ドスパラの入門者向けBTOパソコン【Lightning AT5(ライトニングAT5)】。
今回その実機を貸し出ししてもらえたので、早速レビューをしていきたいと思います。

※構成や価格が変わる可能性があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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Lightning AT5ってこんなパソコン
まずはLightning AT5についてどんなパソコンなのか簡単に解説しておきます。
OS | Windows® 10 Home 64bit |
CPU | AMD Ryzen 5 3500 (3.6GHz-4.1GHz/6コア/6スレッド) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 (DVI x1,HDMI x1,DisplayPort x1) |
マザーボード | AMD A520チップセット マイクロATXマザーボード |
メモリ | 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx1) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応) |
電源 | 550W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
ケース | EM041 ミニタワーケース (MicroATX) |
入出力ポート | 前面:USB 3.0 x2 背面:USB2.0 x4,USB 3.2 Gen1 Type-A x2 |
本体サイズ | 190(幅)×420(奥行き)×360(高さ)mm |
重量 | 約7.8Kg |
キーボード・マウス | 日本語キーボード 光学式ホイールマウス ブラック(3ボタン、有線) |
価格 | 86,980円(税込95,678円) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
Lightning AT5は8万円台という安さで購入できるドスパラのデスクトップBTOパソコンです。
ゲーミングモデルとして販売しているGALLERIAシリーズと違い、どちらかというと普段のPC作業やビジネス向けモデルとしての色合いが強いモデルですが、上記のスペックを見てわかるようにグラフィックボードにGTX1660 SUPERを搭載しているため、軽いゲームはもちろんある程度最新のタイトルも普通以上のグラフィック設定でプレイすることができます。
また性能だけじゃなく、DVDスーパーマルチドライブやキーボード・マウスまで標準で付属するため、パソコン初心者にもおすすめなコスパの良い一台に仕上がっています。
Lightning AT5の実際の外観を写真でチェック
ということで実機レビューに入りたいと思います。
まずは実物の外見を写真でチェックしてみましょう。
Lightning AT5本体
こちらが今回お借りしたLightning AT5の全体像です。
ご覧の通り外見的にはオーソドックスなPCといった感じですね。
ゲーミングPCではないので当然といえば当然ですが、もしケースにもこだわりたいのであれば昨年新型ケースを採用して生まれ変わったGALLERIAシリーズがおすすめです!
フロントパネルを見てみましょう。
フロントパネル上段。
上段にはDVDスーパーマルチドライブが搭載されています。
一番上にあるのでアクセスしやすく、ディスクの出し入れで周辺機器などに干渉しにくいです。
また5インチのスロットが1つ空いているので、例えばファンコントローラーなどを設置することもできますね。
フロントパネル中段。
中段には主要インターフェースと3.5インチベイが2つあります。
USBは3.0が2つですね。
フロントパネル下部。
下部にはリセットスイッチ・HDDアクセスランプ・電源ボタンがあります。
スリット状になっている部分は裏面にファンを設置することで吸気することができるようになっています。
本体右側パネル。
右側のパネルには放熱用の隙間があります。
ゲーミングPCではありませんが、グラフィックボードや高性能なCPUを搭載するだけあってきちんと放熱できる作りになっているのは良いですね。
続いて左側のパネル
左側は飾りなどは一切なく、平で非常にシンプルな鉄板となっています。
本体裏面。
こちらもオーソドックスなミニタワーと言った感じですね。
裏側上部。
上部には電源があります。
おかげで電源のスイッチなどが入れやすそうですね。
背面中部。
中段部分にはフロントパネル同様インターフェース類と、排熱用のファンが見えます。
ちなみにインターフェースはUSB2.0 x4、USB 3.2 Gen1 Type-A x2となっています。
HDMI端子やDP端子もありますが、オンボードのものなのでグラフィックボードを搭載したこのモデルでは基本的に使いません。
下部。
下部には前述したグラフィックボードの端子があります。
DVI端子がついているのもポイントで、DP端子などがない古いモニターもそのまま利用することができます。
続いては本体の天面です。
こちらも左側のパネル同様、特になにもないシンプルな外観となっています。
そして底面。
底面には4箇所に丸い足がついています。
足はゴムではなくプラスチック製です。
では続いて内部を見ていきましょう。
まずは右側のパネルを外したところ。
小さなケースの中にそれぞれのパーツがうまく収まっている印象です。
電源部分。
今回借用したモデルではAcBelの550Wモデルとなっていました。
