BTOパソコンやゲーミングPCを選ぶとき、基本的にはスペックやコスパで選ぶことがほとんどだと思います。
もちろんそれで正解なのですが、せっかくの高性能なパソコン、どうせなら他の人と差がつくケースも重視してみたいと思いませんか?
BTOパソコンやゲーミングPCはケースの種類も豊富なのが大きな魅力の一つ。
そこでこの記事では「ケースもちゃんと選びたい」「おしゃれでかっこいいケースのパソコンが欲しい」という人のために、ケースで選ぶおすすめBTOパソコンメーカーをまとめてみました。
PCケースにもしっかりこだわって購入したいという人は是非呼んでみてください。

カスタマイズでケースが選べるBTOメーカー
まずはカスタマイズでケースが選べるBTOメーカーを紹介したいと思います。
BTOメーカーは多数ありますがケースまでカスタマイズ出来るメーカーは意外と少なく、今回取り上げるのは2社となっています。
SEVEN
SEVENはカスタマイズ性の高さが人気のBTOメーカーです。
ケースはもちろん、CPU・グラフィックボード・メモリ・ストレージ・電源と、PCを構成するありとあらゆるパーツを自分好みにカスタムすることができます。
また各モデルごとにOS(Windows10)をインストールするかしないか、またモニターをセットにするかしないかといった選択もできるので、「OSがいらないから安くしたい」、「モニターも一緒に購入したい」という人も要望に合わせたオーダーをすることが出来るようになっています。
さらに日替わりセールや週替りセールも行われていて、うまく活用することで狙っていたモデルを更に安く買うことも可能です。
SEVENのケースカスタマイズ手順
SEVENのケースのカスタマイズ手順について解説します。
まずは欲しい製品の詳細ページをチェック。
今回は例としてCore i7-9700K+RTX2070を搭載したZEFT C7P02をチョイスしてみました。
下部の方でOSやモニタをセットにするかどうか選べますが、今回はこのまま中央右側にある「カスタマイズ・お見積り」をクリックしましょう。
すると以下のような画面になります。
この画面から各パーツをカスタマイズ出来るようになっています。
このまま画面を下の方にスクロールしていくと・・・
ありました、ケースのカスタマイズ項目!
ここから好きなケースのチェックボックスにチェックすれば良いだけですね。
安価なケースから高級なケースまで、非常に沢山の種類から選択できるようになっています。
ポイントは+0円と金額はそのままでも複数のケースから選択できるという点です。

欲しいケースにチェックを入れると、右上の合計金額部分にカスタマイズしたケースの金額が反映されます。
あとはそのまま決済に進み、注文を確定するだけですね。
他のパーツも同様の手順でまとめてカスタマイズできます。
VSPEC
VSPECはBTOパソコン業界で最高レベルのカスタマイズ性を誇るメーカーです。
前述したSEVENもカスタマイズ性は非常に高いのですが、VSPECは更にその上を行きます。
具体的にはCPUグリスやマザーボード、ケースにつけるファンの種類、RAIDボードやパーティション設定、イルミネーションやキャプチャーボードにサウンドカードと、これでもか!というくらいありとあらゆるパーツをフルカスタマイズすることが可能です。
ここまでカスタマイズできるメーカーは他に見たことがなく、自作と同じような自由度でパソコンを作ってもらうことが出来ます。
その分他のメーカーより価格は高くなりがちですが、本当にこだわった自分だけの一台を探しているのであれば間違いなくおすすめなメーカーと言えるでしょう。
VSPECのケースカスタマイズ方法
VSPECのケースカスタマイズ方法について解説します。
非常にカスタマイズ出来る項目の多いVSPECですが、やり方自体は非常に簡単。
まずは欲しい製品を選びましょう。今回は例として「SPEC-BTO/第8/第9世代ATXプレミアム」をチョイスしました。
VSPECでも売れ筋ランキング1位を飾る人気モデルです。
商品ページを開いたら、中央部にある「カスタマイズ・見積もり・注文」をクリックしましょう。
するとカスタム画面に進みます。
このままスクロールしていくとケースの選択画面があります。
選べるケースの種類は非常に多く、価格も様々です。
ただしVSPECと違い写真がないので、どんなケースなのかは一度名前で検索してチェックしてみることをおすすめします。

ケースを選ぶと自動で合計金額が変わるので、確認して問題なければあとは決済するだけです。
ちなみにカスタマイズ画面の上部に「シンプルコース」と「フルカスタムコース」を選択できるチェックボックスがあり、
デフォルトではシンプルコースですが、フルカスタムコースを選ぶことで更にカスタマイズできる項目が増えます。
例えばこんな感じ。
お伝えしたようにケースのファンやイルミネーションも自分の好みのパーツを選べるようになります。
ここまでカスタマイズ出来るのはVSPECだけです。本当に凄い!
