。
個人出品者からの購入はリスクあり!
個人出品者でもその多くは前述したように正規ルートのゲームキーを販売していますが、中には一部不正なルート(例えばキーコードの自動生成や他者から盗んだものなど)を販売している人もいるようです。
そういう人に当たるとやっかいで、それらを使ったからと言って逮捕ということにはなりません(販売者はどうかわかりません)が、場合によってはゲームキーの無効化やアカウントの停止といった措置になる可能性はあります。
ちなみに私は個人出品者からこれまで何度か購入したことがありますが、今の所そういった自体に遭遇したことはありません。
なので実際はそこまで心配する必要はないかもしれないですが・・・。
ただ可能性はゼロではないので、心配な人は前述した正規ルートから仕入れている業者(店舗)から購入するのが良いでしょう。
ちなみに万が一そういったトラブルや詐欺になってしまった場合でも、基本的には購入したショップのカスタマーサポートに連絡すれば返金などの対応を行ってもらうことができます。
代表的な鍵屋をいくつか紹介
では最後に、実際に鍵屋を使ってみたいという人に向けて代表的なショップをいくつか紹介しておこうと思います!
今回紹介するのは以下の5つです。
- GreenManGaming
- FANATICAL
- GAMESDEAL
- G2A
- KINGUIN
GreenManGaming
Green Man Gaming(グリーンマンゲーミング)は通称GMGとして親しまれる人気ゲームキーショップの一つです。
おそらく現在1位、2位の人気を誇る鍵屋だと思われます!
取り扱っているタイトルが多いだけじゃなく、割引価格も他社に比べて安いものが多いのが人気の秘密。
先程紹介したCOD:MWも私が知る限りではこのGMGが一番安かったですね~。
またすべてのコードがパブリッシャーから仕入れているものばかり=安全なので、初めて鍵屋を利用するという人にもオススメです!
FANATICAL
FANATICAL(ファナティカル)もGMG同様、パブリッシャーから直接コードを仕入れてきている安全な鍵屋です。
GMGでは取り扱っていないタイトルが販売されていたり、ゲームによってはGMGより高い割引率で販売されているというメリットがあります。
欲しいタイトルがあるときはGMGと合わせてチェックするのがおすすめです!
またサイトも日本語表示にしっかり対応しているので、英語が苦手な人も安心して利用できますよ。
GAMESDEAL
GAMESDEAL(ゲームズディール)はサイトが日本語対応していなく日本ではあまり知名度のない鍵屋ですが、外すことの出ない無いショップの一つです。
一般的なゲームキーが販売されているだけではなく、GAMESDEALではPlayStation PlusやXbox Live Goldメンバーシップといったサービスの利用権も安く購入することができます。
更にGooglePlayやiTunesといったギフトコードも購入できるので、スマホゲームで課金したい場合にも上手く利用することで費用をぐっと抑えることができますよ♪
また他のサイト同様にGAMESDEALのほうが安く購入できるタイトルがあったりもするので、英語だけな分多少ハードルはあがりますがおすすめしたい鍵屋の一つですね!
G2A
G2Aも鍵屋を語る上で外せないところの一つ。
ここは前述した3社と違い、アマゾンマーケットプレイスやヤフオクのように個人個人が出品する形式となっています。
そのため価格競争が起きるので一般的な鍵屋よりもかなり安くゲームキーを購入できるのが一番の特徴です!
ただし個人出品者を相手にするため、その分トラブルにあうリスクはあるということを頭に入れておきましょう。
またゲームキー以外にもPlaystation PlusやXbox Goldメンバーシップ、そしてGooglePlayカードなどのギフトコードはもちろん、ゲーミングデバイスやガジェットといった形のある商品まで販売されているので、他の鍵屋では手に入らないような製品もG2Aなら購入できるというメリットがあります。
KINGUIN
KINGUIN(キングイン)もG2A同様マーケットプレイス形式を採用している鍵屋です。
取り扱っている商品ラインナップや価格に違いがあるので、マーケットプレイス形式の鍵屋で出来るだけ安く購入しようと思っている人はG2AとKINGUIN両方チェックすることをおすすめします。
ただしこちらはG2Aと違ってサイトが日本語表示に対応していないため、英語が苦手な人は注意しましょう。
そんなに難しいことは書かれていないのでネット通販に慣れている人であれば感覚でわかると思いますが、心配であればChromeなどの自動翻訳機能を使うのもアリですね!
ちなみにKINGUINはあの有名FPSである「CS:GO」でプロゲーミングチームのスポンサーになっていたりもします。
他にももっと知りたい!という人は以下の記事で解説しているので合わせて読んでみて下さい♪
まとめ
ということで今回はパソコンでゲームをする上で知っておくと便利な鍵屋について解説してみました!
今回の記事を改めてまとめると以下のようになります。
- 鍵屋とはゲームのシリアルコードを販売している人やお店の総称
- 鍵屋の他にゲームキーショップ、などとも呼ばれる
- 鍵屋のメリット1つ目はゲームのコードが安く買えること
- 2つ目のメリットは日本では販売されていないゲームやサービスが利用できること
- ただしコードによっては国制限により日本で利用できないものもある
- 鍵屋の存在や利用自体に違法性はない
- ただし中には不正なルートで入手したキーを販売している業者もいるので注意
- トラブルに合った場合は基本的に返金保証を受けられる
新作ゲームが安く変えたり日本で利用できないサービスも使えるようになったりと非常に魅力的な鍵屋・ゲームキーショップですが、お伝えしたようにいくつか注意すべき点やデメリットもあります。
ですので利用は自己責任で、そして詐欺やトラブルが心配な人は必ずショップ自体が仕入れを行っているGMGやFanaticalなどから購入するようにしましょう。