容量が控えめということもありますが、コンパクトなのであまり場所を取らず上部のスペースに設置されています。
CPUまわり。
CPUクーラーは純正のモデルです。
M.2 SSD。
装着されているのはIntelの人気M.2SSDである660pですね。
メモリ部分。
流石にこの価格帯では8GBが1枚となっています。
グラフィックボード。
グラフィックボードはシングルファンのGTX1660 SUPERです。
コンパクトなケースですがグラフィックボードの前方にはまだまだ余裕があるので、より長いグラフィックボードに交換する場合でも大丈夫ですね。
フロントパネル裏側。
既にお伝えしたように、光学ドライブの下には5インチベイ、3.5インチベイがあります。
そのためストレージや追加ドライブなどの増設も簡単です。
下部の空間には余ったケーブルが収められています。
余った部分はタイラップでまとめられていて、邪魔になりにくくなっています。
自作でPCを組み立てるとこういう部分が雑になりがちなので、結束などしっかり行ってもらえるのはBTOパソコンのメリットですね。
続いて左側。
左側は特に何もありません。
GALLERIAのような大型ケースだとシャドウベイがあったりしますが、こちらはコンパクトなモデルなのでそういったスペースを用意するのは厳しそうです。
Lightning AT5本体の外観に関しては以上です。
Lightning AT5の付属品
借用したLightning AT5の付属品はこんな感じでした。
マニュアル&ドライバCD、電源ケーブル、そしてマウスとキーボードです。
マウス
マウスは光学式で、左右クリック+ホイールのオーソドックスなタイプです。
真上から。
左側。
サイドボタンなどは特にありません。
右側。
後ろから。
全体を黒い光沢あるパーツで囲んでいることがわかります。
裏面。
可もなく不可もなくといった感じの光学式マウスですね。
多くのモデルでは基本的にマウスは別売りなので、付属するものはおまけと考えて置いたほうが良さそうです。
キーボード
一般的な日本語キーボードが付属していました。
文字はプリントです。
テンキーや矢印キーもあります。
インジケーター部。
裏面。
滑り止めは左右の下部に2箇所あります。
ゴムがちょっと小さめですが、タイピングしていてずれるといったことは特にありませんでした。
高さを調節するためのスタンド。
スタンドを建てることで前方が1cmほど高くなるので、角度がついたほうが打ちやすい人には良いですね。
端子はUSBとなっています。
マウスと同様こちらもごく普通の安いキーボードといった感じなので、あくまでおまけと考えておくと良いでしょう。
通常使用するぶんには全く問題ありませんが、もしゲーム用途で本格的に使いたい場合はオプションから+2,000円ほどで選べるオリジナルゲーミングキーボードやマウスがおすすめです。
Lightning AT5の付属品については以上となります。
Lightning AT5のストレージ情報&性能
次にLightning AT5のストレージ情報を見ていきましょう。こちらが届いた状態のLightning AT5のストレージ情報。
システムドライブである500GBのM.2 SSDはOSがインストールされ、残りの容量は約446GBが使用可能となっていました。
Crystal Disk Info
ストレージの状態をチェックするCrystal Disk Infoでの結果はこんな感じ。
Crystal Disk Mark
続いてストレージの読み書き速度を測るCrystal Disk Markです。
こちらで測定した結果、読み込み速度は最大で1,816MB/s、書き込み速度は最大976MB/sという数値が出ました!
NVMe接続のM.2 SSDとしては低めではありますが、SATA接続のSSDに比べると数倍早い数値なので読み込みでストレスを感じることはほぼないと思って大丈夫でしょう。
ちなみにLightning AT5の電源ONからデスクトップ画面になるまでの時間は20秒~25秒ほどでした。
Lightning AT5の各種ベンチマーク性能
続いてLightning AT5の具体的な性能を表す各種ベンチマークテストの結果をまとめてみました。
テスト環境としては初期化済みのLightning AT5実機でOSのアップデート&最新のグラフィックスドライバをインストールした状態で行っています。
ちなみにOSはWindows 10 Homeがインストールされていました。
PCMARK10
有名ベンチマークソフトの一つであるPCMARK10では、5632というスコアになりました。
安価な価格帯のモデルにしては、思いの外高い数値がでています!
CINEBENCH
CPU性能をチェックするCINEBENCHでは、シングルコア性能が410pts、マルチコア性能を含めた全体の性能が2608ptsとなっていました。
第3世代Ryzenのおかげで全体的な性能が価格の割に高いですね。これなら作業用としても十分活躍できると思います。
3DMARK
ゲームに大きな影響を与える3D性能の目安となる3DMARK(Time Spy版)では、5724というスコアをマーク。
さすがGTX1660 SUPERを搭載しているだけあって、ライトゲーマーには問題ない数値がでました!
流石にGALLERIAシリーズなどのゲーミングモデルに比べると落ちますが、この価格帯のモデルとしてはかなり高いスコアです。
Final Fantasy XV ベンチマーク
続いて実際のゲームのベンチマークを測定してみましょう。
まずはファイナルファンタジー15 Windows Editionのベンチマーク。高画質&フルHD&ウィンドウモードで測定です。
結果は5977というスコアで『やや快適』という評価になりました!
