YoutubeやTwich、ニコニコ動画など、ユーザー投稿型の動画配信サービスで人気のコンテンツの一つでもあるゲーム実況・配信。
自分の好きなゲームを楽しみながらその動画で人気者になれたり、成功すれば大きな収入を得ることもできるので動画配信をしようと思っている人に人気のジャンルです。
ですがゲームの実況や配信を行う場合、一般的なパソコンでは負荷が高すぎてまともに配信できません。
ある程度高性能なパソコンが必要になるわけですが、家電量販店などで売られているようなモデルでは性能が低すぎて対応できないんですよね・・・。
そこでおすすめなのが、普通のパソコンよりも高性能かつ安価なモデルが多いBTOパソコン。
今回はそんなBTOパソコンについて、ゲーム実況や配信におすすめのモデルと選び方のポイントについて解説していきたいと思います!
ゲーム実況・配信向けおすすめBTOパソコンランキング【7/12更新】
ゲームの実況や配信におすすめのBTOパソコン・ゲーミングPCランキング最新版は以下の通りとなります。
HP-A-3080Ti(G-Tune)
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 5800X プロセッサー ( 8コア / 16スレッド / 3.8GHz / ブースト時最大4.7GHz / L3キャッシュ32MB ) |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー (360mm長大型ラジエーター 3連ファン) + 背面ケースFAN×1 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti / 12GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) |
マザーボード | AMD X570 チップセット ( ATX / SATA 6Gbps 対応ポート×6 / M.2スロット×1 ) |
メモリ | 32GB メモリ [ 16GB×2 ( PC4-25600 / DDR4-3200 ) / デュアルチャネル ] |
ストレージ | 1TB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 ) 4TB HDD |
光学ドライブ | スロットイン DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 1200W 電源 ( 80PLUS(R) GOLD ) |
ケース | 【G-Tune】フルタワーケース |
サイズ | 215×490×501 |
重量 | 約 19.7kg |
マウス・キーボード | 無し |
価格(税込) | 406,780円 |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
ゲームの実況配信におすすめのBTOパソコン第1位は、G-TuneのHP-A-3080Tiです!
HP-A-3080TiはG-Tuneのフラッグシップモデル。それぞれのパーツが非常に高性能で、ゲーム実況や配信にとても向いているゲーミングPCとなっています。
CPUは大人気のAMD製ハイエンドCPU Ryzen7 5800X、そしてGPUが最強クラスモデルであるRTX3080Tiを搭載しているので、どんなゲームでも最高画質で快適に動作することができます。
またメモリが32GBと大容量の為、ゲーム+配信ツールだけに限らずブラウザやBGMなど多数のソフトを複数のマルチモニターで利用しても全く問題有りません。
ストレージも超高速なM.2 SSDで大容量な1TB+HDD4TBとなっているので、OSやゲームの起動が高速+たくさんの動画を保存することができるでしょう。
他にもスロットイン式(PS4のディスクスロットのような感じです)の光学ドライブやガラスパネルを採用した非常にスタイリッシュでクオリティの高いケースなど、たくさんの魅力が詰まったモデルに仕上がっています。
難点は価格が税込みで40万円近くしてしまうことですが、内容的には非常に充実していて満足感が高いので、予算があれば是非おすすめしたい一台です。
おすすめポイント
- G-Tuneのフラッグシップモデル
- CPU・GPUともに最高性能で実況配信におすすめ
- 32GBの大容量メモリでサクサク
- 爆速&大容量のM.2 SSDで隙き無し
- デザインと機能性を完璧に融合した光学ドライブ+ケース
公式https://www.mouse-jp.co.jp/store/brand/g-tune/
LEVEL-G059-LC119K-WAX(パソコン工房)
OS | Windows 10 Home 64ビット(DSP) |
CPU | インテル Core i9-11900K プロセッサー (3.50-5.30GHz/8コア/16スレッド/16MBキャッシュ/TDP 125W) |
CPUクーラー | 12cmラジエーターファン水冷CPUクーラー |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti 12GB GDDR6X [HDMI×1・DisplayPort×3] |
マザーボード | インテル Z590 チップセット |
メモリ | DDR4-3200 16GB×2(デュアルチャンネル/計32GB) |
ストレージ | 1TB SSD / NVMe M.2 [PCIe 3.0×4] |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ [LG GH24NSxx] |
電源 | 850W [80PLUS GOLD認証] / ATX電源 |
ケース | フルタワーExtendedATXケース [InWin BX146] |
本体サイズ | 約幅230mm×奥行582mm×高さ525mm ※最大突起物除く |
重量 | 不明 |
マウス・キーボード | 日本語キーボード 光学式マウス |
価格(税込) | 373,978円 |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
第2位は、パソコン工房のLEVEL-G059-LC119K-WAXです!