ケースはカスタム出来ないけど種類豊富なBTOメーカー
続いて、ケースのカスタマイズはできないけど様々なケースを採用したモデルを取り扱っているBTOメーカー紹介したいと思います。
カスタマイズできない代わりにモデルのバリエーションが豊富なので、実質カスタマイズ出来ているようなものなんですけどね。
ストーム
ストームは「一つ一つのパーツのチョイスにこだわりのあるBTOメーカー」として有名です。
中でもゲーミングモデルであるPGシリーズは、全てのモデルでメモリがCrucial製、システムドライブが超高速なM.2 SSD、電源が80PLUS GOLD認証という品質が非常に良いパーツのみを採用しています。
そのため長く安心して使えるのがストームのゲーミングPCになります。
またそれだけじゃなく、これだけ各パーツにこだわっていながらコスパが非常に高いのもストームの大きな特徴。
同価格帯の他社製品と比較しても非常に安価で、高品質・高コスパ・そして今回紹介する魅力的なケースの三拍子揃っているのがストームです。
ストームで取り扱っているケースの例
ストームで取り扱っているケースの例を見てみましょう。
こちらはコンパクトな省スペース型。
省スペースというケース自体が特殊でもありますが、両サイドに大きなスリットのあるフロントパネルが印象的なこちらのケース。
メーカーはPhanteksです。
続いてはコスパが高く自作ユーザーにも人気のJUNBO製ケース採用モデル。
こちらはサイドパネルが強化ガラスでその他はフルアルミパネルというのがポイントとなっています。
無駄な装飾などがなく、非常にシンプルで高級感のあるケースですね!
ストームと言えばMSIとのコラボモデルを多数取り扱っているのも特徴。
こちらのモデルにはMSI製デバイスのイメージロゴである大きなドラゴンが描かれたケースが使われています。
サイドパネルは強化ガラス製なので内部のパーツを確認することができ、フロントパネルに合わせてライティングを仕込むのも良さそうです。
こちらは当サイトでもイチオシしているストームのPG-EK。
ホワイトなカラーがかなりかっこいいですね!白というだけでも差が出るので、自慢できること間違いなしです。
ちなみにPhanteks製となっています。
最後に紹介するのはAMDの人気CPUであるRyzen使用のケース。
ケース自体はPhanteks製のMetallicGearというものですが、サイドパネルに刻印されたAMD RYZENの文字が凄くかっこいい!
このゲーミングPCユーザーの心をくすぐるモデルはストームでしか入手できません!