FF15は現在も比較的重い部類のゲームになるのですが、エントリー向けゲーミングPCでやや快適=普通以上のスコアでプレイできるのは凄いです。
多少設定を下げれば高いフレームレートでも遊ぶことができそうですね。
Final Fantasy XIV 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
国産の大人気MMORPGであるFF14のベンチマークです。こちらも最高画質&フルHD&ウィンドウモードで測定。
結果はスコアが11923、評価が『非常に快適』となりました。最高ランクの評価です!
FF14目当てでゲーミングPCの購入を考えている人も多いと思うので、これは嬉しいですね~。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
もう一つの国産人気MMOであるドラゴンクエストXのベンチマークソフトも最高画質&フルHD、ウィンドウモードで試しました。
結果はスコアが18890、評価が『すごく快適』となりました。こちらもFF14に続き最高評価!
ドラクエXはMMORPGの中では軽い部類に入るので全く問題ないですね。
Phantasy Star Online2 ベンチマーク
最後はアクションRPGとして人気のPSO2です。
こちらも今となっては古く軽いゲームなので、50518という高スコアになりました。
まぁこのあたりのゲームになってくると最近のPCのスペックであればオンボードグラフィックスでも問題なく遊べるので、グラフィックボード非搭載のモデルでも大丈夫かもしれません。
Lightning AT5の具体的なベンチマーク性能については以上です。
Lightning AT5の静音性をチェック
Lightning AT5の静音性についてもチェックしてみました。
ただこちらは本格的な測定器で行ったわけではなく、スマホアプリの騒音測定器というもので判定しているので、あくまで目安として見てください。
なお測定はPCを起動した後のアイドル状態と、ゲームプレイを想定してのFF15ベンチマーク時で、それぞれ本体の真上&30cmほど離した位置で行っています。
アイドル時・・・本体の真上
PC起動後、デスクトップが表示されて1分ほど経過した状態で測定しました。
本体の真上(2-3cmほど離した状態)で測定したときの平均騒音は24.4dB。かなり低い数値です。
これなら騒音はほとんどないと思って大丈夫ですね。
アイドル時・・・本体から30cmほど離した場所
本体から30cmほど離した場合は23.7dBと、さらに低くくなりました。
置く場所にもよりますが、ヘッドフォンやイヤフォンをしていなくても気にならないレベルの低さではないでしょうか!
FF15ベンチ時・・・本体の真上
次に、実際のゲームプレイを想定して、FF15ベンチを動かしているときの騒音を測定してみました。
まず本体の真上の騒音ですが、こちらは31.4dBとなりました。
やっぱりFF15という重いゲームを動かしているときはファンがそれなりに回りますが、それでも十分低い音量だと思います。
FF15ベンチ時・・・本体から30cmほど離した場所
本体から30cmほど離した場合のFF15ベンチ時の騒音は29.1dBとなりました。
ゲーム中でもちょっと離れれば30dBを切るので、静音性は非常に高いように感じます。
整理したものがこちら。
アイドル真上・・・24..4dB
アイドル30cm・・・23.7dB
FF15ベンチ真上・・・31.4dB
FF15ベンチ30cm・・・29.1dB
FF15のプレイ中かつ真上で図ったときのみ30dBを超えたもののそれ以外は29dB以下とかなり低い結果となりました。
特にアイドル中は最小23.7dBと非常に低く、このPCを使っていて騒音が気になることはほぼないと思われます!
パーツの性能が高すぎないこのも影響しているとは思いますが、安価で静音性が高いのは大きな魅力の一つと言えるでしょう。
ちなみに「ちょっとの音も気になる!」という人は、以下のようなカナル型イヤフォンの購入をおすすめします!
Lightning AT5実機レビューまとめ
ということで今回はLightning AT5の実機レビューを記事にしてみました。
改めて内容をまとめると、
- Lightning AT5はドスパラの入門者向けBTOパソコン
- ミニタワーで比較的小型&軽量のため、女性でも安心
- デザインはオーソドックスなスタイル
- DVDスーパーマルチドライブ搭載
- 小型でもインターフェースは多め
- 内部はミニタワーの割に広くエアフローも良い
- シャドウベイやメモリスロットなど拡張性がある
- マウスやキーボードが標準で付属
- 安くてもM.2 SSDでロード&起動が高速
- CPU・GPU共に価格の割に高性能
- FF15などの重いゲームも十分遊べる
- 一昔前のゲームであれば最高設定でも快適
- 騒音がかなり低いのでほぼ気にならない
こんな感じになりました。
Lightning AT5は8万円台で購入できるドスパラの入門用BTOパソコンと呼べるモデルです。
ゲーミングPCというカテゴリで販売されている製品ではありませんが、搭載しているパーツや実際のベンチマークを見ても十分ゲームが遊べるモデルに仕上がっています。
また安価でありながらDVDスーパーマルチドライブやマウス・キーボードまで標準付属となっているのでコスパも十分。
静音性も高く本体もコンパクトなので、賃貸などに住んでいる人も安心して購入することができます。
さらにタイミングによってはマインクラフトのダウンロードコードが付属するようなので、ライトゲーマーには非常におすすめできる一台と言えるのではないでしょうか!

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