LEVEL-G059-LC119K-WAXはパソコン工房の新型ハイエンドモデル。
CPUは第11世代Coreシリーズの中では最強クラスとなるCore i9-11900Kを搭載。多くの作業を同時・高速に処理できる性能を持つハイパフォーマンスCPUとなっています。
GPUも1位のモデル同様非常に高性能なRTX3080Tiを搭載しているので、現在販売されている全てのゲームを快適にプレイすることができるでしょう。
メモリも余裕の32GBでストレージも超高速なM.2 SSD。ただしデータ用の大容量HDDなどがない点は注意。なのでオプションで選ぶか別売りのHDDを購入しておきましょう。
その分光学ドライブ+マウスとキーボードまでセットになっているので、全体的にはコスパに優れた一台に仕上がっています。
コストを抑えつつハイエンドモデルが欲しい人におすすめしたいBTOパソコンです。
おすすめポイント
- パソコン工房の最新ハイエンドモデル
- 高性能なパーツと比較的購入しやすい価格が魅力
- 光学ドライブやマウス・キーボードも標準装備
FRGHZ490/SG3(フロンティア)
OS | Windows(R) 10 Home 64bit版 [正規版] |
CPU | インテル Core i7-10700KF プロセッサー (3.80GHz [最大5.10GHz] / 8コア / 16スレッド / 16MBキャッシュ / TDP 125W) |
CPUクーラー | ENERMAX サイドフローCPUクーラー ETS-N30R-HE |
GPU | NVIDIA(R) GeForce RTX(TM) 3070 8GB【HDMI2.1 x1 / DisplayPort1.4a x3】 |
マザーボード | 【ASUS製】インテル(R) Z490 チップセット搭載マザーボード |
メモリ | 16GB(8GB×2) PC4-25600(DDR4-3200) DDR4 SDRAM |
ストレージ | 【NVMe SSD】1TB Intel SSD 665P(読出2000MB/s,書込1925MB/s,QLC) 【ハードディスク】2TB S-ATA |
光学ドライブ | 無し |
電源 | 850W ATX電源 80PLUS GOLD (日本製コンデンサ仕様) |
ケース | Frontier GHシリーズオリジナルケース |
本体サイズ | 幅(W):約210mm x 高さ(H):約453mm x 奥行(D):約465mm |
マウス・キーボード | 無し |
価格 | 202,800円(税込223,080円) |
※基本構成です。カスタマイズによりスペック・価格は変わります。
第3位はフロンティアのFRGHZ490/SG3です!