サイコム
サイコムは静音に徹底的にこだわったモデルや自社独自のデュアル水冷クーラーを採用したモデルを取り扱っている玄人向けのPCメーカーです。
そのためゲーマーやこだわりのあるPCユーザーに人気で、製品自体も非常にクオリティの高いモデルが揃っています。
特に最新のCPUとグラフィックカードを両方水冷クーラーに変更しているデュアル水冷PCは、他社では真似できない静音性と冷却性を兼ね備えているサイコムの看板商品。
その分ちょっと価格は高めですが、購入後の満足度は非常に高いと言えるでしょう。
また今回取り上げるように性能と見た目を両立したFlactal Design製のケースを採用しているものが多く、外見を重視して選ぶPCユーザーにもおすすめです。
サイコムで取り扱っているケースの例
そんなサイコムで取り扱っているPCで採用されているケースには、以下のようなものがあります。
まずは人気のデュアル水冷モデル。
こちらは静音性の高さで人気のケースブランド、Fractal Design製の最新モデルであるDefine7を採用しています。
またサイドパネルがガラス製なので内部が見えるようになっているのですが、鮮やかなピンク色のLED装飾がされているのもポイントです。
こちらはコンパクトタイプの水冷PC。
このケースはストームでも採用されているPhanteks製ですね。
小さいだけじゃなく必要なインタフェースやエアフローもしっかり考えて作られているので、使い勝手の良いケースとなっています。
こちらはサイコムの静音性に特化したPCであるSilent Masterシリーズで採用されているケース。
ブランドはCooler Masterで、フロントパネルやサイドパネルの内側に防音シートがはられているのが大きな特徴。
そのため非常に音が静かで、普段PCの騒音が気になる人におすすめです。
続いてはうってかわってオーソドックスなデザインのケース。
見た目は普通ですが、そこはさすがのFlactal Design製。
シンプルな作りながらも随所に静音性や冷却性を高める工夫がされています。
最後に紹介するのはサイコムで最も高品質・高耐久なモデルがそろうPremium Lineシリーズから。
このモデルで採用されているケースは初めに紹介したモデルと同じFractal Design製のDefine7です。
違うのは色がホワイトということと、この写真では外されていますがサイドパネルがガラスではなく防音シートを貼り付けたパネルになっているということ。(オプションでガラスに変更可)
そのため実際の印象は同じDefine7でもかなり違います。
またガラスではなく防音シート付きのパネルになっているので、こちらのモデルのほうが静音性もより高いと言えるでしょう。
オリジナルケースが魅力のBTOメーカー
最後にオリジナルケースが魅力的なBTOメーカーを紹介します。
自社オリジナルのケースを採用しているメーカーは多いですが、私が個人的にかっこよい・おしゃれと思ったのは以下のふたつ。
G-Tune
G-Tuneはドスパラと並んで人気の大手BTOパソコンメーカー、マウスコンピューターのゲーミングPCブランドです。
実店舗の数ではドスパラやパソコン工房などには劣りますが、乃木坂46を採用したテレビCM・ネット広告が有名なので、知名度的にはおそらくトップクラスなBTOメーカーではないでしょうか?
G-Tuneのパソコンは安価なモデルからハイエンドなモデルまで幅広く揃っているだけじゃなく、スタイリッシュで高性能な自社オリジナルケースを採用しているのが特徴。
そのため単純な性能だけじゃなく、ケースでモデルを選びたいというユーザーのニーズにマッチしたブランドとなっています。
またeスポーツの日本連合(JeSU)の正会員になっているなど、PCゲーム業界に大きく関わっているメーカーでもあります。
公式https://www.mouse-jp.co.jp/store/brand/g-tune/
G-Tuneのオリジナルケースの例
ではG-Tuneのオリジナルケースを使っているモデルをいくつか紹介しましょう。
まず初めに紹介するのは主に10万円未満のエントリー向けモデルで使用されることの多いLITTLEGEARケース。
安価なモデルで採用されていても、見ての通りケースのクオリティは非常に高いです。
フロントパネルサイドの隙間に主要なインターフェースをまとめることで、非常にスッキリとした印象に。そこにLEDの赤いラインがかっこよく決まっていますね!
またこのケースは上部に取っ手がついていることも特徴で、本体の小ささも相まって持ち運びや移動が楽なケースに仕上がっています。
続いてはミドルレンジ向けモデルで使われているミニタワーケース。
こちらは角を削ぎ落としたような斜めの面が印象的なデザインとなっています。
斜めなのは単にデザインだけの問題ではなく、斜めの角度にインターフェースをまとめることで非常に使くなるんですよね。ここはゲーマーの意見を取り入れているそうです。
しかもこのモデルはフロントパネルにHDMI端子がついているのも特徴。これはVR機器を接続するためのもので、わざわざ背面に配線しなくても簡単にVRを楽しむことができます。
最後に紹介するのはハイエンドモデルで使われているMASTERPIECEシリーズ専用ケース。
どうですか、このクオリティ!(笑)かっこよすぎませんか??