このモデルは全体的に最高レベルのパーツ+高性能クーラーを搭載した高コスパモデルです。
CPUとGPUはCore i7-10700KFとRTX3070の組み合わせとなっています。どちらも非常に高い性能なので重たいゲームや動画の編集作業もサクサク。
そしてこのモデルの一番の特徴が、CPUクーラーが人気のENERMAX製CPUクーラーETS-N30R-HEということです。
CPU付属の純正クーラーと違い、より静音性や冷却性能が高いのがこちのモデル。その為、一般的なパソコンよりも効率的にCPUを冷却し、かつ静音性も高く快適なゲームプレイをすることができます。
特にハイグラフィックスなゲームや動画のエンコードなどではCPUの負荷が上がりやすく発熱しやすいので、標準で有名ブランド製クーラーがついているのは非常に大きなメリットとなるでしょう。
ただしメモリが16GBと他のモデルに比べて少なめなので、この部分のみカスタマイズで32GB以上にしておくことをおすすめします。
単純なスペックだけじゃなく、ゲーム実況・配信に合わせてより静かで快適な環境を作りたい人におすすめしたい一台です。
おすすめポイント
- フロンティアの人気ハイエンドモデル
- Core i7-10700KF+RTX3070のパワフルなスペック
- 人気ブランドクーラーで冷却性能&静音性が高い
公式https://www.frontier-direct.jp/
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ゲーム実況・配信向けBTOパソコンの選び方
次にゲームの実況・配信向けBTOパソコンを選ぶときに大切なポイントについて解説します。
実況や配信向けのBTOパソコンは、通常のゲーミングPCよりもより高い性能が求められます。
なぜならゲームを快適にプレイしつつ配信ソフトを起動するスペック+大量の動画データを扱うスペースが必要だからです。
そこで重要なのは以下の5つ。
- 高性能なCPUを搭載しているか
- 高性能なグラフィックボードを搭載しているか
- 大容量メモリを搭載しているか
- ストレージは高速で大容量か
- ケースは大きく拡張性が高いか
順に解説しますね。
高性能なCPUを搭載しているか
ゲーム配信で使用するソフトにはOBS StudioやXSplit Brodcasteなど様々なものがありますが、ゲームを録画してから配信するにしてもゲームを生実況しながら配信するにしても、CPU負荷がかなりかかる作業となります。
編集する際のエンコードなどでもかなりの負担がかかりますね。
それだけじゃなく前述したようにゲームをプレイすること自体がCPU負荷の上がる行動なので、これら2つを満たすために高い性能のCPUが必要というわけです。
そのためCPUはできるだけ多コア・他スレッドで、動作クロックも高いものが良いしょう。
インテルならCore i7やCore i9シリーズ、AMDならRyzen7やRyzen9シリーズがオススメです。
高性能なグラフィックスボードを搭載しているか
ゲームを配信しながらプレイすることになるので、グラフィックボードにそのゲームを快適に動作させられるだけのスペックが必要なのはもちろん、それ以上の性能が求められます。
知らない人のために念の為説明しておくと、配信は基本的に2画面以上を使って行うことが一般的です。
これはメインの画面でゲームをプレイ(基本フルスクリーン)し、サブ画面で配信ソフトを起動して自分のカメラ写りを確認したり、視聴者からのコメントなど配信の管理全般を行う必要があるからです。
そしてゲーム+配信ソフトの起動だけでもそれなりにグラフィックボードの負荷がかかりますが、モニターを増やすということがGPUに更に大きな負担がかかります。
そのため、CPUも大事ですがグラフィックボードもより高性能なものにする必要が出てきます。
具体的にはNVIDIAならRTX3000シリーズ、AMDならRADEON RX6000シリーズがおすすめです。
大容量メモリを搭載しているか
メモリの容量もゲームを実況・配信する上で重要です。
メモリの容量は、わかりやすく言うと”作業できるスペースの広さ”のこと。
ゲームという重い処理をするだけでも広いスペースが必要ですが、そこに配信ソフトを処理するためのスペースも必要になります。
そのため、容量としては16GB以上、できれば32GB以上を搭載しておいたほうが良いでしょう。
メモリを増やすことはそれだけ多くのソフトを同時に起動してもスムーズに切り替えられることにもなるので、普段のPC作業自体が快適になります。
ストレージは高速で大容量か
ストレージの性能もゲーム実況や配信において大切なポイントです。
ストレージはゲームや各種ソフトを保存し読み込む為のパーツ。このストレージを選ぶ際に大事なのは速度と容量です。
まず速度が早いとゲームやソフトの読み込み時間が短縮され、起動が早くなります。ゲームの場合だと途中途中で発生するロード時間も短縮できます。
この起動&ロード時間の短縮はプレイしている貴方だけじゃなく見ている視聴者のストレス軽減にもつながるので、かなり重要な要素になっています。
速度はHDD<SSD(SATA)<M.2 SSD(NVMe)<M.2 SSD(NVMe Gen4)の順でどんどん高速になり、最も遅いHDDと最も早いGen4対応のM.2 SSDを比較した場合、その差はなんと約33倍に。
それだけの差があれば快適さに差がつくのは当然ですよね。
そしてもう一つの容量は、単純にたくさんのゲームをインストールしたりキャプチャした録画データを保存できることに繋がります。
特にゲームの実況配信では他の配信に比べてストレージ容量を使う作業が多いので、容量はできるだけ大きいストレージがあったほうが良いでしょう。
最低でもシステム用にSSD or M.2 SSDが500GB以上、データ保存用にSSD or HDDが1TB以上はあるのがおすすめです。
ただ、このあと解説しますがストレージに関しては他のパーツと違いあとからでも増設や拡張が簡単なので、どちらかというと後回しでも大丈夫です。
ケースは大きく拡張性が高いか
最後はケースです。
ケースは一見ゲーム実況・配信には関係のない要素のように見えますよね。ですがこれは大きな間違いです!
ケースが大きいと、それだけ内部のスペースを広く取ることができます。
するとどうなるのかというと、まず冷却性能が大幅に向上します。単純に空気の通り道が大きくなるのでエアフロー(空気の流れ)が改善され、効率よく吸気&排気をすることができるようになります。
また大型のケースだと大きなファンをたくさんつけることもできるので、そういった意味でも冷却性能があがることになりますね。
そして冷却性能があがれば一つ一つのファンにかかる負担が減るので、結果ファンの回転を低くして静音性を高くすることも可能になります。
更に大型のケースの場合はその多くが拡張性能が高く作られています。
拡張性能が高いということは単純にストレージがたくさん増設できるということです。
ゲーム実況や配信ではたくさんのゲームをプレイしたり、プレイした映像を録画・編集することが多くなります。
そのため、ストレージ容量が不足しがちになるのでデフォルトで大容量のモデルを選ぶことも大事ですが、あとから増設できるかどうかも重要です。
また大型のケースの場合はストレージだけじゃなくグラフィックボードなども大型のものが搭載できるようになっているので、今後さらに性能をアップグレードして最新のゲームに対応することもできます。
このことから、ゲームの実況配信・・・というかPCでゲームをする場合には、ミドルタワー以上のケースをオススメします。
以下の記事でもまとめていますが、そういった意味でも個人的には排熱が苦手で拡張性の低いゲーミングノートよりもデスクトップ型のゲーミングPCをおすすめしています。
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以上がゲームの実況配信向けBTOパソコンを選ぶときに大切な選び方のポイントとなります。
そしてこれらの条件を満たして安定した放送をするためには、中途半端な性能のモデルではなくしっかりとしたハイエンドなマシンを選ぶことが重要です。
快適な配信を行うことは視聴率の向上にもつながる!
ということで今回はゲームの実況・配信におすすめのBTOパソコンランキングと、その選び方についてのポイントを解説してみました。
高性能で余裕のあるスペックのPCであれば快適に配信できるようになりますが、この”快適な配信”というのは自分だけじゃなく視聴者のストレス軽減にも繋がります。
もし貴方がゲーム実況などを見ているとき、映像がカクカク遅れていたりグラフィックの画質が悪かったりしたらどうでしょうか?
その配信者のよっぽどのファンであれば別ですが、多くの人は観ることをやめて動画を閉じ、他の実況を見に行ってしまうでしょう。
これではせっかく観てもらうための配信をしているのに、視聴者がいなくなってしまいますよね。
つまり配信者にとって快適なゲーム実況・配信をするということは視聴者にとっても快適なことであり、視聴率やユーザー数の向上につながるということです!
なのでゲーム実況配信用のパソコンを探している場合は、できるだけハイエンドなマシンを選ぶようにしましょう。
ちなみに紹介したようなモデルはどれもハイエンドマシンなのでそれなりの費用がかかってしまいます。
もし予算が厳しいということであれば多少性能を落としてミドル~ミドルハイなどのマシンを選ぶこともできますが、正直あまりおすすめはしません。
というのも、今後新しいゲームが登場したとき、もしそのタイトルがかなりのPCスペックを必要とするゲームだった場合、配信しながらだとまともに動作しなくなってしまうからです。
これだと先程お伝えしたように配信側だけじゃなく視聴者が快適に観ることもできなくなってしまうので、結果としてチャンネル登録数が減ってしまいユーザーの減少につながってしまいます。
「大は小を兼ねる」ということわざがありますが、どんなゲームが登場しても対応できるようにできるだけハイエンドで高性能なBTOパソコン・ゲーミングPCを選んでおくことが大切です。
もし費用が気になる場合はセールなどをうまく活用したり、金利手数料が無料のキャンペーンを利用して分割払いで購入する方法もオススメです!
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