無駄を省いたフラットなデザインで、フロントと向かって左のサイドパネルは強化ガラス製です。
この強化ガラスのおかげで非常に高級感のあるデザインになっていて、部屋の明かりや内部ファンのLED照明などが反射し凄く魅力的に映ります。
またスロットイン方式(ディスクトレイが出てこないタイプ)の光学ドライブがついているので、DVDなどを直接本体に差し込めるのもポイントとなっています。
公式https://www.mouse-jp.co.jp/store/brand/g-tune/
レノボ
レノボは今回紹介するメーカーの中では最も有名で、BTOメーカーというよりはデルやヒューレット・パッカードと並ぶ世界のPC企業です。
PC業界で過去に大手だったIBMも現在はレノボの傘下となり、人気のビジネスノートThink Padシリーズ今はこのレノボブランドとして販売されています。
そんなレノボ、実は自社オリジナルの魅力的なケースを採用したゲーミングPCも取り扱っているのをご存知でしょうか?
しかも一流ブランドでありながら全体的にコスパが高く、また大企業ならではの徹底した品質管理のおかげで非常にクオリティの高いPCとして販売されているのがポイント。
初めてゲーミングPCを購入する人はもちろん、PC上級者にもオススメできるブランドとなっています。
公式https://www.lenovo.com/jp/ja/jpad/legion
レノボのオリジナルケースの例
ではそんなレノボのオリジナルケースを採用したモデルをチェックしてみましょう。
まずは一番人気のモデルから。
こちらはレノボのゲーミングブランドであるLEGIONシリーズのタワー型モデル。
上部に取っ手、無数のパンチホールが空いたフロントパネル、そしてLenovoのロゴが印象的なサイドパネルなど、見ての通りひと目でレノボとわかるデザインが特徴です。
しかも内部には1680万色の変化に対応したLED照明が設置されていて、フロントの穴やサイドのクリアパネル部分から鮮やかな光を楽しむこともできます。
続いてはオールラウンドなデスクトップシリーズであるIdea Centreから。
こちらはうってかわってかなりシンプルなデザインとなっていますね。
ですがフロントパネルの青い部分はLEDバーで、またフロントパネル自体が細かな模様の組み合わせで出来ているので実はデザインにもしっかりこだわったモデルなんです。
それだけじゃなく4つのUSBポートがあったりと使い勝手も考慮されているので、まさに万人受けするケースと言えるでしょう。
最後はレノボのゲーミングPCを代表するモデルとも言える、キューブ型デザイン。
基本的には最初に紹介したタワー型のモデルをコンパクトにしたような形状ですが、面白いのはサイドパネルではなく天板がクリアになっているということ。
これにより上から見たときに光の変化が楽しめるという、一風変わったデザインになっています。
しかもコンパクトなだけじゃなく、CPUとGPUを別々に冷やす独自の冷却システムが搭載されているのも大きなポイントと言えるでしょう。
公式https://www.lenovo.com/jp/ja/jpad/legion
ケースにもこだわってパソコンを選ぼう
ということで今回は購入時にケースをカスタマイズして選べるショップや、かっこいいオリジナルケースを採用したモデルを販売しているBTOパソコンメーカーについて紹介してみましたがいかがだったでしょうか?
パソコンは決して安いものでなないので、せっかくならケースにもしっかりこだわって決めたいところ。
しかもケースは内部のパーツと違って後々スペック不足⇒アップグレードする必要もほぼなく、PCの中で最も長く使えるパーツとも言えます。
単純な性能だけじゃなく外見にもこだわってBTOパソコン・ゲーミングPCを購入したいと考えていた人は、是非今回の記事を参考に自分にあった一台を探してみてくださいね!

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